銀幕大帝α

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愛してる!

2023年05月01日 16時47分06秒 | 邦画コメディ

2022年

日本

94分

エロティック/青春/コメディ

R18+

劇場公開(2022/09/30)

監督:
白石晃士

『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』

脚本:
白石晃士

編集:
白石晃士

企画監修:
高嶋政宏

出演:
川瀬知佐子
鳥之海凪紗
乙葉あい
ryuchell
高嶋政宏

<ストーリー>

曲がったことが大嫌いでファンに媚びない地下アイドル・ミサは、会場で観客と喧嘩をして出禁となってしまう。意気消沈するミサは、SMラウンジのオーナー・椿にスカウトされ…。

一緒に遠くまで行くよ!

―感想―

『ROMAN PORNO NOW』として同じ日に3本の関連作品がレンタル開始されたが、他の2本には興味沸かなかったけれど、この作品は白石晃士が監督したという事で楽しみにしていた。

白石監督ならどういうエロス映画を撮るのだろうか、多分ぶっ飛んだ作品に仕上げているんだろうなと期待を込めて観たら、思った通りにぶっ飛んでいた(笑)。

主要となる女優さんは知らない人ばかりだったが、スカウトするオカマの人、何か知ってるぞ!と、スタッフロール観て「あっ性転換したりゅうちぇる(ryuchell)かw」。

彼(彼女?)が演技する所なんて今まで見た事ないけど、滅茶苦茶上手かったわ。

喋り方、佇まいなどもSMラウンジのオーナー役にピッタリ合っていて、こんな人居そうだよね、と違和感全く抱かせない。

そのラウンジに出入りしている大物俳優が、高嶋政宏。

高嶋政宏本人として登場してくるのだが、終盤にとんでもない事やっているのでマジ必見。

実際にやりそう(失礼なw)ってのもあってか、腹抱えて笑ってしまった。

流石企画監修もしているだけのことはある、正真正銘の変態紳士。

腹抱えて笑ったと言えばもう一つ、なんと白石監督組の一員である大迫茂生さん!

出演している事を知らずに観ていたので、唐突に現れて半裸(時には全裸)になりながら、ムチ打たれて「あああっ♡」と悶え喘ぐ姿にはもう笑い涙が止まらない(笑)。

ほんとこの人、どんな役でも完璧に自分のものにしちゃうよな、俳優としての魂の揺さぶりをひしひしと感じますわ。

さて、本作だが、やはりというか当然の様に、ドキュメンタリータッチで描かれている。

白石監督に一切のブレはなし。

どんな映画でも得意のジャンルで挑み、きちんと面白いものにしちゃうのだから頭が下がる。

だから尚更「貞子」も、ドキュメンタリー手法でチャレンジして欲しかったんだよなあ、リングシリーズに一石を投じて欲しかったなあ、てのは個人的な主観。

剃毛、飲尿、SMと、マニアックな世界を白石監督の手によって決して汚らしさはなく、逆に底辺から人気者へと昇りあがる様を、嫉妬・羨望を大きく織り交ぜながら、爽やかに面白可笑しく描いている点が好印象。

キャスティングに関しても申し分なし(カノン役の女優さん、ちょっと平手友梨奈似でドキドキしちゃった。最後の最後で脱ぐのは我々鑑賞者に対しての焦らしプレイかw)。

これを鑑賞して、その独特な向こうの世界に行きたくなるかどうかは人それぞれ。

俺?ちょっと興味はあるけど、ムチ打たれるのは気が引けるなあ(いや意外と痛快感かもしれないぞ、解き放て、己の変態紳士を!)。

評価:★★★☆

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