バイデン大統領がハバナ症候群被害者の支援法に署名するとともに、原因調査を加速させると発表した。
ハバナ症候群は2016年に在キューバのアメリカ・カナダ大使館の職員間で発生して以降、在中国・東欧・中近東・南米のアメリカ外交官が相次いで報告しており、頭痛・めまい・耳鳴り等の症状を訴えるが原因は不明とされている。
時のトランプ大統領は、証拠は開示しないもののキューバによる超音波兵器の意図的攻撃と断定していたが、症状が世界中に広まったことや、在オーストリア大使館や首都ワシントンD.C.でも症状が報告されたことなどから、国家的な関与には否定的な意見が多い。
また、本年公開された国務省の報告書では、アメリカ政府が有力視してきた「マイクロ波」や「超音波」による攻撃の可能性は極めて低く、コオロギによる可能性や心因性による集団心理の影響も指摘しているが、既に在外公館職員・CIA職員、外国訪問の上院議員など130人以上が症状を訴えているとされている。
都市伝説や陰謀愛好家の自分としては、やはり何らかのテロ行為や国家的な攻撃関与もあるのではないだろうかと思っている。
コオロギは「秋の虫」のイメージが強いので1年中鳴くことは無いだろうし、また熱帯から亜寒帯まで幅広く生息しているものだろうかとの疑念もある。さらに、コオロギの鳴声によって頭痛やめまいが誘発されるならば、一昔前の日本人の大半が症状を経験していなければならない。更には、症状を訴える人の多くが自分と違って知識も豊富で容易に付和雷同する階層でなく、且つ情報や政治に関係している人に集中していることもテロの疑念を増幅する。
超音波兵器であっても、100m程度先の一点に向けて使用する装置であれば、自動車のバッテリー電源で動かせる程度に小型化できるだろうし、指向性アンテナについても数10センチで十分であろうと思えば、バンの後席に収まるものと思う。また、指向性超音波であれば検知も困難と思われる。
アメリカが全力を挙げるとしたからには、ハバナ症候群の原因や詳細が明らかになるものかと思えるが、果してコオロギであろうか、テロであろうか、はたまた強権国家が関与しているのだろうか。
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