中露がハッキングにAIを活用する技術を開発・使用しているそうである。
そもそも、AI(人工知能)とは何なのか良く解らない。SFの世界では人口知能搭載のロボットが感情まで身に着けて人間と対立する場面が多く描かれてきたため、そんなものかと思っていた。近年のAI機能の進歩は格別であるらしく、AI機能が事務職の人間を駆逐するかもしれないとまで言われている。コンピュータは単純作業や繰り返し作業には強いものの、判断力については人間に及ばないといわれてきた。しかしながら、判断力について我が身を振り返れば同じ過ち、同じ選択ミスを何度も繰り返してきたが、学習能力を備えたAIでは同じ間違いを繰り返すことはないのだろう。身近に見聞きするところでは、AI機能を組み込んだ囲碁・将棋ソフトに第一線のプロ棋士が苦戦若しくは敗戦することが多くなったし、お話ロボットやペットロボットがご主人様の思考と嗜好を学習して、ご主人様の意に添うような性格?に変わるらしい。このように、正しい判断をしたり、失敗を正したり、周りの空気を読んだり、となれば待遇、勤務環境、対人関係などに問題を抱えがちな"人間"を雇う必要がなくなるかもしれない。中露が開発したAIハッカーは、膨大な数のPCやスマホにウイルスメールを一斉送信したり、相手組織のシステムの欠陥を調査したり、金銭を奪える標的を探す等の機能を持つとも報じられている。この機能を働かせれば、好みの時間帯に、必要な時間ハッカーを働かせることができるとともに、人間のハッカーが犯しやすいハッキングの特徴を隠して追跡を困難にさせるとも指摘されている。
自分の理解できないAI全盛の世界は、既に始まっているのだろう。AIのキモは理解できないものの、AIを搭載した家電くらいは使いこなせるようにしたいものである。
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