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二次創作
宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー
第十九話
リスクを承知で二度目のピンガーを放ったUX01。
その反響音が探索士の耳に届く前にレーダーに無数の飛行体を捉えた。
「未確認の機影多数を捉えた!」
「…ん!?」
「……その後方に戦艦を捉えた!」
「識別に入る!」
イメージ曲「宇宙戦艦ヤマトより、元祖宇宙戦艦ヤマト」
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「…こっ!これは…。」
「キャプテン!敵、惑星要塞艦の後方にヤマトです!」
「機影はヤマト航空隊です!」
「うむ。」
「なるほどな。」
「通信士。宙雷艇の指揮A.Iを停止。」
「此方でコントロールを。」
「アイサー!」
「レーダー士!此方が放った魚雷はどうなった?」
「ハッ!横扇状に発射した魚雷も縦扇状に発射した魚雷も、全弾命中!」
「しかし、損害を与えたのは、縦に発射した一番魚雷のみ!」
「残りは直撃したものの、致命打を与える事は出来ませんでした!」
「おそらくバリア的な加工が施されていると、思われます!」
「…一本だけか。」
「…ん!?そうか。解ったぞ!」と、呟くように心の中で云った。
「通信士!総統との亜空間回線を繋げ!」
◆
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時を同じくして、惑星要塞艦ゴルバの後方から接近するヤマト。
そのヤマトの副長で技術長を兼任する真田は、腑に落ちない様子を浮かべていた。
「しかし、妙だな?」
「あれだけの巨大な相手、それも全くレーダーが使い物にならない訳ではないのに、ピンガーを打つとは?」
「先生!もしかしたら、反対側は極めて探索や傍受が困難なのかも知れません。」
「今のところ、ガス雲の細かい解析までは出来ていませんが、重力波が入り淫られています!」
「イスカンダルがワープして来た影響が、既に現れるはじめていても不思議ではありません!」
「……。」
「新見君。この空間の解析を急いでくれ。」
「はい。」
「アナライザー。電算室へいっしょに来てちょうだい。」
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「ハイ。ヨロコンデ。」
「ヒサビサノ ニイミ女史ト、カイセキ。」
「(*゚∀゚)=3コウフン シマス。」
「…コホン。」
「アナライザー。」
咳払いし、メガネのズレを直す新見の鋭い眼差しが、アナライザーに重く突き刺さる。
◆
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「いい気に成るなよ!青蟲(ガミラス)ども!」
「次元宙雷艇をすべて、発艦!青蟲を殲滅せよ!」
異次元シールドを展開、重力波が散乱する中、更に異次元シールド=超ステルス膜で機体を空間に同化、デスラーズ艦隊の背後に迫った。
◆
第二十話へ
つづく。
この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー》の二次創作です。
使用している画像はイメージです。また一部、Ps版「宇宙戦艦ヤマト・ イスカンダルへの追憶」等の設定資料から引用。拾い画を使用しています。
つづく。
この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー》の二次創作です。
使用している画像はイメージです。また一部、Ps版「宇宙戦艦ヤマト・ イスカンダルへの追憶」等の設定資料から引用。拾い画を使用しています。