鹿島《少将》の航海日誌

改めてブログ作り直しました。
ヤマト関係を中心に、興味あるもの等をお届け。

戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー第十九話

2019-12-11 20:16:00 | 宇宙戦艦ヤマト:二次創作



二次創作
宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー

第十九話


リスクを承知で二度目のピンガーを放ったUX01。
その反響音が探索士の耳に届く前にレーダーに無数の飛行体を捉えた。

「未確認の機影多数を捉えた!」
「…ん!?」
「……その後方に戦艦を捉えた!」
「識別に入る!」

イメージ曲「宇宙戦艦ヤマトより、元祖宇宙戦艦ヤマト」



「…こっ!これは…。」
「キャプテン!敵、惑星要塞艦の後方にヤマトです!」
「機影はヤマト航空隊です!」

「うむ。」
「なるほどな。」

「通信士。宙雷艇の指揮A.Iを停止。」
「此方でコントロールを。」

「アイサー!」

「レーダー士!此方が放った魚雷はどうなった?」

「ハッ!横扇状に発射した魚雷も縦扇状に発射した魚雷も、全弾命中!」
「しかし、損害を与えたのは、縦に発射した一番魚雷のみ!」
「残りは直撃したものの、致命打を与える事は出来ませんでした!」
「おそらくバリア的な加工が施されていると、思われます!」

「…一本だけか。」
「…ん!?そうか。解ったぞ!」と、呟くように心の中で云った。

「通信士!総統との亜空間回線を繋げ!」




時を同じくして、惑星要塞艦ゴルバの後方から接近するヤマト。
そのヤマトの副長で技術長を兼任する真田は、腑に落ちない様子を浮かべていた。

「しかし、妙だな?」
「あれだけの巨大な相手、それも全くレーダーが使い物にならない訳ではないのに、ピンガーを打つとは?」

「先生!もしかしたら、反対側は極めて探索や傍受が困難なのかも知れません。」
「今のところ、ガス雲の細かい解析までは出来ていませんが、重力波が入り淫られています!」
「イスカンダルがワープして来た影響が、既に現れるはじめていても不思議ではありません!」

「……。」
「新見君。この空間の解析を急いでくれ。」

「はい。」
「アナライザー。電算室へいっしょに来てちょうだい。」



「ハイ。ヨロコンデ。」
「ヒサビサノ ニイミ女史ト、カイセキ。」
「(*゚∀゚)=3コウフン シマス。」

「…コホン。」
「アナライザー。」
咳払いし、メガネのズレを直す新見の鋭い眼差しが、アナライザーに重く突き刺さる。






「いい気に成るなよ!青蟲(ガミラス)ども!」
「次元宙雷艇をすべて、発艦!青蟲を殲滅せよ!」

異次元シールドを展開、重力波が散乱する中、更に異次元シールド=超ステルス膜で機体を空間に同化、デスラーズ艦隊の背後に迫った。




第二十話へ
つづく。


この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー》の二次創作です。
使用している画像はイメージです。また一部、Ps版「宇宙戦艦ヤマト・ イスカンダルへの追憶」等の設定資料から引用。拾い画を使用しています。