シンドラーのリスト、杉原千畝のリスト。
ユダヤ人を助けたリストです。
杉原千畝はリストニア領事の時、二千人以上のユダヤ人にビザを書いて救い、現在その子孫は四万を超えているそうです。
その杉原千畝が映画になりました。戸惑うほど退屈な映画でした。やまばもなく葛藤もなく、ただ淡々と、というよりはダラダラと進んで行きます。
杉原千畝を主人公にしてここうまでつまらない映画が作れる事は、ある意味驚異です,少し寂しいですね。ここまで日本映画は駄目になったのか! 脚本と演出が特に良く有りませんでした。大体この監督、当時の日本がちゃなと分かっていたのか疑問です。
杉原千畝には妻と子がいました。夫人との出会いがたんたんとあっさりと描かれています。千畝がなぜビザを書いたのかは夫人の存在が大きな鍵を握っていた筈なので、大きな演出上のミスです。
ある舞踏会で、千畝と夫人が踊る映像に、戦争の経過が挿入されて、時間を節約していますが、間違いでしょう、誰でも知っているのだからと省略するのは違いますよね、ドラマチックに仕上げる演出の見せ所なのです。
何故ビザを書いたのか? ビザで救われたユダヤ人達がどのようにして、ヨーロッパからシベリア鉄道で満州・朝鮮に行き、日本に入国にしてそれぞれの目的地に行ったのか、殆ど描かれていません。
史実を元にしたフィクションという立ち位置の認識が実に甘いのです。
2016年12月19日 Gorou
ユダヤ人を助けたリストです。
杉原千畝はリストニア領事の時、二千人以上のユダヤ人にビザを書いて救い、現在その子孫は四万を超えているそうです。
その杉原千畝が映画になりました。戸惑うほど退屈な映画でした。やまばもなく葛藤もなく、ただ淡々と、というよりはダラダラと進んで行きます。
杉原千畝を主人公にしてここうまでつまらない映画が作れる事は、ある意味驚異です,少し寂しいですね。ここまで日本映画は駄目になったのか! 脚本と演出が特に良く有りませんでした。大体この監督、当時の日本がちゃなと分かっていたのか疑問です。
杉原千畝には妻と子がいました。夫人との出会いがたんたんとあっさりと描かれています。千畝がなぜビザを書いたのかは夫人の存在が大きな鍵を握っていた筈なので、大きな演出上のミスです。
ある舞踏会で、千畝と夫人が踊る映像に、戦争の経過が挿入されて、時間を節約していますが、間違いでしょう、誰でも知っているのだからと省略するのは違いますよね、ドラマチックに仕上げる演出の見せ所なのです。
何故ビザを書いたのか? ビザで救われたユダヤ人達がどのようにして、ヨーロッパからシベリア鉄道で満州・朝鮮に行き、日本に入国にしてそれぞれの目的地に行ったのか、殆ど描かれていません。
史実を元にしたフィクションという立ち位置の認識が実に甘いのです。
2016年12月19日 Gorou