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第67回皐月賞

2007年04月14日 22時30分19秒 | 競馬予想関連
2007年4月15日
第67回皐月賞

三冠第1弾にして最も難しいと思えるレース。なぜなら、「各馬にできることがどこまでかがまだ良く分からないから」。

だったら、この「競馬にどこまで対応できるかという?」という不安点、対応できるか未知、と思えるところは放棄してしまっていいんじゃないの?というのが今回の自分のスタンス。だから基本としたいのは単純な実力比較論。スピード指数、IDM的な考え方をもっとも重視したい。そして、各馬がこれまで示したベストの方向性とは何か?それを生かせるかどうか?という視点で考える。

コツはダービーと違う点は、圧倒的なスケールは武器になるが、適度なスケールなら対して武器にならないということ。むしろダイワメジャーのようにスピード方向に適性がある、アドバンテージがある馬を狙うべき。

◎18ココナッツパンチ。単純に弥生賞で外外を回って最後まで詰め寄る強い競馬でアドマイヤオーラよりも評価すべき点が多い。未知は放棄であるから、キャリア2戦と大外の面はどうなるかわからない。だから絶対とは言えない。しかし見た馬の中では、絶対的に弱いという部類に入らない馬であり、なおかつ脚を長く使える。走法的にいっても、追走時に狭く小さく効率的に走り、追ってからきちんと大きくキレを使える非常にクレバーな走り。キャリア2戦でどこまでやれるか非常に見ものだ。

○2ローレルゲレイロ。この馬のセールスポイントは安定したスピード性能。重賞戦線でずっと3連対を守り続けていることから考えるとスピード持続性能で適性不利をカバーし続けていると言える。馬体も見るからに短距離といったタイプではなく、肉付きだけに勝っておらず足腰のしっかり度があり、距離に対応できる可能性は十分。スピードが生かせる皐月賞なら少し頭も考えても良い。

▲15アドマイヤオーラ。もっともクレバーで単純キレ才能なら間違いなくトップ。そして全馬総見に書いたとおり、それで皐月賞を勝ちきった馬もいる。しかし、それはあくまでアグネスタキオンのように実力的にも相当のアドバンテージがあった馬ではなかったか?今回、アドマイヤオーラが絶対的に能力で上と言えるのか?馬体面から見ると、「そうでもない」と言い切れる。薄身の肉付でいかにもサンデー系統を思わせるが、もう1枚が足らないと感じてしまう。対応力はかなりある馬でこれ以上印は落とせないが、裏を取りに言っても方向としては悪くないのではないか、と思う。

以後、皐月賞にありがちなHペース持続力勝負にきちんと対応できること、これがアドバンテージであると思える馬をヒモ馬として拾う。

△8ナムラマース…競馬の立ち回りの巧さと長く脚を使えることのアドバンテージ。
△10メイショウレガーロ…スピード適性。持続対応可能な大きなストライド。
△12アサクサキングス…ややスケールに寄っている面があるが線効力と馬体のしっかり感。

最後に1フサイチホウオー。単純に弱いと思います。まずアドマイヤオーラ、またオーラ歴戦組と対決がなく、比較的安易なメンバーのみの対戦で実力アドバンテージ勝ち切りを続けている。また、馬体にも適度なスケール感しか感じることができない。内枠云々より、まず実力的に弱いと言い切ります。はい。

◎18ココナッツパンチ
○2ローレルゲレイロ
▲15アドヤマイヤオーラ
△8ナムラマース
△10メイショウレガーロ
△12アサクサキングス

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