様々な分野でグローバルに活躍する「普通の人々」が体験を語り、次世代の普通の人々のお役に立てればと思っているサイトです。

日本在住歴約40年のRon McFarlandと外資系勤務が長い齋藤信幸が、それぞれの海外体験を語ります。

グローバル人材育成、国と教育機関の取り組み(2)~文部科学省の取り組み

2013-05-17 01:32:04 | グローバル人材育成
① 留学生30万人計画
 
 政府は、内なる国際化を進めるために、「留学生30万人計画」に基づき、外国人留学生の確保に取り組んできた。つまり留学生とともに大学で学ぶことにより、日本の学生が異文化コミュニケーションスキル等を修得するとともに、留学生には日本文化に直接触れてもらい日本理解を深めてもらおうとするものである。(2012年5月1日現在の留学生数は、137,756人)

② 産学官によるグローバル人材戦略
 
 文部科学省は先の「グローバル人材育成推進会議」の報告書にて、グローバル人材確保が急務であるとして「産学官によるグローバル人材の育成のための戦略」を提言している。

 その基本的な考え方として、「グローバル人材を育成するためには、大学自体が世界に開かれた大学となり、その上で日本人学生の海外留学や外国人留学生の受入れのための体制を整備」する必要があるとしている。また、産学官が連携し、「社会全体で高等教育の国際化とグローバル人材の育成に取り組み、教育環境や就職環境などの社会環境そのものをグローバル化することが重要である」と説いている。

 その推進方法として、「先導的な機能別拠点づくりを行い、当該拠点のネットワークを構築しつつ、その成果を全体にフィードバックし、各大学において機能別に発展させるような仕組みを構築すること」を目指して以下の戦略ビジョンをまとめ、詳述は省くが、具体的な施策として大学、企業、国の役割を求めている。

・大学の教育力を磨きつつ世界展開力を強化
・世界的な学習フィールドでの日本人学生の育成
・日本の高等教育の世界への発信
・グローバル人材育成に合った社会環境の変革

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