By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2022-02-14 更新:2022-02-15
キャスターの辛坊治郎氏
<辛坊 治郎(しんぼう じろう、1956年4月11日 - 65歳。)は元読売テレビアナウンサー、元ニュースキャスター、シンクタンク経営者、YouTuber。報道局局長待遇解説委員長。妻は元読売テレビ報道局報道部記者で現・ラジオパーソナリティの西岡香[1]、実兄は株式会社大阪綜合研究所代表で元住友ファイナンスエイシア代表取締役社長の辛坊正記。
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埼玉県立川越高等学校で航空部と英語部に所属して1浪の後、1976年4月に早稲田大学法学部へ進学。大学3年時に司法試験に不合格となり、夏休みを挟んだ3か月間で西ヨーロッパ・モロッコ・トルコなどを、4年時にはタイをバックパッカーで旅した。また、高校3年時の同級生、同じ大学の出身にライターの本橋信宏がいる[6]。
埼玉県立川越高等学校で航空部と英語部に所属して1浪の後、1976年4月に早稲田大学法学部へ進学。大学3年時に司法試験に不合格となり、夏休みを挟んだ3か月間で西ヨーロッパ・モロッコ・トルコなどを、4年時にはタイをバックパッカーで旅した。また、高校3年時の同級生、同じ大学の出身にライターの本橋信宏がいる[6]。
就職活動では埼玉県庁の上級職試験に合格し、住友商事から内定を得る。ほかに大学就職部の掲示板でフジテレビのリポーター・司会者(アナウンサー)募集に『交通費一律1,000円支給』との注釈があるのを見掛けて同社を受験し、受験者1,300人から3名に絞られた7次選考の最終面接で、”担当希望の番組に「『リビング11』(お昼の通販番組)を担当したい」”と答えて不採用となった。なお、同じ年の同社の選考では、同じく早大出身で、のちに社長に就任する亀山千広が内定し、入社している。
同年12月、大阪の読売テレビから突然電話があり[注 2]「フジテレビの最終で落ちたそうだが良かったら弊社を受けてみないか」と誘われて受験し、受験者8名から合格者2名として内定が得られ、埼玉県庁、住友商事、読売テレビの3つ選択肢を得たが、読売テレビの内定を承諾した。自身の講演会によると「朝のラッシュアワーが辛いため、始業時刻が朝10時と一番遅かった」ため[7]。
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が2月14日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。北京オリンピックスノーボード男子ハーフパイプで平野歩夢が3本目を飛ぶ際に、中継をしていたNHK総合がサブチャンネルに切り替わった騒動について、その背景について解説した。
2月11日(金)、北京オリンピックの男子ハーフパイプで平野歩夢選手が悲願の金メダルを獲得したが、その裏でちょっとした騒動があった。
この試合はNHK総合でテレビ中継されていたが、平野選手が暫定2位でラストの3回目を迎えた際、中継がサブチャンネルに切り替わり、操作方法が分からず金メダルの瞬間を見逃す人が続出した。
辛坊)私はこれが大ニュースになっていないことが不思議でしようがない! 私の感覚からすると、これは大事故ですよ。
大事故です。
職を失う人が出るのは私は好まないのでクビにしろとまでは言いませんけれども、これで担当職員を処分しないNHKは異常だと思いますよ。そのぐらいのレベルのひどさ。本当にひどい。
増山さやか
<増山 さやか(ますやま さやか、1966年5月27日[1] - 55歳。)は、ニッポン放送のアナウンサー、CP局アナウンス室長。現姓:松岡。夫は構成作家の松岡昇[4]。
埼玉県所沢市出身[1]。1989年3月武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業。卒業後はデザイン系の仕事に就くつもりがなく、ものを読むことが好みだったため、アナウンサーになる事を目的に就職活動を行い[5]、同年4月ニッポン放送に入社[5]。同期は、元ディレクター、プロデューサーで現:ビジネス開発センター長の節丸雅矛、元ディレクター、エンターテインメント開発部副部長、不動産投資家の菅沼尚宏(アユカワタカヲ)、元ディレクター、現・ホリプロ代表取締役会長兼社長の堀義貴。
主にバラエティ番組のアシスタントを担当。1999年3月27日に高田文夫に師事していた、構成作家の松岡昇と結婚[6][4]。2000年1月付の人事にて、編成局制作部アナウンス室チーフ(主任)に昇進。その後、後輩の増田みのりの新人アナウンサー研修を担当。2001年3月から産休に入り、同年9月長女を出産。翌年2002年4月に現場復帰。その後、2012年に制作部アナウンス室担当副部長、2017年付人事にて、アナウンス部長に昇進。
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)はい。
辛坊)で、背景に何があるかというと、背景はすごく複雑で、実はNHKが郵政省とタッグを組んで日本のデジタルテレビというものの方式を決めたんですよ。で、「ガラパゴス」と携帯電話の方式などでよく言うではないですか。
NHKが決めた日本のデジタルテレビの方式というのは、あれと同じなんです。NHKは世界に先駆けて「1080i」という高画質のハイビジョンのテレビを開発して、これをデジタル方式(※編集部注:「地上デジタルテレビ放送日本方式 ISDB-T」)にして全世界でこの方式を使ってもらいたいということで売り込んだのだけど、採用したのが、アジアの近県でたぶんフィリピンぐらいだと思います。
あと南米がわりと日本の外務省とたぶん政治的に関係があったので、南米はわりと普及しているのですが、北米はアメリカ方式。北米全域アメリカ方式で、ヨーロッパからアジアの広大な地域はヨーロッパ方式。
結局NHKが開発したあのデジタルテレビはごく一部の国でしか普及しなかったんですよ。
だけど、この日本が開発したごく一部のテレビ方式のいいところは「マルチチャンネル」というシステム。ここはちょっとややこしい話なのですが、各テレビ局には「電波の幅」というのが1チャンネルずつ与えられているのですね。
増山)ええ。
辛坊)「電波の幅」というのがあって、いわば土管の太さみたいなものなのですね。これが、幅が広ければいっぱい情報量を送れるし幅が小さければ少ない情報量しか送れないのですが、日本は基本的にだいたいざっと「6MHz」という言い方をするのですが、「6MHz」というサイズの土管だと思ってください。
増山)はい。
辛坊)そして、基本的にアメリカ方式やヨーロッパ方式ではこの土管のなかで1つのチャンネルしか流せないのだけれど、日本方式はこの土管のなかを細いパイプにブンブン分けることができて、そこで別々のチャンネルを流すことができる。
ハイビジョン(の画質)なら1チャンネルなのだけど基本は、昔のアナログ時代のテレビの画質でよければ3チャンネル放送できますよ、という方式をNHKが率先して作ったのですよ。
増山)はい。
辛坊)だからNHKとしては、いわゆるサブチャンネル……「1つのチャンネルなのだけど、いくつも放送できますよ」というところが、もともとの売りだったんですよ。だからこれを使いたくてしょうがないんです。
増山)はい。
辛坊)で、民放もやろうと思ったらできる。例えばいま、8チャンネルなら8チャンネルでひとつ番組やっていますよね。
これ、画質を落とせば、8チャンネルだけで3つの番組を放送できるんです。
増山)やろうと思えばできるのですね。
辛坊)やろうと思えば3つできるのですけど、やらないですよね。
なぜやらないかというと、3つもコンテンツ、そんなに番組を作れないし、それぞれに同じだけスポンサーがついてくれて儲かるならやるけれども、そういうわけにもいかない。
増山)そうですね、難しいですね。
辛坊)だから民放は、ハイビジョン1チャンネルだけ放送しておこうと思うわけです。
これがもしアメリカ方式やヨーロッパ方式で1チャンネルしか放送できない状況のテレビ番組だったら、NHKは平野歩夢選手の金メダルのかかった最終滑走の直前に番組を止めないでしょう、普通。そのまま滑走が終わるまで放送し続けるだろう!
増山)そうですね。
辛坊)ところがNHKは自社が開発した「サブチャンネル」というものが使えるテレビを開発してしまったので、だからまあ、いわば自慢のしどころではないですか。
増山)ここぞとばかりに使ったと。気づくともう「サブチャンネル」で。
辛坊)昔から見慣れてるい感覚で言うと、総合テレビから教育テレビに乗り換えるとか、そこの相互感覚はみんなあるわけですよ。それで、1チャンネル(総合)で見ているから(乗り換え先は)きっと2チャンネル(Eテレ)だろうと思って2チャンネル押したけれどそんなのやっていないんですよ。なぜかというと1チャンネルを分割して放送するサブチャンネルというやつを使う。これが日本のデジタルテレビの腕の見せどころだからNHKはそれを使いたくてしょうがないから、あろうことか平野歩夢がこれから滑ろうというときに「ここから先はサブチャンネル」って。「サブチャンネル」は教育テレビ(Eテレ)じゃないので、同じチャンネルのなかを分割した別のチャンネルに飛ぶのだけど、「どうやるの?」って話じゃないですか。その「チャンネルの変え方」を平野選手が滑走している間ずっと放送していたのだから、「チャンネルの変え方」を見ていた人は、「そうか、チャンネルボタンを上に1回押すのだな」ということを教えてもらって、押した瞬間に平野選手は滑走を終わっていたのよね。
増山)もうちょっと早めにお知らせできないのですかね。
辛坊)1分前にそんなことわかったら、いつ滑走するのか。
だからこれをやらなかったNHKの担当者は、俺の感覚からするとクビにしろとまでは言わないけれど、大放送事故ですよ。
こんなもの。……って、興奮してどうする。
増山)少し落ち着いてください。
辛坊)何やっているんだ、ホントに。
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