「百華夢想」(愛知県一宮市)
涙色した貝は 私の心
あなたの指から零れ落ちた 波のしずく
さよならは砂の色 私の手を離れ
キラキラキラと 光の中で輝いているわ
風に吹かれて渚にいれば みんな綺麗に見えてくる
悲しいはずの想い出も 優しい出来事に見えてくる
風とたわむれながら カモメが一羽
波なら波のしぶきを越えて 低く飛んで行く
サヨナラの物語 やさし歌に変えて
あまい調べをささやきながら 漂ってゆくわ
風に吹かれて渚にいれば みんな綺麗に見えてくる
悲しいはずの想い出も 優しい出来事に見えてくる
(中島 みゆき)
「舞芽桃季」(富山県射水市)
若い人たちがよさこい踊りに興じているのを観るのはとてもしあわせなことです。わたしにもこんな若い時があったことを思い出しました。詩人たちの研ぎ澄まされた言葉が、わたしの半ば眠っているごとき魂にカツを入れてくれます。初めてよさこい踊りを、高知で観たのはいつだったでしょう。名は忘れましたが、近くで朝市が開かれる通りだったと思います。「はりまや橋」って思ったよりも小さいんだと思ったことでした。
コメントありがとうございます。
私は高知県には行ったことがなく、従って本場のよさこいも未経験です。
たまたま原宿で開かれていた東京のよさこい祭りに出会って、さっそうと踊る若者たちの元気な姿に魅了されたのがきっかけでした。
それ以来、年に数回は祭りに出かけて、リフレッシュさせてもらうようになりました。
写真の間に挿入している詩は、基本的には踊り子さんたちの応援歌として掲載しているものです。
連載は今年いっぱい続きますので、どうぞお立ち寄りください。