有楽町駅の近くにある東京交通会館。正面入り口の脇に広々とした階段ホールがあり、そこに3階まで続く螺旋階段が設置されている。
見上げると、中央部分にシャンデリアが吊り下げられ、これを取り囲むように階段がぐるぐると回って上昇して行く。
もちろん、上の階から見てもアーチが続く曲線は自由な変化を続けてくれる。
1965年開業の老舗ビルで、15階には回転する展望レストランが開業した。地上55mからの首都の眺望が眺められるレストランとして人気を呼び、多くの人がここでのひと時を過ごした経験を持っているはず。
だが、2020年末にこのレストランはリニーアルのためにいったん休業、今年の夏に再オープンする予定だが、その際は回転しないレストランになるとか。ちょっと寂しい気持ちにさせられる。
皇居竹橋近くにあるパレスサイドビルは、現在毎日新聞社が入居しているビルだ。この通路途中にある鉄骨の階段は、シャープな直線が魅力だ。
装飾は全く付けられていないが、金属の快さを直接に訴えかけるような潔さを感じる。
手すり側面のメッシュも細かく仕上げられていて繊細。
正面玄関の短い階段にはコロナ騒動が始まる前に「TOUKYO 2020」の文字が描かれていたが、果たしてオリンピックは実現するのかどうか・・・。
こちらこそ、コメント有難うございます。
階段紀行は、個人的に趣味で集めた階段の写真をまとめて紹介するもので、一般向けというわけではありませんが、もしよろしければどうぞ覗いてみてください。
主に国内とヨーロッパの階段を交互に紹介して行く予定です。