漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

蛇街道(7/12) プライドと激情

2009年02月07日 18時21分40秒 | 第12話/蛇街道
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  ハリソンさんとウォルポールさんには、対立しているようでいて実は共通点があります。
2人とも人前では優しく淡々と、もしくは抑制された態度で振舞う上品な美紳士なのですが、
心の中ではかなりの「激情」の持ち主だという事です。


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 前の話で、ハリソン殿がウォルポール殿と同じようにボソッと本音を言っている場面があるの。

 うん、ちょっとコワい感じでジェインさんに語ってた。

 優しい人や容姿端麗な人って、何かガーッと自分の気持ちを言いにくい雰囲気に追い込まれちゃうのね。
そういう点で損してる事もあるのかな?

 でも、それでエロい雰囲気を醸す事ができて、
10歳上くらいまでで独身の綺麗なお姉さん達にメチャクチャ可愛がってもらえんなら、
俺もそうなってもいい!

  「全くも~っ、素直でないわねっ! とか、言っちゃってね。
そういえばウォルポールさんは、20歳年上の貴婦人にメチャクチャ可愛がられていたって、
どっかに書いてあったっけね。

 ハリソンさんの方は、下の方の年の差が男女ともいいみたいだよね。

 時計ひと回り分より下の方がいいみたいね。
身分は高くてもエバる感じの人じゃないから、安心感と親しみを与えるんじゃない。

でも、その反面ナメられているような気もすんがな!

 そんなズケズケ言う、素直すぎるパンディの事は、
私みたいな30歳近く年上の、亭主と大っきい子持ちのオバちゃん達がメチャクチャ可愛がってくれるわよ!!

…ごっつぁんです。
 


 誕生日には何か意味があって、生涯が決まってしまうものなんでしょうか…?
今日の続きは明日。

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