今朝は雨がざあー、ざあー降っていましたが
間もなく止んでときどき日が射しました。
なんとなくむしむしする日でした。
茨城よろこびの会で発行した、「蘇葉(そよう)」という会員の
病気の記録や、体験談、文芸などを収録した本を読んでいたら
「人の幸せのために心を向ける」
という私の書いた文章を見つけました。
「松竹その心を堅くし、氷霜その志をみがく」弘法大師
(耐えることは心を強くし、厳しいことは志をつややかにする)
毎朝6時半に雨戸をあけるのを日課としていますが
この頃は庭や近くの空き地が真っ白な霜に覆われ、その
冷たい空気で身がきゅっと引き締まります。
体調がよくないとつい怠情になり、楽したいと考えてしまいます。
今生きていることが何らかの形で人を幸せにしていると
感じるときがあります。人を幸せに出来るのは
自分に命があるからで、そのことに感謝する気持ちを
私は忘れていたと思いました。
苦しく辛い時はそれだけで気持ちが一杯になり
他を顧みることができませんでした。
術後5年これからは、苦しくても命があれば
少しでも人の幸せのために心を向けることを心の
糧とし、それが出来ることを感謝する気持ちを
持ちたいとおもいます。
平成6年のとき肺の手術をして
5年が過ぎたころ書いたようです。
この頃はこんな新鮮な気持ちを持つことがあったのだと
今読み返してみて、忘れてはいけないことだと
反省しました。
あれからもう17年が過ぎ手術の後遺症の違和感はありますが
特に体調が悪いところも無く忙しさにかまけて
物事を深く考えることも無くなっていました。
たまには初心にかえることの必要性を思いました。
手術は17年も前のことだったのですね。苦しかったことが年々薄れてそれはそれでよかったのではないでしょうか。
私も最初の時から11年になりました。