今回は清志郎さん お勧めの ダム湖に消えゆく秘湯を探索することに
八甲田山麓 雪中行軍遭難者慰霊碑から394号線を七戸に向かって1.7キロ南下 脇道に左折
暫く行くと行き止まりになる
ここに車を止めて ダンプカーの行き交う土埃の中を 徒歩にて沢に向かって下る
ガードレールに隠れるように 田代元湯の標識 急坂の踏み分け道をロープ頼りに下降
道下の沢に下り 不安定な 橋とも言えない足場に注意しながら沢を渡る
途中 ハチが飛び交う所に通りかかった
辺りを見ると 地蜂の巣が 熊に食い散らかされているのを見つけた
『 この辺りも熊の生息域なんだなあ 』 と思った
沢伝いに行くと 腐りかかった板の敷いてある吊り橋に行き着いた
沢の向こうに 昔 温泉旅館のあったらしき廃屋が見えた
危なっかしい橋を渡って対岸へ 廃屋の向こうに 目指す湯船がありました
やまだ旅館の内湯跡 45℃の熱い湯
永く放置されていた様子はありますが 風情のある露天風呂でした
やまだ旅館の露天風呂跡 少し温めの湯
登山靴を履いて 足下に気を配りながら 往復40分ほどの探索でした
拝啓 鳩山総理大臣様
風来坊は 日本列島を九州は鹿児島から北海道の稚内まで旅しております
ダムサイトの公園に立ち寄ることもしばしばあります
見てきた公園は例外なく 綺麗に刈り込まれた芝生が広がっています
北海道 屈足ダムサイトの公園にて
植木などもいつもきちんと手入れされ 歩き切れないほどの遊歩道があり
清潔なトイレも完備していて 快適そのものです
建設費ばかりでなく維持費にも膨大な税金が投入されているけれど
その割には 利用する人は少ないように思ったよ
思うに ダム絡みの資金は潤沢にあって
使い切れん費用が周辺の公園整備などに充てられているのではないかな
ダムを作って 膨大な税金を投与し
一握りの既得権者が私服を肥やすような システムがあったように思いました
田代元湯も 数年後にはダムの底に沈むと聞きました
こんなに素晴らしい自然が湖の底になってしまうのは 何としても惜しい
行ってみて思うに 田代元湯の周辺は 大は熊 小は地蜂に至るまで 命を謳歌しています
このダムも 必要としている方々も居るのでしょうが
二度と戻すことの出来ない大きな犠牲を払ってまで どうしても必要なのかを考えてしまいます
自然破壊の進むダム建設現場
日本国中のダムを見直す中で この田代元湯を飲み込むダムの見直しもお願い出来ないでしょうか
風来坊・熊・ニホンカモシカ・マムシ・地蜂・その他周辺の自然がなければ生きていけない
地球の息吹を感じながら生きている 命ある生物からのお願いです
歴史が語るように 大きな時代の分岐点には 必要とされる人物が登場しました
鳩山総理 貴男が支持されたのも時代の要望・必然からではないかとも思います
ダム建設の見直しは まさに総理の言う『 コンクリートから人への経済政策 』ではないでしょうか
今なら間に合います
憂える風来坊より
今回は格調高くなって ゴメンネ 次回から又 笑ってもらうよ
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