脱税:買収仲介で3億円、コンサル社長を告発…東京国税局
(2008年5月21日 15時00分 毎日新聞)
関係者によると、04年に健康補助食品「BOWS」を販売していた「バリアスラボラトリーズ」が、企業買収仲介会社などを経営する男性に売却された際、番場社長があっせん。手数料など約9億円を手にしたとみられるが、税務申告せず、所得税約3億円を脱税したという。
本件は脱税なのでしょうが、そもそもこれって有価証券の媒介になる(=金融商品取引業の規制にかかる)という論点があります。
「M&Aアドバイザー」という名目で実質は仲介(報酬体系が成功報酬だったり)というのが昔からあって、でも金融商品取引業者(昔で言うと証券業者)登録をしないでいてもなんとなくまかり通っていたのですが、そっちの切り口から金融庁も突っ込んでくれると、線引きがはっきりして面白いんじゃないかと思います。
まあ、本件は単発の取引で「業として」ではないのかもしれませんが。