一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『町の未来をこの手でつくる-紫波町オガールプロジェクト』

2019-03-28 | 乱読日記
岩手県盛岡市から東北本線で南に20分ほど行った紫波(しわ)町の駅前の開発は、補助金に頼らず、無理な借金をせすに人の流れを変えたプロジェクトとして地域活性化・公民連携の(数少ない)成功例として取り上げられている。

ウェブサイトはこちら
https://ogal-shiwa.com/

本書は、オガールプロジェクトのけん引役となった紫波町の人々に焦点を当てたオガールプロジェクト立ち上げの記録。

オガールプロジェクトには外部の専門家もアドバイザーとして加わっているし、それぞれの視点から言及した本もあるが、本書は町の人の目線から試行錯誤の過程を追体験できるのがすばらしい。

今でも各自治体からの視察が絶えないようだが、「うちもあんな感じでやろう」というような自治体や「成功例を全国展開」という中央官庁的な発想をする前に読むべきだと思う。


★5




PS
紫波町には昨年12月に盛岡出張のついでに寄りました。



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