去年の夏、病気になって初めて2週間ほど入院した。
入院治療の期間中に病院でいろいろと考えることがあった。
いままで自分は健康でどこも悪いところが無いと過信してきた。
そのことが見事に破れ、人は車と同じようにいつかは具合が悪くなり修理が必要になると。
そして最後には廃車となる運命に・・・人もいづれはその命を終えるのだ。 こんな
当たり前のことを、観念を通り越して事前の真実としてつきつけられた思いだった。
病を得たことによって、私の寿命は確実に4,5年は短くなっていることだろう。
そうすると私なりの計算では残すはあと13年。前向きに考えれば、この13年で
いったい何ができるのだろうか?
もちろんそれ以上生きることが出来たならば、その分はもうけものと思うことだ。
少なくともこれまでの自分勝手な生き方はもう出来ない。家庭を大事にできなかった
ことを素直に反省し、家族の幸せにつくすことが第一。そして自分の健康に留意しながら
いままでやりたかったことを少しでも実現していきたい。