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手足でスイスイ登れる!省スペースな人力エレベーターが開発された

2016-10-28 00:16:57 | ブログ
手足でスイスイ登れる!省スペースな人力エレベーターが開発された

近い将来、住宅から階段が不要になるかもしれない。

そんなことを予想させる、シンプルなエレベーターが開発された。このエレベーターに電力はいらない。人の力で簡単に動く、人力エレベーターだ。

滑車の組み合わせで楽々上昇

この装置「Vertiwalk」を開発したのは、オランダで活動する工業デザイナーであり、大学教授であり、発明家でもあるロンバウト・フリーリンクという人だ。

下の動画で見ると分かりやすいが、この装置に座って手足を動かすと、まるでエレベーターのように上に昇っていくことができる。

動画の中で実際にやっている人の表情からもわかる通り、力はほとんど必要としない。フリーリンク氏が考案した独自の滑車の組み合わせが用いられており、階段を登るエネルギーの10分の1でこと足りるとのこと。

高齢の人はもちろん、身体に障害がある人が手だけで昇っていくのも簡単にできるらしい。

都市の住宅事情と高齢化に対応

フリーリンク氏がVertiwalkを考案した理由は2つある。ひとつは、都市部の住宅事情に対応するため。都市部の人口はヨーロッパでも年々増えており、スペースがますます少なくなっている。そんな中、このVertiwalkがあれば、狭いスペースを有効に利用できるようになる。

もう1つの理由は、高齢社会への対応だ。高齢者にとって階段の上り下りは大変だが、誰もが高額の電動エレベーターを設置できるわけではない。そんな時Vertiwalkが役立つ。

Vertiwalkの価格は現在未定。また、一般市場での販売時期も未定だが、「試作機を自宅に設置したいという人を募集している」とフリーリンク氏は言う。

https://youtu.be/zaRpKFAGSO8

サムスン・ショック 大失態の要因は極端なコスト削減「サムスン・ショック」に韓国が揺れている。

2016-10-28 00:04:21 | ブログ
サムスン・ショック 大失態の要因は極端なコスト削減「サムスン・ショック」に韓国が揺れている。

最近の韓国経済は半導体・自動車・鉄鋼・造船の4大産業がことごとく苦境に陥っているのだ。

 とくに中小企業の低迷は深刻で、全企業の約4割にあたる8万社が借金の利息さえ払えない状態にある。

 だが、そうした事実が指摘されても、韓国の危機意識は高まらなかった。韓国のGDPの2割を占めるともいわれる世界最大規模の電機企業であるサムスンがいる限り、韓国経済は安泰──そんな「サムスン神話」があったからだ。

 しかし、その神話は粉々に打ち砕かれた。同社が8月に発売した新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」が世界中で爆発事故を起こしたのだ。

 当初、サムスンはバッテリーが発火原因であると発表し、リコール(無料回収・修理)を実施したが、10月には交換した製品が米国の飛行機内で発火し、あわや大惨事となるところだった。

 サムスンのお粗末な対応に米連邦航空局は、同製品の機内持ち込みを全面的に禁止した。日本の国交省なども追随し、世界中でギャラクシーノート7は“搭乗禁止”となる。そして年末商戦を控えたタイミングにもかかわらず、わずか2か月で製造・販売中止に追い込まれた。『週刊東洋経済』元編集長の勝又壽良氏が解説する。

「企業の製品事故に伴う損失コストは、設計段階のミスなら初期コストの10倍程度だが、製品販売後では1万倍を要するとされます。今回は最低3000億~5000億円の損失が見込まれている。サムスンブランドの失墜などを加味すると、最終的な損失額は計り知れない」
 3年前に豪州でサムスン製の洗濯機が爆発する事故が起きた際、同社の売り上げは約15%低下した。今回はサムスンにとって「事業の大黒柱」であるスマホで発生しただけに、経営の根幹を揺るがしかねない。
 それほどの大失態の要因は、極端なコスト削減にあると韓国人ジャーナリストは指摘する。
「昨年からサムスンは生産単価を下げるため、IC(集積回路)やタッチパネルなど主要部品を自社製造に切り替えた。その一方で、外部パートナーから購入する部品には最低価格公開入札を導入。安全よりコストを優先した姿勢が爆発事故の背景にあると指摘されている」
 同じくスマホで世界進出するLGエレクトロニクスもシェアを落とし、「2014年に4・3%だった世界市場シェアは今年上半期に2.7%まで下落し、韓国内では経営陣の失策が批判されている」(同前)状況にある。
※週刊ポスト2016年11月4日号