関東と関西、こんなに違う!
ウナギは和食?
関東と関西の文化の違いも、おもしろい話のネタになりますね。スキヤキは、日本を代表するメニューなのに、関東と書いてでは作り方が全く違います。関西では、砂糖を牛肉の上からバサッとかけますが、関東では、割り下のダシ汁を入れた 牛なべといった感じでしよう。うどんのダシの色、これも大きく違います。塩分は同じですが、使うしょうゆの色が違います。関西のほうが、色が薄いですね。ダシといえば、おでんのダシ汁の色が違います。関東では濃く、それが天竜川を境にして、薄い色に変わります。名古屋だけ味噌おでんという八丁味噌の食文化がありますが、滋賀県に入ると、薄いダシ汁のおでんです。ご存知のように、ウナギの裂き方も、関東では背開き、関西では腹から開きますね。江戸では武士に遠慮して背開きになったと言われてます。ウナギと言えば、こんな話のネタに、万葉時代にもウナギはありましたが、その頃は「うなぎ」ではありません「むなぎ」なのです。それがなまって「うなぎ」となったのです。よく見てごらんなさい。胸元が黄色いでしよう。漫画に出てくるうなぎは、黄色い蝶ネクタイをしているように描くとウナギですね。本来、動物はエサがすべてナマでした。人は火を使って調理することを覚えました。その結果、美味しくなり過ぎて、食べ過ぎや病気になるのです。洋食、中華、いずれも火を使い調味料を入れ、ナマはほとんどありません。それに比べて、和食はナマが一番多いでしょう。だからヘルシーなんですね。では、
「和食の定義は?」というと、これがまた難しい。たとえばトンカツ、これは洋食ですね。それならトンカツ定食というと、ごはんと味噌汁がついて、和食になりますね。それならうなぎは?これは「ようしよく」。天然物のウナギなんて、なかなかお目にかかれません。ほら、ひっかかったでしょう。もっともらしい話をしながら、アレ?と思わせるのがいいですね。ついでにもう一つ。ウナギのことを英語でなんと言いますか?「エール」(EEL)ですね。最近、国内産が減ってウナギだって外国から輸入する割合が増えました。飛行機に乗って日本にやってきます。フランスから『エール・フランス』の飛行機に乗ってはこばれてくるんです?
話を元に戻しましょう。 お餅だって、関東は四角、西日本は丸型ですね。お正月のおめでたい魚も違います。関東が荒巻鮭なら
西日本ではブリ。それも富山では、鮭を干物にする調理法を、ブリに応用しています。これは江戸時代からあって、今でもJR富山駅のキヨスクでは売ってます。
西が竃の文化なら、東は囲炉裏の文化。西が弥生時代、東が縄文時代の名残かしれません。
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