Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年1月30日(日) 世界遺産のホロケーとタイの奥地の鶏料理

2011-01-30 | オーストリア・ハンガリーと中欧
1月25日のブログにハンガリーの旅を書いた。
すると、今、京都の写真の整理をしているのだが、なぜかこのハンガリーの写真が出てきた。

2003年の旅で立ち寄った小さな村 ホロケー だ。
人里はなれ、林が続く丘陵地帯をかなり走った。
行き止まりではないか・・・と思った頃、この村に到着したのだ。


初めて見た村の家々なのに、なぜか郷愁を感じた。

マジャル民族に属するパローツ人が独自の文化を守りながら暮らす。
百数十軒の家々が続き、その一軒(レストラン)で昼食。

石窯で焼いた鶏肉とスープは、ひどく素朴な食器で出てきたのだが、何と味わいは抜群。
素材を盛り立てる塩・胡椒のオーソドックスでシンプルな味付け。美味しくて忘れがたい。パーリンカも味わいを引き立てた。
それまでに食した鶏料理で一・二を争った。

→(一・二を争うというは、タイでバンコクからゴールデントライアングルに向う途中、20年ちょっと前のこと、バスを下車し、名前も知らない河の河原を歩いていると、破れたようなテントを張った食べ物屋?が在った。その辺に落ちている薪で大きな鍋を炊いている。その若い夫婦の幸せそうな明るい笑顔に魅かれて、スープでも飲もうと思ったのだ。良い人が作るものは美味しい場合が多い。(普通、引いてしまうか。というのは、一緒だった友達はもちろん食さず、あきれて私を見た)ところがそれが、頭にガーンと響くほど超美味。まさに天然の地鶏のダシ。日本の美しい店で薀蓄つきで出てくる地鶏料理とは比較にならない。筋金入りのホンモノだ。グルメブームだが、味わいのみを追求し、鋭く評価したら、食材に行き着くか・・・。そうそう、ドイツの知人で20年近くも星付きを維持していたレストランのオーナーが、昨年、店を人に渡して食材研究とスローフードにのめりこんだ。===ところで、タイの鶏、鶏でなくて、まさか鳳凰だったなんて・・・ね!)

美しい風景とホンマに美味しい食べ物、まさに私の望むモノ。

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