民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

巨大操り人形モッコ

2021年05月15日 | 日記
操り人形といえばこんな感じだろう。両手の五本指を巧みに使う操り人形は世界各地に存在する。飯田は人形劇の聖地と言われ、コロナ禍以前、毎年夏には全国、世界から劇人が集まっていた。そんな人形劇文化のあるこの地で一人の人形が立ち上がった。

名前はモッコという。
鉄骨と地元の竹で作られた1トンのその身体は、クレーン車で吊されていて、12人の演者によって動かされる。現地に着くと、そんなモッコは地域住民に囲まれ腰を下ろしていた。マントには地元の子ども達のメッセージが書かれているとのこと。一瞬全身タトゥーに見える進撃の巨人的な身体。

実は東北六県それぞれを代表する花がデザインされている。

東日本大震災からの復興シンボル的存在なので、モッコは東北訛りなのだ。
モッコーーー!!!

こっち向いてーーー!!!

会場は中学校校庭なので、校舎からは時折生徒たちの歓声が聞こえている。そしてモッコは立ち上がり、歩き始めた。

うぉーーー

なに、このワクワク感!
時々手を広げたり目線を動かしたりすごく自然!

人間みたい!

とまでは言えないけれど(笑)吊されてる感半端ないけれど(笑)それでも確かにモッコは歩いている。人は巨大なものを目の前にすると、心躍る。希望を感じさせられる。

不思議な感覚だった。そんなモッコは、この日の壮行式を終え、今は東北を歩いている。

たぶん、相変わらず自力ではなく、吊されて。

だってモッコは操り人形なんだもん。

それでも…もしかしたら夜中にクレーンなしで歩き回ってるのかも?

そんな風に思えるくらい魂のこもった魅力的な人形だった。先行き不安なコロナ禍の日本、人々は全てを解決してくれるヒーローを欲してる。

世界中で様々なハイテクを駆使しても解決できていない。

アナログな巨大操り人形モッコが…実は全てを解決するすごいヒーロー…だっていう噂があるとかないとか…。

まぁなんにせよ、一見の価値ありな巨大操り人形モッコの紹介でした!


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