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生産緑地 (よこっち)
2006-12-27 18:23:03
僕がビオトープを作らせてもらっている生産緑地の地主さんも、これを維持していくのは難しいと仰っています。
都市の緑を守るという主旨を貫きたくとも、地権者自身による農業目的に限って利用が認められていますから(だからビオトープも田んぼを併設して“農業”の一環でやっています)、ご本人が営農できなくなり後継者もいなければ、やはりマンションにでもするしかないとのこと。でなければ宅地並み課税となり、とても農地のままでは維持できないのです。
20年程前までのこの辺りには、農業生産の場でもあり市民、とくに子どもの遊び・憩いの場でもあった境界の不分明な里山の農地が広がっていました。
「生産+緑地」という、ええ加減で卓抜な発想を現代の都市環境で生き延びさせていくためには、土地や生産労働を都市住民でシェアしていけるようなもうひと工夫が必要だと思います。
ビオトープ山の谷ではお正月、田んぼで手作りしたお米で餅つき大会をします。都市と田舎、新住民と旧住民、過去と現代、大人と子どもが混じり合ったその場で(たまにお餅とあんこと泥んこも混じり合う...)、都市と緑についてみんなで考えてみたいです。
 
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