遠藤ミチロウが療養するそうだ。
8月中ごろから体調崩してて治療してたらしいが、9月中旬からまた入院して再治療するとのこと。
先日、9月2日に東京のお台場で行われるロックフェス「夏の魔物2018」の出演をキャンセルするというニュースが流れたのだが、かなり悪いのだろうか。
っていうより、本当はまだ生きてる方がちょっと不思議なのだが・・・。
「なんて事を言うんだ！失礼だぞ！！」って、常識人やネットパトロールの暇人からは言われそうだが、そんな人たちは遠藤ミチロウを知っているのだろうか。散々騒ぐが「ところで遠藤ミチロウって誰？」って感じだろう。多分知らないはずだ。今の世の中、よく知らなくても勝手な常識とやらを当てはめて、誰が決めたかわからんモラルを押し付けてくれる嫌な世の中だからな。アメフトタックル問題だってボクシング連盟の会長の件だって、今回の体操のパワハラ問題にしたって、部外者ほど騒ぐ。
ほとんどの人は知らないだろう。遠藤ミチロウ。
亜無亜危異、THE MODSそしてTHE STALIN。俺のFavorite Rockの一つだ。
80年代のジャパニーズパンクの東の雄、STALINのヴォーカリスト。西の雄はINUの町田町蔵ね。Th eRockersの頃の陣内孝則が主演の石井聰亙監督の映画【爆裂都市（バーストシティ）】にもこの二人は出てる。
映画でもちょっと描かれてるが、その頃のミチロウはライブで全裸になるわ鶏の血や豚の臓物を撒き散らすわ爆竹はならすわもう無茶苦茶。もちろん出入り禁止のライブハウス多数。
それでも1982年にメジャーデビュー。このSTOP JAPというアルバムに出会ってしまったのは俺の幸運だ。
実在の日本ハードロックバンドの歌詞などが散りばめられた多田かおるさんの漫画「愛してナイト」に、なぜかパンクの道郎というやつが登場し、このアルバムに収録されてるSTOP GIRLという曲の歌詞が掲載された。不思議だ。
1985年THE STALIN解散。以降ソロ活動したり再（新）結成したり・・・。
そんな過激なパンクバンドのボーカルが、未だに生きてるのってそれこそ凄いことなのよ。
昔のロックアーティストは短命で、それゆえに伝説になった。生き方そのものがロックというわけじゃないのだろうが、ドラッグやアルコールは当たり前、薬物死、事故死、不審死、自殺で早逝してるアーティストは多い。以前にもこのブログで同じような内容で書いたから端折るけど、シド・ヴィシャス、ブライアン・ジョーンズ、ランディ・ローズ、フィル・ライノット、ボン・スコット、ジョン・ボーナム、ジム・モリソン、カート・コバーン・・・挙げたらきりがない。
とはいえ、死んでいないアーティストの方が圧倒的に多いのだから当然と言えば当然なんだけどね。
でも、遠藤ミチロウや町田町蔵はそんな感じになるのでは？なんて勝手に思ってた。スターリンの初代ベーシストの杉山晋太郎は1996年に亡くなっているが、町田町蔵は町田康と改名し今や芥川賞作家だもんな。
遠藤ミチロウはSTALIN解散後ソロでやってたが、2011年東日本大震災の福島復興支援として「プロジェクトFUKUSHIMA!」を発足させた。「8.15世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!」の時、坂本龍一と一緒に名前が挙がってた大友良英という人を俺は当時全く知らなかったのだが、その後NHKの朝ドラ【あまちゃん】の音楽を担当する人だったのね。あまちゃん脚本の宮藤官九郎つながりかな。クドカンとミチロウはグループ魂などでも繋がってたからね。
クドカン監督の映画【少年メリケンサック】には飲み屋の親父役でミチロウが出てる。宮崎あおい主演だしクドカン監督だしということで観に来たおばちゃん達の期待を見事に裏切るパンク映画。映画の途中で席を立つ中高年の方の多いこと。席を立たないのは往年のパンク・インディーズ好きかって感じ。
この映画には他にもアナーキーの仲野茂が警官役で、スタークラブのヒカゲが花屋の店員として出てる。田口トモロヲだって、本来はパンクバンドばちかぶりのボーカルだもんな。
パンクなんてほとんどの人が聴かないジャンル。
ブルーハーツなら辛うじてまだ知ってるかもしれないだろうが、スターリンやスタークラブを知ってる人はかなりマニアックと言ってもいい。そんなパンクをテーマに映画を撮れるクドカンの凄さ。
今、高嶺の花で石原さとみの相手役として名前が売れた銀杏BOYSの峯田和伸（他のメンバーも出てる）や、売れてない頃の星野源もちょい役で出てる。前田敦子と結婚した勝地涼は、宮崎あおいと同棲してるのに浮気がバレて、ギターをへし折られモヒカンにまでされる役で出てる。登竜門みたいな映画だな。
遠藤ミチロウも還暦だ。
未だに生きてるのが不思議だなんて失礼なことを書いたのだが、本音はまだまだ生き続けてロックしてほしい。
ゆっくり療養してください。
8月中ごろから体調崩してて治療してたらしいが、9月中旬からまた入院して再治療するとのこと。
先日、9月2日に東京のお台場で行われるロックフェス「夏の魔物2018」の出演をキャンセルするというニュースが流れたのだが、かなり悪いのだろうか。
っていうより、本当はまだ生きてる方がちょっと不思議なのだが・・・。
「なんて事を言うんだ！失礼だぞ！！」って、常識人やネットパトロールの暇人からは言われそうだが、そんな人たちは遠藤ミチロウを知っているのだろうか。散々騒ぐが「ところで遠藤ミチロウって誰？」って感じだろう。多分知らないはずだ。今の世の中、よく知らなくても勝手な常識とやらを当てはめて、誰が決めたかわからんモラルを押し付けてくれる嫌な世の中だからな。アメフトタックル問題だってボクシング連盟の会長の件だって、今回の体操のパワハラ問題にしたって、部外者ほど騒ぐ。
ほとんどの人は知らないだろう。遠藤ミチロウ。
亜無亜危異、THE MODSそしてTHE STALIN。俺のFavorite Rockの一つだ。
80年代のジャパニーズパンクの東の雄、STALINのヴォーカリスト。西の雄はINUの町田町蔵ね。Th eRockersの頃の陣内孝則が主演の石井聰亙監督の映画【爆裂都市（バーストシティ）】にもこの二人は出てる。
映画でもちょっと描かれてるが、その頃のミチロウはライブで全裸になるわ鶏の血や豚の臓物を撒き散らすわ爆竹はならすわもう無茶苦茶。もちろん出入り禁止のライブハウス多数。
それでも1982年にメジャーデビュー。このSTOP JAPというアルバムに出会ってしまったのは俺の幸運だ。
実在の日本ハードロックバンドの歌詞などが散りばめられた多田かおるさんの漫画「愛してナイト」に、なぜかパンクの道郎というやつが登場し、このアルバムに収録されてるSTOP GIRLという曲の歌詞が掲載された。不思議だ。
1985年THE STALIN解散。以降ソロ活動したり再（新）結成したり・・・。
そんな過激なパンクバンドのボーカルが、未だに生きてるのってそれこそ凄いことなのよ。
昔のロックアーティストは短命で、それゆえに伝説になった。生き方そのものがロックというわけじゃないのだろうが、ドラッグやアルコールは当たり前、薬物死、事故死、不審死、自殺で早逝してるアーティストは多い。以前にもこのブログで同じような内容で書いたから端折るけど、シド・ヴィシャス、ブライアン・ジョーンズ、ランディ・ローズ、フィル・ライノット、ボン・スコット、ジョン・ボーナム、ジム・モリソン、カート・コバーン・・・挙げたらきりがない。
とはいえ、死んでいないアーティストの方が圧倒的に多いのだから当然と言えば当然なんだけどね。
でも、遠藤ミチロウや町田町蔵はそんな感じになるのでは？なんて勝手に思ってた。スターリンの初代ベーシストの杉山晋太郎は1996年に亡くなっているが、町田町蔵は町田康と改名し今や芥川賞作家だもんな。
遠藤ミチロウはSTALIN解散後ソロでやってたが、2011年東日本大震災の福島復興支援として「プロジェクトFUKUSHIMA!」を発足させた。「8.15世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!」の時、坂本龍一と一緒に名前が挙がってた大友良英という人を俺は当時全く知らなかったのだが、その後NHKの朝ドラ【あまちゃん】の音楽を担当する人だったのね。あまちゃん脚本の宮藤官九郎つながりかな。クドカンとミチロウはグループ魂などでも繋がってたからね。
クドカン監督の映画【少年メリケンサック】には飲み屋の親父役でミチロウが出てる。宮崎あおい主演だしクドカン監督だしということで観に来たおばちゃん達の期待を見事に裏切るパンク映画。映画の途中で席を立つ中高年の方の多いこと。席を立たないのは往年のパンク・インディーズ好きかって感じ。
この映画には他にもアナーキーの仲野茂が警官役で、スタークラブのヒカゲが花屋の店員として出てる。田口トモロヲだって、本来はパンクバンドばちかぶりのボーカルだもんな。
パンクなんてほとんどの人が聴かないジャンル。
ブルーハーツなら辛うじてまだ知ってるかもしれないだろうが、スターリンやスタークラブを知ってる人はかなりマニアックと言ってもいい。そんなパンクをテーマに映画を撮れるクドカンの凄さ。
今、高嶺の花で石原さとみの相手役として名前が売れた銀杏BOYSの峯田和伸（他のメンバーも出てる）や、売れてない頃の星野源もちょい役で出てる。前田敦子と結婚した勝地涼は、宮崎あおいと同棲してるのに浮気がバレて、ギターをへし折られモヒカンにまでされる役で出てる。登竜門みたいな映画だな。
遠藤ミチロウも還暦だ。
未だに生きてるのが不思議だなんて失礼なことを書いたのだが、本音はまだまだ生き続けてロックしてほしい。
ゆっくり療養してください。
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