怪獣酒場という漫画がある。
ゼットンやバルタン星人など、ウルトラマンの怪獣達(一部人間)が働く酒場の漫画。
もちろん円谷プロ公認の漫画で、往年のウルトラマンファンならついつい「あるある」とか「ありそ~」って笑ってしまう面白い漫画だ。
実はこの怪獣酒場。実際のお店もあるらしい。(漫画との関連性はあるのかないのか知らない)
働いてるのはもちろん本物の怪獣じゃないけど、横浜かどこかに最初の店舗ができた後、大阪難波にもできたらしい。
しかし、なんば店は行く機会もないまますぐ潰れたそうだ。
一応閉店の名目はそれらしく作ってあったが、潰れた原因はなんとなくわかる。
カネゴンが店長だったらしいから金を横領したのかもしれないが、どうせ、
「怪獣でも揃えとけば40-60代の人が喜ぶだろう」
「初期ウルトラ世代の大人と若いウルトラ世代が来るだろう」
なんて安易な考えで作った店なんだろう。
実際にゼットンが1千度の高熱球出してサバの炙り作ったり、バルタン星人が分身の術で人手不足補ったりはできないだろうから、ウルトラシリーズの怪獣がディスプレイで使われてるか、せいぜい着ぐるみ着てるとかだったんだろう。(違ったらごめん)
メニューに「ケムール人のパスタ」とか「ピグモン唐揚げ」とか、“いかにも”それらしくネーミングしたとしても所詮普通の料理だったんではないかな。(実際のメニュー名は知りません)まぁ、「ウーのラーメン」とか「ジャミラライス」とか言われたって食欲わかないしな。(実際のメニューにあったかどうかはしりません)
結局飲食店って、演出なんてすぐ飽きちゃうし、料理の味も余程「美味いぞコレ」ってならない限り「見かけ倒しだな」ってなっちゃうもの。
結局再来店や固定客って、接客で決まるような気がする。
雰囲気や気遣いのいい店は「また行こう」「また来るわ」ってなるし、悪い店は「二度と来るか」とか思うもの。
大阪人は特に「なんで金払って気分悪くならなあかんねんな」とか「あーこんな店入ってもて損した」ってはっきりしてるからね。
接客は今どこもかしこもマニュアル化されつつある。メニューも似たり寄ったり。それじゃぁ演出でってバカな経営者ほど考えるが、それほど甘くございません。それが証拠に100年くらい続いてるような老舗は、BGMさえ無いし、メニューだってそんな気をてらったもの無い。それでもずっとつ空いてるのは「接客」という名のおもてなしや店のポリシーが明確なんだろう。
マニュアル接客で一番嫌いなことがある。
居酒屋でも寿司屋でも、嫌なのが座ってすぐに「お飲み物は?」って聞かれること。
なんなんだろ、あれ。
チェーン店などではマニュアルでそう言うようにって決まってるんだろうし、店員は素直にそれに従ってるだけなんだろう。(それでも嫌だが)
でも、普通の居酒屋とか飲み屋でも聞くバカがいるから困る。
お客は店に入った時点で「今日はこれを飲むぞー」って決めてなきゃいけないのか?
それなら店の前に、昔の喫茶店みたいに蝋細工で作った飲み物とか料理のディスプレィでも飾っておけって。
本来飲み物(アルコール類)なんて、食う物によって合わせるものじゃないのか?
魚介類専門のお店であっても、刺身なら日本酒、揚げものなら焼酎、焼き魚ならビールだなって、料理に合わせて飲み物チョイスしたいのに、なぜ座っていきなり「お飲み物は?」って聞くんだよ。メニューもお品書きも今日のおすすめ料理も見てない時点で決めれるか?
別にフレンチみたいに気取って、「ワインと料理のマリアージュ」などと気どる気はないが、料理とお酒の相性ってあるだろうよ。
ソーセージならビールか?から揚げも頼みたいしビールだな。いや待てよ。それらが出てくるまでビールだけを飲むのか?ソーセージが出てきた頃にはまたビール頼む羽目になりそうだ。ってことは最初は枝豆とかすぐ出るメニューも頼まなければ。特製塩辛ってのがあるぞ。うーんこれならビールより日本酒?いやいや最初から日本酒はきついな。じゃぁ焼酎、チューハイっていう手があるな。それなら冷奴も合うな。で、ソーセージが届く頃にビール、ポテトフライも一緒に頼むか・・・などと、まるで「孤独のグルメ」の主人公ように、脳内はアルコールと食材、腹具合と時間などの組み合わせの考えが駆け巡ってる。
それなのに座っていきなり「お飲み物は?」
こんな店はもう行かない。
地ビールや世界のビールを揃えてるようなビアホールやビアパブや、オーセンティックなバーのように“飲む専門店”で「銘柄何にしましょ?」とか「何をお飲みになられますか」と聞かれるのだってタイミングがある。このタイミングが悪い店(若いバーテンダーに多い)に入ったら「急用思い出した」とか言って出たほうがいい。
ましてやこんなところで座っていきなり「お飲み物は?」と聞かれることがあったら、そんな店は二度と行かないことだ。居酒屋のマニュアル接客よりタチが悪い。小洒落た店で、その違いがわかって無いところだと余計腹がたつ。
最近は店側も働く奴もファミレスやチェーン居酒屋感覚のマニュアル接客なんだろうな。
下手すりゃ客だってマニュアルな客が増えたのかもしれ無い。
「うめー」「やばー」って単純な表現はまだいい。箸使いや器の使い方ができ無いのも育ちの悪さのせいだろう。
料理が出てくるたびにスマホや携帯でバシャバシャと撮る奴。一枚二枚ならまだわかるが、アングルが決まら無いのか、上手く撮れ無いからかしつこい奴はもう最低。冷め無いうちに早く食え。
一番最低なのはその撮った写真をすぐインスタやSNSでアップしてるのか、スマホ片手に操作しながら食ってる奴。みっともない。下品。育ち悪ーって思う。一人でラーメンを食いながら少年ジャンプを読んでる感覚で、一人飯(ボッチ飯)しながら携帯触ってるのならまだ許せる。誰かと一緒にご飯食ってる時までするか?下手すりゃ向かい合わせでお互いが画面見て必死に指操作してたりする。カップルでも最近多いね。
長々となったが、怪獣酒場。
潰れた原因は多分、マニュアル接客のせいだろう。
40-60代のウルトラ世代は、接客にはうるさいよ。
接客がマニュアルでしか無理というのなら、
「当店の電力はすべてエレキングで賄ってます」(余った電気は電力会社が買い上げてくれます)
とか
「全席個室、だけど店員は全員ダダなので壁をすり抜けられる」(ただしトイレも覗けます)
とかやってくれ。
客も3分しかいられない人が増えたりして、めっちゃ回転率のいい店になるかもしれないぞ。
丸善ジュンク堂梅田茶屋町店のコミック階にある、怪獣酒場の作者が自筆で書いたホワイトボード
ゼットンやバルタン星人など、ウルトラマンの怪獣達(一部人間)が働く酒場の漫画。
もちろん円谷プロ公認の漫画で、往年のウルトラマンファンならついつい「あるある」とか「ありそ~」って笑ってしまう面白い漫画だ。
実はこの怪獣酒場。実際のお店もあるらしい。(漫画との関連性はあるのかないのか知らない)
働いてるのはもちろん本物の怪獣じゃないけど、横浜かどこかに最初の店舗ができた後、大阪難波にもできたらしい。
しかし、なんば店は行く機会もないまますぐ潰れたそうだ。
一応閉店の名目はそれらしく作ってあったが、潰れた原因はなんとなくわかる。
カネゴンが店長だったらしいから金を横領したのかもしれないが、どうせ、
「怪獣でも揃えとけば40-60代の人が喜ぶだろう」
「初期ウルトラ世代の大人と若いウルトラ世代が来るだろう」
なんて安易な考えで作った店なんだろう。
実際にゼットンが1千度の高熱球出してサバの炙り作ったり、バルタン星人が分身の術で人手不足補ったりはできないだろうから、ウルトラシリーズの怪獣がディスプレイで使われてるか、せいぜい着ぐるみ着てるとかだったんだろう。(違ったらごめん)
メニューに「ケムール人のパスタ」とか「ピグモン唐揚げ」とか、“いかにも”それらしくネーミングしたとしても所詮普通の料理だったんではないかな。(実際のメニュー名は知りません)まぁ、「ウーのラーメン」とか「ジャミラライス」とか言われたって食欲わかないしな。(実際のメニューにあったかどうかはしりません)
結局飲食店って、演出なんてすぐ飽きちゃうし、料理の味も余程「美味いぞコレ」ってならない限り「見かけ倒しだな」ってなっちゃうもの。
結局再来店や固定客って、接客で決まるような気がする。
雰囲気や気遣いのいい店は「また行こう」「また来るわ」ってなるし、悪い店は「二度と来るか」とか思うもの。
大阪人は特に「なんで金払って気分悪くならなあかんねんな」とか「あーこんな店入ってもて損した」ってはっきりしてるからね。
接客は今どこもかしこもマニュアル化されつつある。メニューも似たり寄ったり。それじゃぁ演出でってバカな経営者ほど考えるが、それほど甘くございません。それが証拠に100年くらい続いてるような老舗は、BGMさえ無いし、メニューだってそんな気をてらったもの無い。それでもずっとつ空いてるのは「接客」という名のおもてなしや店のポリシーが明確なんだろう。
マニュアル接客で一番嫌いなことがある。
居酒屋でも寿司屋でも、嫌なのが座ってすぐに「お飲み物は?」って聞かれること。
なんなんだろ、あれ。
チェーン店などではマニュアルでそう言うようにって決まってるんだろうし、店員は素直にそれに従ってるだけなんだろう。(それでも嫌だが)
でも、普通の居酒屋とか飲み屋でも聞くバカがいるから困る。
お客は店に入った時点で「今日はこれを飲むぞー」って決めてなきゃいけないのか?
それなら店の前に、昔の喫茶店みたいに蝋細工で作った飲み物とか料理のディスプレィでも飾っておけって。
本来飲み物(アルコール類)なんて、食う物によって合わせるものじゃないのか?
魚介類専門のお店であっても、刺身なら日本酒、揚げものなら焼酎、焼き魚ならビールだなって、料理に合わせて飲み物チョイスしたいのに、なぜ座っていきなり「お飲み物は?」って聞くんだよ。メニューもお品書きも今日のおすすめ料理も見てない時点で決めれるか?
別にフレンチみたいに気取って、「ワインと料理のマリアージュ」などと気どる気はないが、料理とお酒の相性ってあるだろうよ。
ソーセージならビールか?から揚げも頼みたいしビールだな。いや待てよ。それらが出てくるまでビールだけを飲むのか?ソーセージが出てきた頃にはまたビール頼む羽目になりそうだ。ってことは最初は枝豆とかすぐ出るメニューも頼まなければ。特製塩辛ってのがあるぞ。うーんこれならビールより日本酒?いやいや最初から日本酒はきついな。じゃぁ焼酎、チューハイっていう手があるな。それなら冷奴も合うな。で、ソーセージが届く頃にビール、ポテトフライも一緒に頼むか・・・などと、まるで「孤独のグルメ」の主人公ように、脳内はアルコールと食材、腹具合と時間などの組み合わせの考えが駆け巡ってる。
それなのに座っていきなり「お飲み物は?」
こんな店はもう行かない。
地ビールや世界のビールを揃えてるようなビアホールやビアパブや、オーセンティックなバーのように“飲む専門店”で「銘柄何にしましょ?」とか「何をお飲みになられますか」と聞かれるのだってタイミングがある。このタイミングが悪い店(若いバーテンダーに多い)に入ったら「急用思い出した」とか言って出たほうがいい。
ましてやこんなところで座っていきなり「お飲み物は?」と聞かれることがあったら、そんな店は二度と行かないことだ。居酒屋のマニュアル接客よりタチが悪い。小洒落た店で、その違いがわかって無いところだと余計腹がたつ。
最近は店側も働く奴もファミレスやチェーン居酒屋感覚のマニュアル接客なんだろうな。
下手すりゃ客だってマニュアルな客が増えたのかもしれ無い。
「うめー」「やばー」って単純な表現はまだいい。箸使いや器の使い方ができ無いのも育ちの悪さのせいだろう。
料理が出てくるたびにスマホや携帯でバシャバシャと撮る奴。一枚二枚ならまだわかるが、アングルが決まら無いのか、上手く撮れ無いからかしつこい奴はもう最低。冷め無いうちに早く食え。
一番最低なのはその撮った写真をすぐインスタやSNSでアップしてるのか、スマホ片手に操作しながら食ってる奴。みっともない。下品。育ち悪ーって思う。一人でラーメンを食いながら少年ジャンプを読んでる感覚で、一人飯(ボッチ飯)しながら携帯触ってるのならまだ許せる。誰かと一緒にご飯食ってる時までするか?下手すりゃ向かい合わせでお互いが画面見て必死に指操作してたりする。カップルでも最近多いね。
長々となったが、怪獣酒場。
潰れた原因は多分、マニュアル接客のせいだろう。
40-60代のウルトラ世代は、接客にはうるさいよ。
接客がマニュアルでしか無理というのなら、
「当店の電力はすべてエレキングで賄ってます」(余った電気は電力会社が買い上げてくれます)
とか
「全席個室、だけど店員は全員ダダなので壁をすり抜けられる」(ただしトイレも覗けます)
とかやってくれ。
客も3分しかいられない人が増えたりして、めっちゃ回転率のいい店になるかもしれないぞ。
丸善ジュンク堂梅田茶屋町店のコミック階にある、怪獣酒場の作者が自筆で書いたホワイトボード