今日は収穫です。
積極的に食べたいとは思わないけど、たまに食べるとすごくおいしい食べ物というのがあります。ハーベストはまさにそれ。見た目地味で、おばあちゃんのお菓子ってイメージですけど、安定感のあるおいしさ。
本日は第33回私が好きなマンガの話。今回取り上げるのはソルボンヌK子・唐沢俊一の『大猟奇』(全1巻・幻冬舎文庫)です。雑学王として知られる唐沢俊一さんが原作で、ホラーマンガなども手がけるソルボンヌK子さんが漫画。
猟奇的なものが大好きなおふたりが、実際にあったエログロナンセンスな出来事をマンガ化したもので、陰惨な殺人事件や奇人変人のオンパレード。「こんなことホントにあったの?」とか、「これが人間のやることか!」などと思わずにはいられない、純粋な人なら目をそむけたくなる作品です。いいコは読んではいけません。人間性が歪んでる人にだけおススメします。
ただ、きれいごとや理想論ばかり口にするのではなく、人間の暗部も正しく直視したほうが、社会の秩序維持や平和の希求に資するんじゃないかというのが僕の個人的見解。なのでこういう作品は必要悪だと思っています。
おふたりは本作の後にも猟奇シリーズを刊行されていて、『世界の猟奇ショー』(同じく幻冬舎文庫)『こんな猟奇でよかったら――命なくします』(ミリオン出版・以下同)『三丁目の猟奇』『泣ける猟奇』の、計5冊があります。続編ごとにちょっとずつエッセンスが薄まってる感じで、僕がおススメできるのは『こんな猟奇でよかったら』までです。
ちなみにおふたりはこのシリーズの執筆時、ご夫婦だったんですけど、2011年に離婚されています。理由は知りません。
またこういうマンガ読んでみたいなーって思いますけど、コンプラコンプラうるさい現在では不可能かも。そういう意味じゃ貴重な文化遺産と言えるのかもしれません。
ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、ではなく雑感。
西村泰彦宮内庁長官が24日の定例会見で、「天皇陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を大変ご心配されておられます」「国民の間に不安の声がある中でオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大に繋がらないかご懸念されていると拝察いたします」と発言しました。
この一報を聞いたとき、事態が大きく動く予感がしました。
「ご懸念されていると拝察いたします」という回りくどい言い回し。これはどういうことでしょう。
言葉通り、西村さんが個人的な推察で「陛下がこうお考えなのではないか」という「御心」の代弁を行った、ということではありません。いくら長官の立場にあるとはいえ、陛下のご意向を独断で判断し、会見で公にするのは越権行為にほかならず、到底許されることではないからです。また、天皇ってのは憲法上政治的な言動が認められていませんから、本人が直接ああしろこうしろと勅令を出すことはできません。
なので、独断で陛下のご意向を汲み取ることが許されない長官と、政治的言動ができない天皇の立場を合わせて考えれば、陛下が長官に命じて自身の意見を間接的に公表させた、と解釈するのが自然です。
だから、「拝察」という言葉を使ってはいるものの、それはそのような表現を用いざるを得ないということであって、事実上「陛下がそうおっしゃってる」ということにほかなりません。
じゃあなぜ今、このタイミングでそんな発言をしたのか。
それは、陛下が現状のコロナ感染対策を緩いと考えている、ということです。どう見ても感染対策が不充分で、このままオリンピック・パラリンピックを開催すれば感染者が増加するおそれが高いから、もっと対策を厳しくしろというメッセージを、西村長官を通じて発信したのです。
これはなかなか重いことです。
政府はこれをどう受け止めるかと思っていたら、菅ちゃんをはじめ閣僚の人たちは口をそろえて「長官本人の見解」と答えました。
これは陛下のご意向を無視した非礼な態度かと言えば、そうではありません。西村長官の発言を「陛下のご意向」だと正式に認めてしまえば、天皇が政治的発言を行った、つまり憲法違反を犯したということになってしまうからです。
だから、菅ちゃんたちは「長官の見解」と言わざるを得ない。立憲民主党の安住淳国会対策委員長やら、野党は菅ちゃんの受け止めを批判していましたが(その批判も野党の立場上やむを得ずやってるのかもしれませんが)、「陛下のご意向である」と正式に認めることは、天皇が政治的発言を行うという失態を犯した、と指摘するに等しいことなのです。
ここまではなんの問題もありません。重要なのはここから先です。
このあとの対応は、大きく2つに別れます。
ひとつは、長官の見解だとして真に受けず、感染対策を変更しない、という選択。もうひとつは、表向きは長官の見解と答えておきながら、陛下の真意を汲んで、感染対策の強化を図るという選択です。
菅ちゃんたちにマトモな判断力があるのなら後者を選ぶでしょうけど、実際はどうでしょうか。すでに感染対策を強化すべく動いているでしょうか。
いくら菅ちゃんでも天皇の意思をないがしろにすることはないと思いますけどね。無観客開催の可能性について言及したのが、そのひとつの表れではないでしょうか。
積極的に食べたいとは思わないけど、たまに食べるとすごくおいしい食べ物というのがあります。ハーベストはまさにそれ。見た目地味で、おばあちゃんのお菓子ってイメージですけど、安定感のあるおいしさ。
本日は第33回私が好きなマンガの話。今回取り上げるのはソルボンヌK子・唐沢俊一の『大猟奇』(全1巻・幻冬舎文庫)です。雑学王として知られる唐沢俊一さんが原作で、ホラーマンガなども手がけるソルボンヌK子さんが漫画。
猟奇的なものが大好きなおふたりが、実際にあったエログロナンセンスな出来事をマンガ化したもので、陰惨な殺人事件や奇人変人のオンパレード。「こんなことホントにあったの?」とか、「これが人間のやることか!」などと思わずにはいられない、純粋な人なら目をそむけたくなる作品です。いいコは読んではいけません。人間性が歪んでる人にだけおススメします。
ただ、きれいごとや理想論ばかり口にするのではなく、人間の暗部も正しく直視したほうが、社会の秩序維持や平和の希求に資するんじゃないかというのが僕の個人的見解。なのでこういう作品は必要悪だと思っています。
おふたりは本作の後にも猟奇シリーズを刊行されていて、『世界の猟奇ショー』(同じく幻冬舎文庫)『こんな猟奇でよかったら――命なくします』(ミリオン出版・以下同)『三丁目の猟奇』『泣ける猟奇』の、計5冊があります。続編ごとにちょっとずつエッセンスが薄まってる感じで、僕がおススメできるのは『こんな猟奇でよかったら』までです。
ちなみにおふたりはこのシリーズの執筆時、ご夫婦だったんですけど、2011年に離婚されています。理由は知りません。
またこういうマンガ読んでみたいなーって思いますけど、コンプラコンプラうるさい現在では不可能かも。そういう意味じゃ貴重な文化遺産と言えるのかもしれません。
ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、ではなく雑感。
西村泰彦宮内庁長官が24日の定例会見で、「天皇陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を大変ご心配されておられます」「国民の間に不安の声がある中でオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大に繋がらないかご懸念されていると拝察いたします」と発言しました。
この一報を聞いたとき、事態が大きく動く予感がしました。
「ご懸念されていると拝察いたします」という回りくどい言い回し。これはどういうことでしょう。
言葉通り、西村さんが個人的な推察で「陛下がこうお考えなのではないか」という「御心」の代弁を行った、ということではありません。いくら長官の立場にあるとはいえ、陛下のご意向を独断で判断し、会見で公にするのは越権行為にほかならず、到底許されることではないからです。また、天皇ってのは憲法上政治的な言動が認められていませんから、本人が直接ああしろこうしろと勅令を出すことはできません。
なので、独断で陛下のご意向を汲み取ることが許されない長官と、政治的言動ができない天皇の立場を合わせて考えれば、陛下が長官に命じて自身の意見を間接的に公表させた、と解釈するのが自然です。
だから、「拝察」という言葉を使ってはいるものの、それはそのような表現を用いざるを得ないということであって、事実上「陛下がそうおっしゃってる」ということにほかなりません。
じゃあなぜ今、このタイミングでそんな発言をしたのか。
それは、陛下が現状のコロナ感染対策を緩いと考えている、ということです。どう見ても感染対策が不充分で、このままオリンピック・パラリンピックを開催すれば感染者が増加するおそれが高いから、もっと対策を厳しくしろというメッセージを、西村長官を通じて発信したのです。
これはなかなか重いことです。
政府はこれをどう受け止めるかと思っていたら、菅ちゃんをはじめ閣僚の人たちは口をそろえて「長官本人の見解」と答えました。
これは陛下のご意向を無視した非礼な態度かと言えば、そうではありません。西村長官の発言を「陛下のご意向」だと正式に認めてしまえば、天皇が政治的発言を行った、つまり憲法違反を犯したということになってしまうからです。
だから、菅ちゃんたちは「長官の見解」と言わざるを得ない。立憲民主党の安住淳国会対策委員長やら、野党は菅ちゃんの受け止めを批判していましたが(その批判も野党の立場上やむを得ずやってるのかもしれませんが)、「陛下のご意向である」と正式に認めることは、天皇が政治的発言を行うという失態を犯した、と指摘するに等しいことなのです。
ここまではなんの問題もありません。重要なのはここから先です。
このあとの対応は、大きく2つに別れます。
ひとつは、長官の見解だとして真に受けず、感染対策を変更しない、という選択。もうひとつは、表向きは長官の見解と答えておきながら、陛下の真意を汲んで、感染対策の強化を図るという選択です。
菅ちゃんたちにマトモな判断力があるのなら後者を選ぶでしょうけど、実際はどうでしょうか。すでに感染対策を強化すべく動いているでしょうか。
いくら菅ちゃんでも天皇の意思をないがしろにすることはないと思いますけどね。無観客開催の可能性について言及したのが、そのひとつの表れではないでしょうか。
ちちちちっきしょー!!!!
関わりたいけど関わってはいけない・・・
何故なら・・・そもそも相手にされないからって・・・
ちっきしょーーーーー!!
よく「人を見た目で判断してはいけない」って言いますけど、それって間違いで、見た目でわかることってけっこうあるんですよ。
見た目「だけ」で判断するのはよくないでしょうけど、部分的には見た目で判断できるんです。
ただ、やってはいけないことをやってきた顔かもしれませんけどね
若い人はともかく、ある程度歳がいってる人は、これまでどう生きてきたかが表情に刻まれるんですよ。
だから、「顔がよくないから嫌いになる」んじゃなくて、「嫌われるようなことをしてきたから顔がよくない」というのが正解だと思います。
というかかん
マリオでいうところの・・・干からびたルイージですよね
カーリング冬季だし。
オリンピックにちなんでですね!!わかります
多分不起訴のあとで始末されてますよ
現実のその犯人は、精神を患っていたらしく、最終的に不起訴になりました。
都市伝説の定番ですね
あと村崎百郎ってのもなかなかの人でして、鬼畜を自称する電波系ライターという肩書で、ゴミ漁りを趣味にしてたり、電波(妄想?)を受信できるという人で、ファンを自称する男に刺殺されるという壮絶な最期を遂げています。
あの番組はその人の本を読んでいようがいまいが、台本で持ち上げるから信用できませんよ
他にも、村崎百郎って人と「社会派くんがゆく!」っていう時評対談やってたんですけど、事件や事故の被害者を貶める暴言吐きまくってたんですよね。
その一方で当時、「世界一受けたい授業」に出演して「先生」って呼ばれてチヤホヤされてて、たぶんタレントの人たちは唐沢さんの本なんか一冊も読んだことなくて、どういう人なのかよくわかってないんだろうな、って思ってました。