幾つかと 尋ね返すに 拳上げ 矩はこえずの 軒昂の天よ
【いざ鎌倉へ】
市民運動会の成績は、昨年と同様第2
位に終わったが、今年で70歳になる
常勝の隣町の元職場の上野先輩が声を
掛けてきたので世間話を少しして「優
勝の秘訣は」と尋ねると「団結力よ」
と拳しを上げ元気なポーズを取った。
竹ヶ鼻は50世帯規模の小さな町だが
それがかえって良いのだろう、第3位
の野瀬町も世帯数は少ない。そこで結
論。コミュニティ力(=共同体力)の
自然発生力が大きいという仮説の実証
ということに。そこでプログラムを下
調べして、得点獲得寄与の大きいプロ
グラムの重点強化となるが、この先は
体育振興委員の仕事。
すっかり秋らしくなり旅行を彼女が計
画。目的地は「大磯・鎌倉」に決定。
ナビに目的先を複数登録し洗車作業。
というわけで「いざ鎌倉へ」^^;。
それにしても、鎌倉野菜という言葉が
先行しているがその実体は? 調べて
みると、「鎌倉市農協連即売所(通称
“レンバイ”)」で地元の生産者数拾
軒が直売する採れたて野菜のことらし
い。露地栽培の旬のものが中心で、朝
採りも多く、長い流通経路を経て並ぶ
スーパーの野菜とはケタ違いの新鮮さ
が売り。ここで仕入れた野菜を使い
“鎌倉野菜”と呼んで出す飲食店が増
えたが、このネーミングは東京渋谷区
神宮前三丁目のイタリアン『VINO E
PASTA』のシェフが付けたのが始まり
だとか。
【納豆パワー革命】
NHKの「あさイチ」で納豆パワーを
特集していたがブログでも取り上げて
いたが「最長寿国 日本」の秘密が世
界中関心事になっている(『悪臭と哨戒
艦の朝』『真穴子と上海万博』)。
わたし的には、いま一番関心あるのが
納豆の「匂い」と医療費の抑制(馬鹿
の一つ覚えの“財政規律派”ではない)
だが、後者は「茶カテキン」(『鮑と
ジャスミンティー革命』)や海藻(『
沖縄の世紀と海藻養殖』)に次ぐ三番
手ということを、きょうから高らかに
ここに謳うこととしよう。
仮に何らかの納豆食品を1日50g(
=70円)を毎日食べるとして、その
売上高=70円/日×60億人×普及率50%
×365日/年=約75兆円/年となり、世界
の政府医療費総額が仮に300兆円として、
抑制効果で5%削減できるとするなら、
15兆円削減できる(但し、非美容整形
医療部門は除く)。この様に健康・ア
ンチエイジング・美容食品(美肌・美
食)分野の支援を政府が即、実行すれ
ば、これだけでも世界経済の活性化に
貢献できるではないか(相変わらずで
かい話だ) 。^^;
動脈硬化を防止する効果が期待されて
いる成分がポリアミン。ポリアミンと
は、すべての生物(微生物、植物、動
物)の細胞内のアミノ酸から合成される
物質で、細胞の増殖や生存に必要不可
欠なもの。このポリアミンを多く含む
食品を摂ることによって、血管が若返
り、血流がアップ。脂肪が燃焼しやす
い体質となり、太りにくい体になるこ
とが期待されている。
自治医科大学さいたま医療センター准
教授の早田邦康は、納豆、チーズなど
の発酵食品や大豆、シイタケ等に豊富
に含まれる「ポリアミン」に、アンチ
エイジング効果があることを、マウス
の実験で実証した。ポリアミン濃度の
高い飼料を与えたマウスは、そうでな
いマウスに比べ、血中ポリアミン濃度
が高まり、毛並みが良く、生存率が有
意に上昇するという。「実験ではヒト
の中年期に相当する50週齢のマウスを
用いた。実験の結果、高ポリアミン飼
料を食べたマウスは、毛並みが若々し
く、死亡率が低下することを確認した。
近年、納豆の健康効果の科学的な裏づ
けや強化が進んでいる。例えば、旭松
食品は、納豆菌K-2株という独自の
納豆菌の整腸効果を確認し、今年2月
納豆初の整腸トクホ(特定保健用食品)
「おなか納豆」を製品化した(関連記
事1)(関連記事2)。
ポリアミンは、すべての生物の細胞内
で合成される物質で、細胞の増殖や分
化に関わっている。ヒトの代表的なポ
リアミンは、スペルミン、スペルミジ
ン、プトレスシンと呼ばれ、分子量が
200程度までの物質である。消化管内で
そのままの形でほぼ吸収され、体内の
臓器や組織に移行することが知られて
いる。
2004年に早田氏は,ポリアミンが免疫
細胞表面に存在する炎症の誘発因子「
LFA-1」(leukocyte function associated antigen1)
の発現を抑制することを発見した。LF
A-1は加齢とともに増加する一方、ポリ
アミンは減少する。体内では、炎症が
引き金となって酸化物質が産生され、
老化や生活習慣病が進行すると言われ
ている。「炎症を抑制するポリアミン
がアンチエイジング効果を発揮するこ
とは、理論的に矛盾せずに説明できる」
(早田氏)と話している。
納豆は食べるだけではない。あのネバ
ネバに含まれるポリグルタミン酸とい
う成分が、ヒアルロン酸に匹敵する保
湿力があると分かっており、ポリグル
タミン酸を使った納豆石けん、納豆化
粧水はロングセラーになっているとい
う。
【匂いを消すか残す?】
図1 sofA遺伝子を含む領域の塩基配列を示す図
ひと言に納豆菌といっても、ねばりを
いっぱい出すもの、出さないもの、発
酵が強いもの、弱いものとさまざま。
地球上に何種類あるのか調べることが
できない程だ。そんな中に、血糖値の
上昇を抑える働きがあるという菌が韓
国の研究者によって発見され、今年商
品として発売された。一方、日本のメ
ーカーは、納豆独特のにおいを納豆菌
の力で抑える商品や、カルシウムの吸
収を助けるビタミンK2を多く作り出す
菌が入った商品などを販売している。
----------------------------------
【公開番号】特開2010-57422「柔らか
い納豆を製造する機能に関与する遺伝
子、該遺伝子を用いて育種された納豆
菌、及び該納豆菌を用いて製造された
柔らかい納豆」
【課題】柔らかい納豆を製造するよう
な能力を有する納豆菌を提供し、納豆
菌を用いた柔らかい納豆の製造方法、
及び該製造方法により製造された柔ら
かい納豆を提供する。
【解決手段】納豆菌のsofA遺伝子なら
びにsofB遺伝子を取得し、該遺伝子を
増幅させて、遺伝子がコードするタン
パク質を増強させることにより育種し
た納豆菌を開発し、納豆菌を用いて製
造した納豆は柔らかく、例えば、硬度
が0.20~0.65N納豆を提供することがで
きる。
図27 sofA遺伝子欠損用DNA断片調製
の概略を示す図
図28 sofB遺伝子欠損用DNA断片調製の
概略を示す図
----------------------------------
ここまで書いて「本当に価値ある情報」
が提供できているかの自問に充分でな
いのではと苛立つ。「ニオイ問題」は
この特許の事例のように遺伝工学操作
で無臭化あるいは抑制化などの方法で
深耕させつつ、とりあえず、『納豆環
境工学概論』としてまとめて考察し、
再度ブログ掲載することに。もつとも、
金儲け主義が先走ったプロジェクトは
長い目で見れば、内容の変質若しくは
空洞化し破綻する(それも数年スパン
以内?いや、もっと早いかも→サービ
ス→製造→金融(資本主義)は、産業
分野の違いがあるものの、リーマン・
ショックや村上ファンドの例をみれば
自明ではないかと、今流行の「環境産
業」や「介護産業」の企業などもその
事例に事欠かない)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます