極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

朝から納豆パワー革命

2010年10月12日 | WE商品開発



幾つかと 尋ね返すに 拳上げ 矩はこえずの 軒昂のそら
 


【いざ鎌倉へ】

市民運動会の成績は、昨年と同様第2
位に終わったが、今年で70歳になる
常勝の隣町の元職場の上野先輩が声を
掛けてきたので世間話を少しして「優
勝の秘訣は」と尋ねると「団結力よ」
と拳しを上げ元気なポーズを取った。
竹ヶ鼻は50世帯規模の小さな町だが
それがかえって良いのだろう、第3位
の野瀬町も世帯数は少ない。そこで結
論。
コミュニティ(=共同体力)の
自然発生力が大きいという仮説
の実証
ということに。そこでプログラムを下
調べして、得点獲得寄与の大きいプロ
グラムの重点強化となるが、この先は
体育振興委員の仕事。



すっかり秋らしくなり旅行を彼女が計
画。目的地は「大磯・鎌倉」に決定。
ナビに目的先を複数登録し洗車作業。
というわけで「いざ鎌倉へ」^^;。

それにしても、鎌倉野菜という言葉が
先行しているがその実体は? 調べて
みると、「鎌倉市農協連即売所(通称
“レンバイ”)」で地元の生産者数拾
軒が直売する採れたて野菜のことらし
い。露地栽培の旬のものが中心で、朝
採りも多く、長い流通経路を経て並ぶ
スーパーの野菜とはケタ違いの新鮮さ
が売り。ここで仕入れた野菜を使い
“鎌倉野菜”と呼んで出す飲食店が増
えたが、このネーミングは東京渋谷区
神宮前三丁目のイタリアン『VINO E
PASTA
』のシェフが付けたのが始まり
だとか。





【納豆パワー革命】

 

NHKの「あさイチ」で納豆パワーを
特集していたがブログでも取り上げて
いたが「最長寿国 日本」の秘密が世
界中関心事になっている
(『悪臭と哨戒
艦の朝
』『真穴子と上海万博』)。

わたし的には、いま一番関心あるのが
納豆の「匂い」と医療費の抑制(
馬鹿
の一つ覚えの“財政規律派”ではない

だが、後者は「茶カテキン」(『
鮑と
ジャスミンティー革命
』)や海藻(『
沖縄の世紀と海藻養殖』)に次ぐ三番
手ということを、きょうから高らかに
ここに謳うこととしよう。

仮に何らかの納豆食品を1日50g(
=70円)を毎日食べるとして、その
売上高=70円/日×60億人×普及率50%
×365日/年=約75兆円/年となり、世界
の政府医療費総額が仮に300兆円として、
抑制効果で5%削減できるとするなら、
15兆円削減できる(但し、非美容整形
医療部門は除く)。この様に健康・ア
ンチエイジング・美容食品(美肌・美
食)分野の支援を政府が即、実行すれ
ば、これだけでも世界経済の活性化に
貢献できるではないか(相変わらずで
かい話だ) 。^^;



動脈硬化を防止する効果が期待されて
いる成分がポリアミン。ポリアミンと
は、すべての生物(微生物、植物、動
物)の細胞内のアミノ酸から合成される
物質で、細胞の増殖や生存に必要不可
欠なもの。このポリアミンを多く含む
食品を摂ることによって、血管が若返
り、血流がアップ。脂肪が燃焼しやす
い体質となり、太りにくい体になるこ
とが期待されている。




自治医科大学さいたま医療センター准
教授の早田邦康は、納豆、チーズなど
の発酵食品や大豆、シイタケ等に豊富
に含まれる「ポリアミン」に、アンチ
エイジング効果があることを、マウス
の実験で実証した。ポリアミン濃度の
高い飼料を与えたマウスは、そうでな
いマウスに比べ、血中ポリアミン濃度
が高まり、毛並みが良く、生存率が有
意に上昇するという。「実験ではヒト
の中年期に相当する50週齢のマウスを
用いた。実験の結果、高ポリアミン飼
料を食べたマウスは、毛並みが若々し
く、死亡率が低下することを確認した。



自治医科大学附属さいたま
医療センター・早田邦康准教授

近年、納豆の健康効果の科学的な裏づ
けや強化が進んでいる。例えば、旭松
食品は、納豆菌K-2株という独自の
納豆菌の整腸効果を確認し、今年2月
納豆初の整腸トクホ(特定保健用食品)
「おなか納豆」を製品化した(
関連記
事1
)(関連記事2)。



ポリアミンは、すべての生物の細胞内
で合成される物質で、細胞の増殖や分
化に関わっている。ヒトの代表的なポ
リアミンは、スペルミン、スペルミジ
ン、プトレスシンと呼ばれ、分子量が
200程度までの物質である。消化管内で
そのままの形でほぼ吸収され、体内の
臓器や組織に移行することが知られて
いる。

図2とくにスペルミンとスペルミジンは消化管で分解されずにそのまま体内に吸収される

2004年に早田氏は,ポリアミンが免疫
細胞表面に存在する炎症の誘発因子「
LFA-1」(leukocyte function associated antigen1

の発現を抑制することを発見した。
LF
A-1
は加齢とともに増加する一方、ポリ
アミンは減少する。体内では、炎症が
引き金となって酸化物質が産生され、
老化や生活習慣病が進行すると言われ
ている。「炎症を抑制するポリアミン
がアンチエイジング効果を発揮するこ
とは、理論的に矛盾せずに説明できる」
(早田氏)と話している。





polyamine



納豆は食べるだけではない。あのネバ
ネバに含まれるポリグルタミン酸とい
う成分が、ヒアルロン酸に匹敵する保
湿力があると分かっており、ポリグル
タミン酸を使った納豆石けん、納豆化
粧水はロングセラーになっているとい
う。

【匂いを消すか残す?】




図1 sofA遺伝子を含む領域の塩基配列を示す図


ひと言に納豆菌といっても、ねばりを
いっぱい出すもの、出さないもの、発
酵が強いもの、弱いものとさまざま。
地球上に何種類あるのか調べることが
できない程だ。そんな中に、血糖値の
上昇を抑える働きがあるという菌が韓
国の研究者によって発見され、今年商
品として発売された。一方、
日本のメ
ーカーは、納豆独特のにおいを納豆菌
の力で抑える商品や、カルシウムの吸
収を助けるビタミンK2を多く作り出す
が入った商品などを販売している。

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【公開番号】特開2010-57422「柔らか
い納豆を製造する機能に関与する遺伝
子、該遺伝子を用いて育種された納豆
菌、及び該納豆菌を用いて製造された
柔らかい納豆」

【課題】柔らかい納豆を製造するよう
な能力を有する納豆菌を提供し、納豆
菌を用いた柔らかい納豆の製造方法、
及び該製造方法により製造された柔ら
かい納豆を提供する。

【解決手段】納豆菌のsofA遺伝子なら
びにsofB遺伝子を取得し、該遺伝子を
増幅させて、遺伝子がコードするタン
パク質を増強させることにより育種し
た納豆菌を開発し、納豆菌を用いて製
造した納豆は柔らかく、例えば、硬度
が0.20~0.65N納豆を提供することがで
きる。




図27 sofA遺伝子欠損用DNA断片調製
                     の概略を示す図




図28 sofB遺伝子欠損用DNA断片調製の
           概略を示す図

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ここまで書いて「本当に価値ある情報」
が提供できているかの自問に充分でな
いのではと苛立つ。「ニオイ問題」は
この特許の事例のように遺伝工学操作
で無臭化あるいは抑制化などの方法で
深耕させつつ、とりあえず、納豆環
境工学概論
としてまとめて考察し、
再度ブログ掲載することに。もつとも、
金儲け主義が先走ったプロジェクトは
長い目で見れば、内容の変質若しくは
空洞化し破綻する(それも数年スパン
以内?いや、もっと早いかも→サービ
ス→製造→金融(資本主義)は、産業
分野の違いがあるものの、リーマン・
ショックや村上ファンドの例をみれば
自明ではないかと、今流行の「環境産
業」や「介護産業」の企業などもその
事例に事欠かない)。

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