ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

横からの風景

2010年08月26日 15時28分51秒 | コース



小さなシンボルツリーを横から見ると、
こんな感じになりました

右端にキャディーさんと旗竿が写っていますので、
案外にグリーンは近くにあったわけです

セミラフをグリーン周辺に広く刈り込んで、
更に端は深いラフになっているのがわかります。
左サイドに深いラフが見えます。

こういうセッティングは、本格的でカッコイイのですけど、
手間が掛かるので、なかなかお目にかかれません。
いわゆる名門と言われるところや
比較的にプレー代が高いコースに行くと
「どうだ」と威張ったように見ることが出来ます。

この日のラフは12センチの刈高だったそうで、
少しボールが沈むと、長いクラブは全く使えませんでした。
(少し前に、無理をして痛い目に遇いましたから)

色々な考え方がありますが、ラフが伸びていて
曲げた罰として機能すると、ゴルフは急に難しくなります
こういうコースでばかりプレーしている一部の人が、
「夏のゴルフは冬のゴルフより難しい」
と当たり前のように話す真相が見えるような気がします。

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バックヤードの景色

2010年08月26日 13時20分08秒 | コース



グリーンの後をカートが走ることは多々ありますし、
グリーンの奥が低くなっていることも多々ありますが……
奥が低くなっていて、そこをカートで走るということは、
ありそうでなかなかありません 


1本の小さな木がありました。
コースから見れば、ここからは下っているという目印になり、
ボールを追う目も目標があると立体視しやすくなるので
こういう傾斜では一般的なものです。

奥からフッと見上げると、その小さな木が
とてもシンボリックなものに見えました。
慌ててカメラを手にして撮った1枚です 

ホールのシンボルとして利用している大きな木は
よくありますし、惚れ惚れしたり、神々しく感じたりもします 

でも、舞台裏から見上げた小さな木に
どういうわけかシンパシーを感じて、頑張ろうぜ、と思いました 

見上げた空は曇っていました。
バックヤードから見上げる背景は青空ではなく、
こういう空のほうが絵になると思ったりしました。

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ベテランの味

2010年08月26日 08時37分30秒 | コース


わかりにくいですけど、画像の中央奥にグリーンがあります。
やや左手前にバンカーがあります

ダラダラとした上りのホールです。
いわゆる古い林間コースで、高低差がある土地の場合、
日本人設計家のベテランクラスの方々で感心させられるのが、
このような登り坂のホールです

ピンが見える、ということが上りのホールでは
安心感になりますが、まずは、そういうための工夫の巧みさです。
グリーンの手前をかなり削ること。
全体の傾斜の限界角度。
グリーン手前と全体の形状。
細かいテクニックに溢れています。

そして、ビジュアルです
これは設計家より、コース管理スタッフのゴルフへの知識や
技術による部分が大きいと思いますが、
フェアウェイの芝生のカットラインを
グリーン右の花道があるオープンスペースに向けてつけています。
グリーンの右に向かっているわけですけど、
傾斜に対して斜めのラインになることで
上り坂は緩く感じる効果があります。

あまり評価されない大ベテランの日本人設計家も
こうして見ると、なかなか渋い仕事をしている例があるのです
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