ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

ピンのL字はしめやかに

2014年08月28日 14時24分13秒 | 用具



ピンは近年、典型的なL字パターも

作っています。
このtessは、ピンらしくない
本格的なL字です 

このパターが発売されるときに
僕は騒いだのです。
もしかしたら、L字の歴史が 
変わるかもしれない、
という風に……

でも、買いませんでした 
実際に手にしてみると、
最先端の性能を満載して、
構えやすさを最優先させた
安心感みたいな部分が
自分の中で
しっくりこなかったのです。

でも、僕の影響で
購入した先輩がいました。
その先輩が重い病気で倒れて、
亡くなる直前に、
「実際にコースで使わなければ
パターはわからないでしょう」
と渡されたのです 
言っている意味はわかります。
騒いでおいて、
自分では買わなかったことを
責めるのではなく、
僕を心配してくれているのだと
理解できました 
でも、一度も使わずに、
保存している状態です。

構えたときにラインに
スッとフェースを
自然に合わせられるのが
パター選びのポイントの一つです。
そういう意味で、
ピンのクラブ作りの確かさを
感じさせるL字です 

僕の中では、Jブレードの
印象が鮮明すぎるのだと
考えています。
tessは良いL字ですけど、
ピンらしさが控えめすぎると
感じてしまうのです 

とはいえ、純粋にL字が
好きだというファンには
たまらない1本です 
僕はこのパターを見ると
しんみりした気持ちになります。


興味がない人にとって、
L字好きのゴルフ談義は
奇妙に映るようですけど、
こだわりとは、
本来、そういうものです 

L字パターの話は
尽きないのです 



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どエルではないけどね

2014年08月28日 09時20分11秒 | 用具



「Jプレードなんていうピンパターは
聞いたことがない」
というメッセージをいただきました 
昨日のブログを読んでの反応です。

この画像がJブレードです 
詳細はわかりませんが、
1990年代前半に
日本市場モデルとして投入されて、
一時は米国市場でも
扱われたようです 
画像はステンレスモデルで、
少数ですけど、
ブロンズモデルもあります。

僕はJブレードが大好きで、
発売直後から
かなり長い間使用していました 
今、手元に残っているだけでも
2本あります。
(内1本は、弟が現役で
使用しています)

ピンが本気でL字を作ったら
こうなるというモデルでした 
その後、L字のパターを
ピンは色々と出していますけど、
Jブレードには敵わないと
個人的には思っています。



右がJブレードです。
とんでもない直線的なシェイプで
若干左から撮っていますけど、
普通に構えて見て
バックフェースが
えぐれていることなど
欠片も感じさせません 

小さいヘッドに目が慣れているので
フェースが長いことが
ちょっと気になりますけど
良い感じです 

左はオデッセイの
ホワイトホット#8です。
これは尊敬していて
大好きだった先輩が
ゴルフを引退したラウンドで
使用していたものを
いただいたものです 



アーノルド・パーマー型です。
#8の特徴は、フランジと呼ばれる
バックフェースの膨らみの
バランスの良さです 

このL字のパターは古典的なのに
非常に細部が上手く作られています。
ネックの付き方など繊細で
グッときます。
それでいてフェースインサートに
樹脂を使用しているのです。
重量を目一杯重くしていますけど、
それが構えたときに
一切無理を感じない範囲で
収まっているのです。
どエルの直系の系譜です 

バックフェースの厚みが
どエルと呼んでいる
古典的なL字パターの
生命線のような部分です 
ここが薄すぎると
ボールに力が伝わりにくく、
ノー感なパターになり、
厚すぎると方向性が
悪くなってしまうのです。
上下が均等ではない
どエルがあるのは、
そういうバランスを調整しながら
作り上げた証拠なのです 

と言いながら……
僕はオデッセイの#8を
使用したことがありません 
理由は、あまりにも癖がなくて
ビビッと来ないのです。
容姿も好みで、
ばっちり気が合うのに、
どうしても異性として考えられない
イイ女という感じが#8です 

パターの弱点を
自分の技術が穴埋めして
何倍もの効果となるというのが、
自分の理想のパターとの関係で
譲れない部分なのです 


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