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「合っていない、と思うなぁ」
少なくとも秋ゴルフで3人から
異口同音に言われました。
7番ウッドを使う僕を見て
『らしくない』と思ったのでしょう。
わからなくもないです。
少し前までFWは
3番しか使えないと
決めていましたし、
実際に使えませんでした。
使い始めは万能で
ミスショットなんて出ないと
思っていたW#7は
この数週間絶不調でした。
ストロークで数えると
8打は無駄にしました。
池、川、OB……
画像のシーンは、
池越えの美しいホールで
距離的にはW#7でしたが、
迷った末に、
H#4で打ちました。
ヘッドカバーと
W#7はティーの脇で
お留守番です。
不調の理由は、
単純に練習不足です。
ボールの位置で
どんなボールが出るか、
という関係性に
確信がないのです。
どこに置いても打てますが、
どんな球が出るか?
微妙に狙いと違うのです。
練習で50球も打てば、
解決します。
練習場には、週一で
行っているのですけど、
自分のクラブを
持っては行きません。
仕事絡みで行くからです。
ついでという感じで
ちょっとだけ練習を
してみようと思っていますが、
どういうわけか、
全く焦っていないのです。
『その内どうにかなるのを
静かに待とう』
面倒とか忙しいとかでなく、
そんなふうに考えてしまいます。
とはいえ、失敗した直後は
明日、練習場に行こう、と
強く後悔するのです。
でも、数時間後には
自然に任せよう、という思考に
なっているのです。
やっと始まった紅葉が
池に逆さに映って、
ハッとする美しさでしたが、
影になったティーは
かなり暗かったので、
暗示を感じました。
二兎を追う者は一兎をも得ず、
なのかもしれません。
方法はわかっているという自信と
油断は表裏一体です。
未来がわからないから
ゴルフも人生も面白いのです。 
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まつよい |
篠原嗣典 第3回マイナビ電子書籍コンテスト入選作 |
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