ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

ありがとう! Jおじちゃんに捧ぐ

2020年12月24日 09時29分00秒 | 裏話



Jおじちゃんが
亡くなったと連絡が
入りました。

Jおじは
父の中学以来の親友で
親戚のような関係でした。

「俺がいなければ、
お前は生まれなかった」
というのが
Jおじの口癖でした。
半世紀以上前、
父が母に交際を
申し込んだときに、
最初は
断ったらしいのですが。
落ち込む父を見て、
Jおじが
母を呼び出して
必死の説得をした、
という青春ドラマが
あったらしいのです。

母に言わせれば、
一生の不覚。
ということですけど、
Jおじは
俺の手柄で
篠原家は安泰だ、
と胸を張って、
ニコニコしていました。

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ディスタンス系の
面白いボールです。
ご一読を<(_ _)>

話は戻ります。

Jおじのゴルフは
お世辞にも
上手くなかった
のですけれど、
マナーだけは
一流だと自称していて
マナーが悪い輩に
口頭で注意しては、
喧嘩になったり
していました。
根っからの
お節介気質でした。

酔っ払うたびに
「どうして、
プロゴルファーに
ならなかったんだ。
本当はお前の
オヤジも、
周りのみんなも
お前には
プロになって
欲しかっただぞ」
と説教されました。

ゴルフの神髄は
アマチュア精神に
あるからなのだと
若い頃は
反論しましたが、
「インテリ気取りか?
お前の悪いところは
そういう所だ!
誰の遺伝なんだ?」
とより強く
説教されるという
繰り返しでした。

普通なら
そんなおっさんは
嫌いになるか、
苦手になるのが
オチですけど、
僕はJおじが
ずーっと好きでした。

基本は正義の人なのに、
身内をかばうためなら
理論破綻しても、
気にしない人でした。
だから、時々、
ハチャメチャになって、
「男は黙って
サッポロビール」
と開き直るのも
好きでした。

晩年は、腰を悪くして
車椅子になって
ゴルフをすることが
できませんでしたが、
それまでは
年に何度か
一緒にゴルフをしました。
ゴルフの前の晩は
ウチに泊まりに来て、
前夜祭といって
飲んだくれていました。

Jおじちゃんの
思い出は尽きません。
寂しいですが、
ありがとう、
と伝えるために
週末のゴルフは
追悼する気持ちで
プレーします。


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