「日本のこころ」という政党名のこと

この政党、以前は「日本のこころを大切にする党」という名前でした。

当然ながらと言っては失礼だが、保守の人、かなり不満だった。
理由は党名を変え過ぎる、名前が長過ぎるなどなどでしたが、最大の理由は政党名として不向きに尽きるのではなかったか？

こう言ってしまえばニベもありませんが保守政党が追及すべきなのは「こころ」のようなどちらかと言えば個人に属するあいまいな部分でなく、もっとリアルな国の力。
それも防衛力とか経済力のような単品でなく、それらに文化なども含んだ総体としての力です。

それともう一つ、「大切にする」のは良いが政党はこのような守勢に立つべきではないでしょう。
「大切にする」「守る」より力を増す、獲得するスタンスを提起すべきでした。

よって政党名としては失格。
という風にかなり批判的に書きましたが、それでも「日本のこころを大切にする」のは政党でなく思想運動などの名称なら十分通用します。

変な言い方ですが「日本のこころを大切にする」心は今でも大切にしたいのでは？