2021年4月28日ようやく令和元年度の環境省一般廃棄物処理実態調査結果がインターネットに公開されているのを発見しました。早速、福津市の各区分の数値をチェックしてみました。おかしなことが、またもや散見されます。
①木くずの混載(公設)は直接搬入量へ:津屋崎の公設分別収集会場では、平成25年から木くずの分別収集は廃止になり、住民が林田産業グリーンセンターへ直接搬入して排出することになっています。令和元年の木くずの混載(公設)の量を計画収集量に、また入れています。前年の平成30年度はこの量は、直接搬入量に入れられていて是正されていましたが、令和元年度は平成29年度以前に逆戻りです。マニュアルの訂正がされていなかったのでしょうかね。
②山元還元量は(中間処理後再生利用量の)その他の資源化等を行う施設へ:山元還元量は三井精錬所で処理しているにも拘わらず、古賀清掃工場の焼却施設に入れています。古賀清掃工場の資料には『外部処理』と明示されているのですが、分からないのでしょうかね。この点については2年前より指摘し続けています。
一つ一つの項目について、うるさくチェックしているのは、このデータを基に状況を正確に把握し、問題の原因を追求するために重要なことなのです。この点をルーズにやると、このデータは使いものにならないからです。
また、ごみ総排出量とごみ処理量が今回公開された福津市一般廃棄物処理実態調査結果と私の試算した数値とは約300tの差があり、その差が出た原因を現在調査中です。