今回は修正リサイクル率についてお話します。No.69に書いていますが、できるだけ公平な比較を福岡都市圏の市町村間でするために、修正リサイクル率R’が定義されています。R’を求めるには山元還元量と固体燃料量を中間処理後再生利用量から減算します。福津市の場合、木くずも搬入量と同量を中間処理後再生利用量に入れていますので、木くず1,900tをさらに減算します。環境省一般廃棄物処理実態調査表を下記に添付します。福津市の数値は著者が試算した結果を掲載しています。
福岡市、春日市、大野城市、太宰府市、古賀市、那珂川市、新宮町、久山町はリサイクル率と修正リサイクル率が同じですから、山元還元量・固体燃料量はリサイクル率には入れてないことを示しています。古賀市と新宮町は木くずを中間処理後再生利用量に入れてないことが推定できます。次頁に続きます。