福津市まちづくり基本条例の改正にむけ検討がすすんでいる状況の中、まちづくりの原点にある福津市郷づくり基本構想(平成30年3月)をじっくり読んでみました。市役所ホームページに掲載されていますから、興味のある方はご一読ください。
まず、この基本構想を読むと、郷づくりとは「市民が主役の地域自治活動」であると建前が書いてあります。しかしよく読むと「福津市行政のための基本構想であり、住民の目線で書かれていない」ということが判ります。具体的例を挙げると1.はじめに(2)基本構想の目的に『市が期待する郷づくり地域の役割や支援方針等を体系的にまとめ・・・』とあるように、郷づくり推進協議会は行政の下部組織として、市が使い易いように組織したものです。これでは、住民は積極的に「郷づくり」に参加したいとは、一部の自治会関係者を除いては思わないでしょう。このような「郷づくり」は、これから先も、お金と時間をかけても、福津市住民に広がっていくことはないでしょう。
私は、市が法律を守って行う行政サービスと民間営利団体のサービス間で満たすことできない多様な非営利サービスを担うのが「郷づくりの基本的な目的」であると考えます。あなたは、どう思われますか。