なぎのあとさき

日記です。

ビー姉ちゃん

2005年03月10日 | 猫トーク



よしよし



かわいいかわいい



おれはねるぞ



モンチはあちょぶ!

昨晩私がベッドで寝ようとしてたらダーが猫らと遊んでて、
「モンチ今までで一番高くジャンプした! すごいねモンチー!」
「ゴンもすごい! かーっくいいー」と声が聞こえて
猫たちの走りまわる音が聞こえてた。
見に行きたい。でも8時起きで即寝。
その後モンチは、昨日私がだっこして乗せた
カーテンレールボックスの上に自力でジャンプして上がった。
ダー「やった! って顔してたよ」

今日はお休み。ダーも1時すぎまでねてた。
ダーは仕事山盛りだけど、
「来週の自分の首をしめてでも、今週は暇ぶってないとやってられない」
朝ご飯はトースト2枚、オムレツ、ハム、コーヒー。
ダーが出かけて掃除、洗濯。今日も暖かい。
何を着ようか選んでる間、ビーとモンが追いかけっこしていた。
追いかけあって、小突きあって、取っ組み合って猫キック。
もちろんビーは手加減してる。
殿も混じりたそうに、ビーとモンの後をのろのろついて歩いてるけど、
ビーもモンも殿には目もくれない。

恵比寿へ。スタバでショートモカ。
Cと伊勢丹へ。Cは春バッグを即決。
私は2階をぐるぐる回ってパドカレのワンピとカットソーをどうしようか考える。
Cが遅刻したので高野でマンゴーパフェの約束だったけど、
お腹がすいて渋谷ゴールドラッシュへ。
ハンバーグ、高野のパフェ3000円より安上がりだったそうだ。
300gのハンバーグは3つに分かれていて2人揃って食いしんぼ丸出し。
一昨日、渋谷できるだけ来たくないんだから…
といってコートやら何やら買った2日後には渋谷にいた。
今渋谷には累計一億冊突破one-pieceのポスターが駅前に貼ってある。
ライトアップされて、みんなかっこいい~! 
ルフィに寄り添うようなゾロかわいい! 
109②のロビンちゃん素敵~! 
街がワンピで統一されてる感じで、
渋谷がかっこよくセンスよく見えるなんて奇跡だ。
ナミだけ見つからなかった。

はじめモンチンが独占してた新しいオモチャ
(電話線のコードみたいなのの先に羽がついた棒)で、
3匹とも遊ぶようになった。
モンチは相変わらず一番すばしこくオモチャを追いかけて、
つかまえるとくわえて、
ほかの2匹をチラチラ見ては「ウ~~」
でも、殿やビーコが遊んでるとき、
多少遠慮するようになったように見える。
殿は上品にゆっくり追いかけて、ジャンプ。
ビーは羽をつかまえてくわえると
、追ってきたモンの前に、ポトリ、と羽を落としてあげた。
惜しげもなく。ビーったら、ちゃんとお姉ちゃんやってるのね。
ますますビーがかわいくなる。
モンチンもこのまま何の遠慮もなく、悩みも迷いもない末っ子でいて欲しい。

「灯台へ」読了。
○言葉という矢は、ふらふらと横にそれて、標的の数インチ下にあたるのが関の山なのだ。それで話すことなどあきらめてしまい、思いは胸の奥にしまいこまれることになる。
たとえばあれ(客間の踏み段の空虚さ)を感じているのは身体であって、精神ではない。そう思うと、踏み段のもたらす身体感覚が、なお一層耐えがたいものになった。

○ラムジー夫人の死の知らせを受けた後何日にもわたって、リリーはこんなふうな夫人の姿を見かけていた。それは決まって花環を額に掲げ、何の疑いももたぬように、死という暗い影を道連れに草原を歩き去って行く姿だった。目に映る光景には、言葉と同様に人を慰める力があるものだ。

○距離というものには大変な力があるんだわ。ラムジーさんに対するわたしの気持ちは、舟が入り江を遠ざかるにつれてすっかり変わった。まるで自分の感情が彼方まで引き伸ばされ、伸び広がっていくみたいだ。

第3章では、赤ちゃんだったジェイムスと、
猫みたいにかけまわってたキャムが意識を持った。
キャムは優しい女の子になり、
ジェイムスは大嫌いな父・ラムジー氏に一番似てる。
それぞれ皆考えていることは全然別のことで、
その意識を他人が理解することは一つもない。
意識に立ち上がる言葉にされない言葉は、彼方まで引き伸ばされて、消えていく。
死が一つの大きなテーマになっていて、
ラムジーさんが唐突に叫ぶ「われらは滅びゆく、おのおの一人にて」
というセリフが、全体に漂っている。
でも、この小説が暗くはなくて美しいのは、
生きてる人たち、特にリリーやキャムや第1章での夫人など、
女性たちの意識に映る世界がとても美しいから。

保坂さんが、「風景描写には作者の身体感覚が反映される」
といってた意味がよくわかった。
ヴァージニア・ウルフの描く世界は、
ゴッホの花の絵みたいに、ブライアン・ウィルソンの音楽みたいに美しい。
世界の美しさを、凡人以上に感じとることのできた彼女は、
その逆の、世界の哀しみも私などには想像がつかないくらい
感じとってたんだろう。彼女は、精神を病んでいて、最後には自殺した。  

コメント