モーンちゃん
あちょぶにょ?
9月27日、火曜、晴れ。
日に日に涼しくなる。もうすでに朝布団から出るのがつらい。
猫たちに寄り添われてるとなおさら出たくない。
私が起きると皆起きてついてくる。シーバを三等分してあげる。
庭の花は、夏の間より花をいっぱいつけていて、
眺めているといつまでも飽きない。
赤のチェリーセージにやっと蕾ができ始めた。
ルリマツリも、今までで一番蕾を持っている。
朝ご飯は鮭のおにぎり、緑茶。
駅までチャリ。街路樹の葉がほんのり色づきはじめている。
花水木は赤、桜は黄。
燃え立つような色になるのは楽しみだけど、
その先のことは考えたくもない。
「百鬼園先生日記帖」を読む。
百先生が30歳前後の頃、小説のネタ帳も兼ねて書いていた日記。
お墓参りの話、過去への執着の話など言葉にするのが難しい気持ちを、自
然な文章にしていてすごい。
解説を読むまで31歳で書いたとは思いもよらなかった。
奥様、子供、母など家族への思いやりに満ちた文章が心をしめらす。
晩ご飯は、北の国土産の「大泉洋のスープカレー」。
オリーブオイルとニンニクで炒めた鶏ムネ肉、じゃが、ナスを入れて。
レタス・トマト・ツナのサラダ、ご飯。
スープカレーは、そんなに量がなさそうなのにお腹いっぱいになる。
夜、何気に冷えるのでお風呂に入ったら身体が楽になる。
ダーが帰って、人志松本のすべらない話3。超笑う。
カツオを切って、モンチとビーにあげて、
殿は寝ていたので殿の分をテーブルの上に置いた。
ビーは自分の分を食べ終えて、モンチの残した欠片を食べると、
まっすぐテーブルの上の殿のカツオに直進し、
くわえてテーブルから降りた。
私が殿のカツオをテーブルに置いたところを見ていなかったはずなのに。
ダーにこの話をすると、
「ビーは音で何をどこに置いたかとか全部わかってるんだよ」
そうか。猫は聴覚でものの位置、動きまで把握する。
さらに、寝ようと思ってベッドに行くと、
ビーがベッドの下に行儀よくして、
「ニャア」とプレッシャーをかけるような威圧的な声で鳴く。
寝る前に、何かうまいものを頂戴、の声。
ベッドに横になったまま、別の部屋にいるダーに、
「ビーにスルメ1本あげてくれる?」というと、
ビーはくるっとダーがいる方を振り返り、
ダーの動きを読もうとしている。
ダーは聴こえなかったようなので、
もう一度「ねえ、聞いてる?」「うん?」
「ビーにスルメ1本あげてくれる?」「おう」と
ダーが答えてキッチンに向かうと同時に、
ビーもキッチンに向かって走り出した。
私のいった言葉も、ダーの動きも手にとるように把握している様子。