なぎのあとさき

日記です。

雪からの立春

2024年02月08日 | 日々のこと

むふっ?


おそるるにたらず!

今年はもう降らないと思ってたら立春入って5日、朝から降り始め、午後には積もった
歯医者から出たらもう降っていて、チャリで濡れて帰る

雪なんてまるで気にしないメジロのため、早めにミカンを出しておいた
メジロは雨だろうと雪だろうと庭にくる、のは長いつきあいで知っている
今年のメジロは警戒心が薄くて、私や猫たちが庭に出ていても平気でキンモクセイの枝に止まってミカンを食べている
きっと去年も来てたカップルなんだと思う

坊やは動いてる獲物を仕留めるのがめちゃくちゃ上手いのは、ふだんオモチャで遊んでてわかる
ハーネスしてジャンプは今のところしないけど、猫の動きはいつでも予測不可能

なので坊やが庭に出てるときメジロがきたら、メジロに「あとにして~」と追いはらう
が、今年の警戒心の薄いカップルは、すぐに戻ってきてミカンをつつき始める

雪の夜、外に雪景色を見に行きたかったけど、夜もずっとみぞれがとぎれなくて外に出る気がしないなか、モンちゃんがいつものように騒ぎだし、ハーネスつけて外に出た

そのとたん、ゴロゴロゴローと轟音が響いた
雪で雷なんて聞いたことない、何の音かわからなかった
いよいよか、宇宙戦争か、と思った

モンちゃんは足がすくんでいて玄関前から一歩も動かなかった
自然の出す音ってほんとすごい
かっこいい

次の日は朝から出る出る騒いで出たのが上の写真、午前中にはほとんど雪は溶けた


雷のことはすっかり忘れたモンちゃん


モンちゃんに誘われ外に出ると、冷たい空気が気持ちいい


坊やも午後には大騒ぎして、仕事中のキーボードに何度も飛んできてはワーワー鳴くので外に出て、メジロと坊やとわたしの三つ巴の攻防

庭も何の防除もしなかったけど、草花に変わりはなかった


室内からメジロを見てるちびーず


かわいんボーイズ

週末はガラ公演
赤い衣装でポップで楽しいオープニングはKくん、発表会ではおなじみのパドドゥで、さすがの演技を魅せるOくん、官能的かつユーモアもある独特の振り付けでゴッホの世界をひらくMくん、今のりにのってる男性ダンサー3人のソロを一度に観れてガラって楽しい
Yちゃんも古の湖に舞い降りた白鷺のようで、自然を感じさせる演技は素晴らしかった
今回からパドドゥの相手が変わり、これまでのぎんぎんとはうってかわってしっとりした雰囲気

あと、初めての読書会に向けて「外部との接続」に関する本を読んでいた
人の五感のさらに外部あって、ふだんはけして認識できない世界を、呼び込む表現こそが創造だ、というような話
たとえばマティスの狂った遠近法や、セザンヌの塗りのこし、こういう穴が外部につながっている
論理的ではなく、思考を徹底的に積み上げていくところが、小説のようで、
誰もいなくなった実家で作品を作り続ける制作の過程がすごく面白かった
実家が新しい生命を与えられ、生成し続けているようにしか見えない
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