手術から3日目。
モンチンはすっかり回復して元気なキュリアス・モンチンに戻った。
起きている間は(何かないかな~)とキョロキョロしながら歩きまわり、
何もないと私の顔を見て「アウ~(何かないの~?)」
小さな背中に手を当てるとブルルルル。
モンチは過去のことはすぐに忘れて
目の前のことにしか興味がなくて、明るい猫。
一番キンタに似てる気がする。
手術の前と後で、性格が全然変わってなくてよかった。
モンの姉妹のミケも、たまたまモンと同じ日に手術を受けたとか。
里親が男子で「猫も人も疲弊した」といってた。
モンが傷を舐めようとするたびに私のお腹も痛むけど、
男子の飼い主もそうなんだろか。ダーはのんきなもんだけど。
Oさんは最近いついた猫の兄妹の妹猫をビーと呼んでるらしい。
うちのビーに柄は似てるけど顔が怖くて、
前を通る先住猫にパンチするのが日課の相当なツワモノだとか。
同じ名前をつけてくれるなんて嬉しい。
今日2月15日、ついに! 沈丁花の匂いをかいだ。
会社からの帰り道、うちの近くまで来たとこで、
よその家の塀の中から、ふいに匂ってきた。
脳にも胸にもしみるような匂いがした。
立ち止まったけれど、暗くてどこに木があるのかわからなかった。
今日は朝から暖かくて、コートなんて着てられない、
とニットのアウターで出かけた。
ダーは「Nちゃん気が早いよ~」といってたけど、
夜になっても全然平気だった。
空は曇ってて、昨日までビカビカに光ってた星も見えない。
ついに春が来る。今年の冬はばかに長かった、
何の未練もございません。さらば冬将軍。
ツタヤでCDを物色。
春の予感のせいかガールポップな気分で、
YUKIの「JOY」と、ハルカリ「音楽のススメ」を借り、
どういう風の吹き回しか、ブリトニーのベストを購入。
会社では、昨日うちの部の元相談役Gさんが亡くなって、
Bがだいぶショックを受けていた。
先週元気に自ら紙面に載ったりしてたGさん、
風呂場の浴槽で一人で死んでいるのを
会社の人が見に行って見つけたらしい。
破滅系と自分でよくいってたけど本物だった。
Bは皆に「次はあんただ」といわれてさらにショックを受けていた。
お昼ははしごのだんだん中辛。
晩御飯はアジの干物、三つ葉入り玉子焼き、
きんぴらごぼう、豆腐と若布の味噌汁、めかぶ納豆。
クック、タヒチの先住民の話。
結婚してても自由に恋愛して、
クックの船の船乗りたちが迫っても拒む女の人がいない。
恵まれた環境で時間をもてあます人間たちの
最大の楽しみはセックスだったみたい。
文明も宗教も未熟でできた子供は扼殺するとかで、
セックスを娯楽にするのはどうなんだろう。
ベスト体重より3キロオーバーしてるのに、食欲が止まらない。
今日も朝起きてすぐお腹が減り、
ベーコンエッグをレタスにのせてドレッシングたっぷり。
土曜に買ったブルマンのコーヒーを初飲み、やっぱりおいしい。
モンチの朝のお薬は、猫缶のゼリーに入れて手ずから食べさせたら、
すんなり飲み込んでくれた。
久々にダーと駅まで。
「チョコとケーキどっちがいい?」ときくと考えた末「ケーキ」。
ブルマンにあいそうなのを帰りに探そう。
駅でジャンプ。ナルト、シカマルはイノだと思ってたのに、
テマリとデート?
ワンピ、アイスバーグのいけめんぶりはシャンクスに匹敵。
デスノ、ライトはそろそろ捕まったほうがいいような気がしてきた。
ミサの命もだいぶ減っちゃったし、
Lは死ぬわけないと思うけど、レムが心配。いい子なのに。
今日はバレンタインデー。
最近は「友チョコ」ってのがあって女の子同士でチョコを交換するとか。
かわいいね~(いつもここから風)。
会社についてすぐ、いつも現金やウナギでお世話になっているBに
チョコ(1000円ちょっとくらいの)を渡すと、
「お、義理チョコだな! お前にはこれをやる」といって、
ウ○チくんという名前のウ○チの形のクッキーをくれた。
その後休みのハズのDから電話「エヴァ打つ?」。
急いで神田へ。2箱もらってDが上野に行く間代打。
初号機もヤシマ作戦も当たらず、2箱だだ飲まれ。
全て飲まれる寸前にDが戻り交代。
神田駅前でラーメンを食べて会社に戻る。
いつも出玉やお菓子でお世話になっているDの席に
チョコとウ○チくんを置いておく。
いつもとんかつや焼き鳥でお世話になっているドンちゃんは、
甘いものが苦手なので、小さめチョコにセブンスター2箱つけて、
取材でいないうちに机に置いておいた。
早めに切り上げて、帰りにタマタカに寄り、
ダーにベタな感じのハート型のチョコケーキ(ジャン・ミエ、2100円)、
自分にもマルク・ドゥバイヨルのチョコを買う。
モンチが心配なのでさっさと帰る。
帰るとモンチはいつもの元気がないようで、
鳴く声も「ァ」と一声だけ。ご飯も少し残す。
いつも元気でどんなに遊んでも遊びたりなくて、
意味もなくアーーー!と声を張り上げて鳴き、
ご飯も一番に食べ終えて他の子のご飯を狙うモンチだから、
ちょっとご飯を残してるだけでも可哀想になる。
でも可哀想なんていってる暇があったら元気づけなきゃ。
今日も雑誌から紐をちょろちょろのぞかせるとよく遊んだ。
よく、どころかエンドレスで遊び出した。
「アーーー」とも鳴くし、「ルルルルル」とも鳴く。
本調子とまではいかないけど、経過は順調。
剃られた部分の毛も、1日でうっすらと伸びている。
薬もちゃんと飲んでくれた。
ときどき絆創膏をなめようとするので、「なめたらあかん~」(天童よしみ風)。
殿とビーは寝てばかり。
ビーはモンが残したご飯をすかさず食べようとしたので、
「ビー!」と怒鳴ったりお尻をつかまえて引っ張ったりしても、
平気でガツガツ食べる。
ビーの太り具合が心配なので少しカリカリの量は減らしたけど、
春が来たら本格的にダイエットしてもらおう。私も一緒にしよう。
ダーが帰り、ケーキを食べる。
ケーキは中がほとんど濃厚な生クリームで、
ブルマンのブラックコーヒーによくあった。
ダーはチョコを1個ももらってこなくてガッカリ。
「みんなでどうぞっていうチョコしかなかった」そうで。
彼氏がもらってくるチョコがバレンタインデーの一番の楽しみなのに。
内ピー、アメトーク。
最近どうみても素人が歌を歌うCMが多い。
すべてやたらと耳障り。
素人は家の風呂ででも歌ってろ、といいたい。
特に子供が歌うのは勘弁して欲しい。
大人に媚びてるようで全然かわいいと思えない。
いつも仲良しのモンチと殿なのに、
今日にかぎって殿はモンチに冷たくするのだった。
朝9時半、モンチが帰って来た。
Oさんが車でピックアップして、連れてきてくれた。
帰ってすぐ、モンチはかごから出るとどこかに隠れてしまった。
Oさんに説明を聞いて、経過は良好。
Oさんは隣の部屋からじっと見てる殿の名を呼び、
殿は名前を呼ばれただけでうれしそうにしていた。
Оさんが帰った後でモンチを探すとベッドの下。
そこでご飯をあげたらよく食べた。病院では「シャイで」食べなかった。
すぐにモンチは出てきて、私のところに来た。
ビーと殿はモンチをくんくんかぎ、
病院にいたモンチは見知らぬ匂いがするからか、
殿は「シャー」、ビーは低いうなり声「ウウウウウウ」といって感じが悪い。
私もかいでみたら確かになじみのない匂いがした。
末っ子でやりたい放題のモンチがいない昨日、
殿とビーにとって、2匹だった頃のバランスが戻って気楽だったかも。
特にビーは、モンチが来て姫の座が奪われて面白くないことも多かったから、
いなくなったモンチがまた戻って来て、
手厚く歓待されるのが気に入らなかったのかも。
でも大丈夫、一晩寝れば、3匹仲良しに戻る。
殿もビーも気のいい猫だから。
ただ今日のところは、早くモンチを安心させたいのに、
ビーと殿が冷たいのが困りものだった。
モンは、絆創膏を舐めてはがそうとしないから
見張ってなくてもよさそうで、
本でも読むかと思ってベッドにいくと、一緒に来て丸まった。
背中に手をあてて、いつものブルルルが鳴り出したとき安心した。
お気に入りのあったかマットや、暖房の下の椅子で寝たり、
座椅子の背やビニールのバッグなど
いつもの場所で爪をとぐうちにヘコんだ気分から立ち直り、
遊びたそうな顔をするので、
いつもみたいにハードに駆け回る遊びはできないけど、
雑誌の下から紐をちょろちょろ覘かせたりして遊んだ。
立ち直ったとはいえいつもほどの元気はなくて、
今日は寝てる時間が長い。
殿の寝てる椅子の上に飛び乗ると、
殿は「シャア」とかいったけど、気にせずに丸まって寝だした。
殿がパンチすると、パンチしかえした。
ビーのことは怖いのか、自分からあまり近づかない。
殿はなめられてるのか。
今日はモンの元気を取り戻したくて、
ずっとモンを見たり、撫でたり、軽く遊んだり、草を食べさせたりしていた。
モンチは自分は草をうまく抜けないので、
私が抜いて口元に持っていくといくらでも食べる。
ビーは自分で引っこ抜くだけ引っこ抜いて、あまり食べない。
夜にはいやがって大変だったけど、初めて薬を飲ませた。
口に入れてフッと息をかけるやり方で、私の指3本に爪をぶっさした。
今日の人間のメニュー。
朝ご飯は筋子、ご飯、のり、若布と油揚げ味噌汁。
昼はチョコとイチゴジャムのトースト、ウインナー、
いり卵・ハム・サニーレタスのサラダ、コンソメスープ。
おやつは昨日買ったタルトとコーヒー。
晩御飯はメカジキの照り焼、韮と三つ葉の玉子焼、漬物入り納豆、ご飯。
スペシャのミュージック・ビデオ・アワード、
電グルとスチャダラがよかった。
テレビの洋画劇場「メン・イン・ブラック」。
ダーも私も前に一度見たはずなのに、
「ピカッと光るの」をやられたかのように二人して内容を忘れていた。
モンを病院に連れて行った後、
Oさんと別れてモスで一服してから仕事へ。
「クック」、壊血病の予防にザワークラフトを船乗りたちに食べさせる話など。
いい天気。昼、今日は休みのダーに電話すると珍しく
「今日は外でご飯を食べよう、何でも好きなものでいいよ、
お寿司でも、焼肉でも」という。
モンのことは心配だけど、何も連絡ないところを見ると
経過は順調みたいだし、モンが帰ってきてからは傍にいたいから、
外食するなら今日がいい、ということで。
お昼はトールラテだけにしておいて、まきで仕事を終わらせて、
待ち合わせの三茶駅改札へ。
寒くて10分くらい待ったらしんどくなり、
先に猫のご飯を買いにセキゼンへ。
モンの好きな黒缶。買い物が終わった頃に電話があり、
もしやと思ったけど居眠りしちゃってまだ家だといっている。
頭にきて電話を切り、猫草を買って、
お腹が減ってたのでツタヤ下のオリーブの木へ。
クラムチャウダー、パンチェッタとほうれん草のパスタ。
むかついてたらご飯がおいしくないと思って、
ダーのことはとりあえず忘れる。
料理が出るまで「クック」。タヒチでついに金星を観測。
船乗りが原住民の娘とできちゃって船を脱走したり、
原住民に火かき棒を盗まれたり。
料理が来たら本は閉じてゆっくり味わって食べる。
しかしパスタが来る頃バッグの中の携帯が鳴り出し、
切っても切ってもかかってくるので出るとダー、
「すぐ行くから待ってて」。
側に店員がいるのに思わずどなりつける、
「顔みたくないから来るな! 食事の邪魔するな!」。
切っても切っても今いる場所をいうまでしつこくかけてきた。
食後のお茶を飲んでたら来て、平謝りに謝る。
で、「ちょっと一杯飲もうよ」と何度もいうが、
「今日は気分を害してるんだからお酒なんて飲みたくない」。
そこの会計はまかせ、東急のコーヒー屋で
ブルマンを買ってもらう頃にはむかつきは収まっていた。
でも今度同じことしたらビンタの一発はさせてもらう。
ダー「スイーツでも買ってこうか」
私「スイーツでも買ってこうか」「何で繰り返すの?」
「スイーツって言葉、私あんまり使ったことないから。普通に出てくるんだね」
「俺だってNちゃん以外にスイーツなんていったことないよ」。
タマタカでダーの晩御飯のカレーと、
明日引きこもるための食材を買って、
スイーツ(イチゴタルト、フルーツタルト)を選んでる頃にはむかつきは消えていた。
CSで「トリコロール 白の愛」。
イ○ポで妻に振られた主人公の男が
手品師の男に自殺の手助けを頼まれて、
彼に勝った後、二人で雪の上をすべるシーンがよかった。
ジュリー・デルピーは最初はひどい女、と思ってたけど、
彼に再会してるシーンで壮絶にきれいだった。
白の愛の白は、絶頂中の白だったのか?
主人公がどうしたいのかはよくわからなかったけど、
そんなことわからなくていい。
イ○ポの男の絶望が果てしないことに
リアリティを感じることはできるけど、わかるわけはない。
周囲の人が優しくしてくれても、
仕事が見つかっても、救われはしない。
救われないままに次々に主人公が起こす行動は
まったく予想がつかない。
主人公の兄のよくわからなさも、そのままでいい。
弟の名前をお店につけて、奥さんもいないみたいで、
カマっぽくて、よくわからないけどそういう人もいる。
地下鉄の駅で手品師に会うシーンは本当に暗くてどうなることかと思った。
シーンのひとつひとつの絵がすばらしかった。
切ないを通り越して痛い愛の話だった。
ちょろめき!
朝10時過ぎに、かなり風邪がひどそうなOさんが迎えに来てくれた。
モンチをかごに入れて一緒に車に乗る。
モンチはかごに入れると暴れたけど、
車に乗ってからは怖がって大人しくしていた。
なるべく「モンチ、大丈夫よ」と話しかける。
20分くらいで病院に到着。
小さな病院だけど、Oさんが「腕がいい」と何度もいうので間違いない。
モンチのお兄猫のZくんもその病院で診てもらっている。
モンチは9ヶ月になるのに発情しないお子ちゃま猫だけど、
暖かくなる前に手術をすることに。
殿もビーも通った道で、人間の勝手で施すことにはいつも胸が痛む。
せめて、この子たちを一生ポンポンしようと思う。
3匹ともポンポンが大好き。
腰のあたりの血行がよくなるんだと思う。
モンは腰が細くて小さいから、まだ3本の指で軽くポンポン。
殿はがっちりとした筋肉質の猫だから、ポンポンというよりは
バシッバシッと、かなり力を入れて叩かれるのが好きで、
初めて見る人は驚く。
ビーは横になってるときにポンポンするとふとんをたたくような
パンパンという音がするけど、立ってるときにポンポンすると、
上半身を低くかまえて腰を高く上げてふんばりポーズをし、
ポンポンといい音がする。
獣医さんは、「Zくんと比べると小さいですね」。
Zくんも里親さんに大事にされていて、
テレビの上から落ちてちょっと足をひきずった、
といって獣医さんに連れて来られて何でもなかったらしい。
待合室には大きくてめちゃめちゃ元気な犬がいて、
その子もモモという名前だった。
モンチは2.8キロ。隙をついて診察台から飛び降りて
逃げようとしたので獣医さんに捕まえられ、奥に連れて行かれた。
明日の朝9時にうちに帰ってくるまで、
数え切れないほどモンチのことを考えるだろう。
私はここにいるよ、すぐ明日が来て帰って来れるよ。
モンチは今日、たくさん眠れるといい。
めずらしー2ショット
最近ビーは私が寝ようとして横になると、
私の肩~首に乗り上げて毛づくろいをはじめる。
ふわふわした毛が顔にこしょこしょ当たって、
至福に包まれながら眠りに落ちる。
猪木を取材してたらお尻を触られてまんざらじゃない気分、
というありえない夢を見てる途中で、
ビーと殿にどんケツされまくって目がさめる。
肉100(排卵ホルモン)ののろしが猪木。ダァー!
思わずCにメール。
C「二十歳の男の子にお母さんと呼ばれて放心した…」
いい天気。今日は祭日でお休み。ダーも休み。
朝ごはんはイチゴジャムトースト、
ハムと目玉焼きとサニーレタスのサラダ、コーヒー。
洗濯したり、掃除したりするほかは、一日のんびり。
昨日のうんざり気分は、目がさめた時点で消えていた。
夕方カルボナーラ。モツァレラチーズを大量に入れたせいか重い。
夜食はご飯、漬物、たらこ。
ほぼ一日中、MTVとスペシャを見ていた。時々モンチと遊びながら。
「クック太平洋探検」が面白くて面白くて。
金星の観測のために南太平洋へ向かうエンデヴァ号の航海日誌。
風向き、見えたもの、食べたもの、起こった出来事などが淡々と、
すでに何人もの船乗りが溺死、病死などしていて、みんな命賭け。
といってもラム酒を内緒で飲みすぎで凍死など、
船乗りたちはならずものが多くて船長は大変そう。
海軍の船なのに。今日はリオ・デ・ジャ・ネイロまで。
副王とクックのお手紙戦争など。
Jからまた夜中の3時に非通知で電話。
誰からか分かってるのに非通知でかけてくるのが気に入らないので、
今度かかってきても絶対出ない。
ここはいいぜ
気に入ったぜ!
11時から大塚でテレビ取材。
テレビ取材は疲れるから直帰するつもりでいて、
お腹もすくから帰りに大塚駅前のホープ軒に寄って、
と思ってたのに、会社に戻れ命令が。
赤字くらい見てくれよといっても、
「命令だ」といわれて余計に腹が立つ。
しかたなく戻ると、赤字なんてないのだった。うんざり。
「さっき3人でひつまぶし食って来た」とDが言い出すと、
Bもドンちゃんも「お前いつ戻るかわかんないし」
「うまかった~」とみんなウソでいってて、
3人とも私に会えたのが嬉しいらしい。
まあいいか、という気に。
ドンちゃんも、「昨日どうだったんですか?」ときくと
「何の事ですか?」「川口で」「俺そんなとこ行ってないよ」
と最初とぼけてたくせに、その後でわざわざデータ表を広げて、
11時まで続いたバトルの様子を詳しく語りだした。
まあいいか…。
うちの部はB→お父さん(変態ギャンブラー)、
D→継母(オカマギャンブラー)、ドンちゃん→兄貴(不良ギャンブラー)、
私→娘(唯一ノーマル)。
今日取材で会った人の中にはちょっと苦手な女性の方もいたので、
一度編集部に戻ってニセ家族の顔を見てホッとしないこともない。
継母は嫌だけど。
連日取材でパチ界に関わってもううんざり。
お金がすべてなこの世界、下品で俗悪。
プライベートではかすりもしないその世界に、
3日も連続で関わってしまったせいで気分がくさくさ。
こんな日はとっとと風呂入って寝て、
明日は休みだから、汚れた世界のことはゼ~ンブ忘れてしまおう。
と思いながら、Bのくれたスロ代で帰りにモクスロ祭。
最近財布の中身が減らないので、なんとなく勝てる気がして。
両隣で大連荘が始まったのでさっさとやめて帰る。
なんとなく勝てるなんてことはないのだ、覚えとけ~(アミバ風)。
晩御飯はシマダヤのラーメン。夜、メンB、松本伸介見て寝る。
殿がどこにいても、隣にならびたいモンチ
にゃらぶの!!
6時45分に起きて、9時までに川口へ。初めての埼京線、
駅すぱーとで快速での時間しか分からなかったので少し早めに行ったら、
快速も鈍行も止まる駅数が同じだった。埼玉って近いのね。
駅前にデカいパチ屋のある郊外の街の駅周辺は
どこも雰囲気が似てる。調布、溝口とか。
営業甘木、ドンちゃん、甘木2さんと。
お店の写真をとってたら、そのカメラを取り上げて
私の写真を撮ろうとするベタなドンちゃん。
早起きで化粧のりが悪いのでよける。
店長の取材の後、甘木2さんの隣で北斗。
4000円でBB青オーラで4連。
それが半分飲まれるくらいまでやってヤメ。
甘木2さん「女性と一緒にパチスロするなんて…」
といいながら私がいる間は全くかからず、
私が帰ろうと立ち上がったとたんにBB。
申し訳ない気がしてとっとと帰る。
開店から22時まで打つという
仕事とはいえ物好きな3人に別れを告げて。
会社に戻るとB、約束通り1万円くれる。
昨日の帰りに相当勝ったからそんな気になったらしい。
帰りにタマタカに寄り、
もらったお金で彼らにチョコを買った。
義理チョコを自分で買ったのは初めて。
みんな気前だけはいいから、私も気前よく。
オプティマイザーも買う。
晩御飯は餃子とキャベツの千切り、ワカメと卵のスープ、納豆めかぶ。
ダーが先に帰って北朝鮮戦を見ていた。
お笑いの佐久間みたいな変な歓声をあげて、
猫たちは驚いて隣の部屋へ逃げる。
トリビアで、日本のカブトムシ対ヘラクレスオオカブトムシの戦いを見る。
日本のカブトムシは自分の倍以上の大きさがある敵に果敢に向かっていき、
一度は倒したのがかっこよかった。ヘラクレスはムテキングの強さ。
お風呂で「高慢と偏見(下)」読了。1日で読んでしまった。
ジェーンとエリザベスは本当に美しくて魅力的、
女性の描く女の子だなぁ、という気がした。
外見の描写があまりないと、
自分の好きな俳優や女優をあてはめて読むのが楽しい。
ダーシーは、エリザベスとであった後の(下)では
真のいけめんに変わり、ハウルのイメージで読んでいた。
ベネット家は最後まで母・杉村春子、姉・山本富士子、
リジー・岡田万梨子。ベネットパパは笠というより中村伸雄。
ユーモアセンスの古臭くない人。
リディアの放埓ぶりも、全然嫌いじゃない。
こんな「渡る世間」を21歳で書いたジェーン・オースティンはすごい。
夜中1時すぎにJから非通知で電話。
この前のもイタ電じゃなくてJだったのか。
少しだけ間があって、「お久しぶりです」。
誰かわからなかった。日本語うまくなりすぎて。
「お元気ですか? 電波が悪いのでまたかけます」とだけ、
思いつめた声で。何なの一体。
たしか最後に「もう二度と電話するな」的なこといったのは
Jだったのに。なぜ非通知。失礼しちゃうわ。
寝る前、布団に入ってから、
布団の中からドラムスティックの先っちょを少しだけ出して
モンチと遊ぶ。
ビーが「ンー」と不満そうに鳴いてたけど、
早起きしたのですぐ眠りに落ちる。
オイルヒーターの前で丸くなり、あったまるビー。
毛がどんどん熱くなる。
あちゅいのはぜんぜんへーき!
あみ靴下にバックストラップのヒールで出かけたら、
寒さで駅に着く頃には、つま先がしびれていた。
ほんに春はきやしねぇ。そして一雨。取材で渋谷へ。
傘を持たず、地下道で用事を済ませる。
109②の地下のカフェでトマトと生ハムのパスタ。
ゆでるときの塩が足りてない味。
「ヴァージニア・ウルフ短編集」。
ブライアン・ウィルソンの音楽のような、ゴッホの花の絵のような、
美しい情景描写が、浮かんでは消えていく。
明日は仕事で川口に9時半。
B「明日はNが遅刻する方に1万円」としつこく何度もいう。
夜、「明日は早起きで仕事ということで1万円パチスロ代やる」とメール。
やくざな上司だけど、早起きのモチベーションに。
晩御飯は麻婆豆腐、マグロ納豆めかぶ。
お風呂でNくんのエッセイ集。
2002年の暮れ以来会ってない。
私は引っ越したし、彼はケータイを持ってなかった。
会わなくなって、私はすっきり軽くなった。
彼は「自分は呪われてる」とよくいってた。
実際彼といると、彼の会いたくない人にしょっちゅう出くわした。
それ以上に彼の友達にもよく出くわしてたけど。
私もいろんなとこで彼と偶然会ったけど、
2002年の暮れ以来、偶然会うことはなくなった。
私は風のようにサラリと生きたい。Light like feather.
2月6日はボブ・マーリィの誕生日だった。60回目の。
月曜。家でスモーキンビーツのハウスを聞きながら、
このまま猫と遊んでいたいけど、ジャンプの発売日なので外に出て、
ついでに、という気持ちで仕事へ。
お昼は社食つけめん、唐揚げ付。
食欲全開、チョコ、カントリーマーム(イチゴチーズケーキ味、おいしい)
が止まらない。
今日は編集部に4人揃ってて、
ブーとDは私のミスを目を皿のようにして見つけ出そうとしていて、
楽しそうだ。
でもこれだけ皆さん校正に力を入れてくれてると、
活字になる前にはミスを防げるからありがたいことだ。
ブー「1つミスするごとに100円な」。
この前、上野毛の駅で見知らぬ母娘の会話。「アレキサンダー」の話。
「××が歴史モノが好きなのはお父さんの影響ね」
「コリン・ファレルが好きなんだよ」
「コリン・ファレルって、ほらあの中国の人に…」
「ジェット・リー?」
「そう、ジェット・リーに似てるもんね」
「全然似てないよ。意味わかんない」
晩御飯は肉豆腐(絹ごし豆腐、牛肉、しらたき、春菊)生卵付、
わかめとじゃが芋味噌汁、納豆、きゅうりのつけもの、
みぶ菜のつけもの、ご飯。
簡単メニューなので30分とかからずにできた。
校了が明けてダーが早く帰り、あいのり。
「りこって、かなりの役者だね。視聴者の目も意識して、
おーせを応援するーなんていいながらしっかり『りこ楽園』築いてて
童貞どもは長くいすぎなんだから、りこに振られてとっとと席空ければいい」
などの私のリアクションを見て
ダー「加藤晴彦みたいだね」。
加藤晴彦は男のくせに感情的すぎるコメントが鬱陶しいと思ってたのに
(「回路」の加藤晴彦はすごくいい)、
いわれてみると私の加藤晴彦ぶりは否定できない。
その後CMでバカ広い白いリビングが出てきて、
「いいな~、広いリビング」とつぶやくと、
「とみに加藤晴彦化が進んでるね」って、否定できない。
デザートは、アイスクリーム、白桃、フランボワーズ、
ライチのミルクシャーベットが層になったカクテル=写真。
説明を聞いてるときからうきうきした。
お腹いっぱいだったけど、余裕の別腹。
パパがギブしたピスタチオとはちみつのケーキもいただく。
お腹も心もいっぱいに満たされる、日曜ランチ。
帰り、ホテル4階の秘密のスポットで3人で一服。
ママは「いいねえ、この秘密ストッポ」とうっかりいってから、
「ストッポ」とくりかえしいっていた。
ママのいう「クリスマスの店」に寄る。
ドイツの雑貨がいろいろ置いてある、3階建てのメルヘンなお店で、
クリスマスのオーナメントのほかに、イースターの卵、
ドイツ職人の技・木の人形、ブランコがカチカチ揺れる掛け時計などがあって、
中もメルヘンでいっぱいで、時間が止まったような雰囲気のお店だった。
今日もいい天気だった。
最近は家族イベントの日もよく晴れる。
長い事雨男だったパパが、ようやく晴れ間に抜けたらしい。
京急ストアでお買い物して、パパ・ママと別れてうちへ。
私と入れ違いに家に帰ってきたダーが寝ていて、寝室からビー、モンが出てきた。
「カンバーセーション・ピース」読了からしばらくたつけど、
今でもあの小説のことをよく考える。
具体的なものに立ち上がる抽象について。
具体的なものならなんにでも抽象が立ち上がるわけじゃない。
チャーちゃん、ヘッケ、玉の話は、猫の抽象を見て泣いた。
猫以外にはどんなものに抽象を見てるのか。
すぐ思い当たったのが「秋日和」の原節子には母の抽象を、
「秋刀魚の味」や「晩春」の笠智衆には父の抽象を見ていた。
「お早よう」で子供が「バカー」と叫ぶシーンの海には海の抽象を、
「麦秋」の原節子には、嫁入り前の娘の抽象を見ていた。
こうして並べて見ると、抽象が立ち上がっているものは
私が昔から特別に大切に思っているものばかりだ。
ということは、この抽象というものが愛なのかな、と思った。
「高慢と偏見」(上)読了。
人との軽薄なやりとりが嫌いだからと、人づきあいを軽視するダーシーに、
「私はピアノが上手くはないけど、上手くなるために練習してます」
というようなことをいうリザベスは魅力的な女の子で、
ダーシーが惚れるのもわかる。
ダーシーも実は誠実で素敵ないけめん、と思ってたけど、
上の最後まできても高慢だし、家柄のこと気にして器小さいし、
人の恋路を壊したりして好きになれない。
(下)でエリザベスやジェーンにお似合いの
素敵ないけめんは出てくるのかしら? 恋の小説は楽しい。
「私という演算」読了。
内容をのみこみきれてないけど、
人生を通して考えたいような問いがいくつか出てきた。
今特に気になることを写しておきます。
○「孤独にさいなまれ淋しくてたまらぬとき、ぼんやりと思い出に浸っていると、なぜかしら相手もやはり私のことを思い出し、私を待ち続け、やがて私たちは再会するのではないかという思いが少しずつ募ってくる」(チェーホフ『中二階のある家』)「過去は、つぎからつぎへと流れ出す事件のまぎれもない連鎖によって現在と結ばれている。そして彼には、自分がたった今その鎖の両端を見たのだ―一方の端に触れたら、他の端がゆらいだのだ、という気がした」(同『学生』)を読んで、離れた場所にいる二人の人間が同じ場所に居合わせているように考えが響きあうことが本当にあるといえるのか。
○彼ら(太宰、三島、ヘミングウェイなど)は「死」を題材にしているけれど、それは書かれることが可能な「死」であって書かれることが可能であることの外にある「死」なのではない。
ほかにもいろいろあったので、また読み返したい。
遊んで欲しいモンは「キューン」と、ダーいわく「吼えて」いる。
何年か一緒にいるビーや殿と、
まだうちに来て1年に満たないモンに対する、
いとしさ、かけがえのなさ、かわいさはみんなともう変わらない。
このことにも抽象が関係してるのかな。
今週末はダーが別冊校了で忙しいから、
私は家でのんびりしてよう、と思っていたら
昨日ママからランチのお誘いがあった。
パパのホテルに、フランスではちょっと有名な
オーべルージュのシェフが来ていて、
社長以下一度自腹で食べるノルマが課されているそうで、
私もご相伴にあずかることになった。
今週もお洒落して、12時にホテルのロビーへ。
ママは会うなり、
「フランス料理なんて半年に1回でいいのに」とぶつぶつ。
私「でも2週連続でフレンチのランチコースなんて」、
ママ「人生にそう何度もあることじゃないわね」。
先週の日曜に何年ぶりかに来ただけなのに、
常連のような微笑を浮かべてレストランへ。
食前酒はキール。
空間を広く取ってあって、30階の窓はほとんどがガラス張りで、
ギャルソンたちは皆穏やかな微笑みをたたえていて、心地のいいレストラン。
今日のメニューは、
○リヴィエラ風サンドウィッチ〝メランタ〟
○レンズ豆とサーモンのサワークリームスープ
○鱈のブランダードを詰めた花ズッキーニ ボンゴレ風 グリーンソース
○白桃のデザート ピーチメルバのように
○コーヒーとミニャルディーズ
フランス人のシェフだけあって、ボリュームがあり、
日本人にはちょっと思いつかないような味だった。
初めての味に出会うと、美味しいのかどうかよくわからないけど、楽しい。
はじめのオープンサンドだけでも、ふつうに朝食くらいの量があった。
スープは私以外は栗と鶏のスープで、
そのスープも私のスープも初めて出会う味だった。
鱈のお皿は、ズッキーニの花のオレンジ色と、
ソースのグリーンが綺麗だった=写真。デザートは別項で。
フレンチのシェフがテーブルに挨拶に来た。
ド・パルデューの若い頃みたいな感じで素敵!
写真を一緒に録って、私が「merci」といったらママも「merci」。
帰るときもお見送りしてくれて、握手をした。笑顔が素敵!
(つづく)
起きて一瞬後に土曜日だ、休みだ、と気付いて幸せ気分で寝なおす。
でも私が起きたのに気付いたビーが枕元をうろうろして
かわいく起こそうとするので起きて、朝ごはん食べてから、
寒いしベッドで本を読もうとするとビーが来て、
私の肩に半身を乗り上げて顔をごしごし洗い出した。
ビーが顔を動かすたびにビーのひげが私の顔にさわさわと触れて、
本なんか読まずに顔を洗うビーを見る。
うっとりしてきてそのうち寝てしまう。
再び起きたらもう3時半。ダーはまだ寝ている。
のんびり家事をして、「もう2時くらい?」といいながら5時頃やっとダー起きる。
ダーに朝ご飯を食べさせた後、間髪いれずにおやつを作る。
ホットケーキの粉でアメリカンドッグを作ると、
今日は牛乳が多すぎたのかこねるのが足りなかったのか
ベトベトして手にくっつきまくった上、
うまく火が通らず生揚げのものが多かった。残念!
一緒に揚げたじゃがはおいしかった。
マニックストリートプリーチャーズの新曲、
「3人とも普通にオッサンでイギリスのパブとかに普通にいそうなんだよ。
失業率70%みたいな顔」とダーがいうので見ると
確かに3人ともむやみに苦渋に満ちた顔。
「でもこの曲いいんだ、買おうかな」といってるので、
ついでにマボロシとYUKIのアルバムも薦めておく。
アマゾンでジェーン・オースティン、シラノ・ド・ベルジュラック、
中原くんの本、浄水器などを注文。
昔から本には躊躇しないでお金を払ってるけど、
本と一緒にあればホーム&キッチンのものにまで
躊躇しなくなっているのはどうなのか。
ダーは「今日はあれとあれとあれやんなきゃいけないから
会社に行かないわけにはいかない」
「仕事する気分にならねー」
「校了紙を作らなきゃ」とぶつぶついいながら7時過ぎまで粘ってから仕事へ。
プーアル茶を淹れて、SATC、シーズン4の続き。
ゲイクラブ行ってエックスもらってリチャードんち行って朝帰るとき、
化粧ののらない顔でタクシーをひろうサマンサがよかった。
2年くらい前クラブ行って朝になって、
鏡に映った自分の目の下は黒いし化粧ははげてるし、
もう歳だからクラブは卒業なんて思ってたけど、
サマンサの目の下の隈を見てたら、むしろかっこいいな、と思った。
若かった頃の自分も、ずっとこのままでいくんだ、と思ってたのだ。
SATCを見たり、トマトパスタ作ったりしてる間ずっと
モンチが「ア」「ア」と全身で鳴くので何度も中断して遊ぶ。
最近はベッドの上で紐を振って、
紐をつかまえるとくわえてキッチンに運ぶのが気に入ってるので
キッチンによくオモチャが落ちている。
キャリーがウエディングドレス着て息ができなくなったり、
結婚雑誌を無理して見たりする話。
この話は始めて見たとき、結婚アレルギーは私だけじゃなかったのか
となんというかホッとした。
なにしろ周りにはそんな人一人もいない。
誰かに「なんで結婚しないの?」と聞かれても、
質問に答えるのを含めて「めんどくさいから」と答えることが多いけど、
この話のキャリーと全く同じで、うまく言葉にはならないことなのだ。
花粉症の人に「なんで花粉症なの?」と聞くのと同じようなことだ。
キャリーは「生活が変わることが嫌」といってるけどそれだけじゃない。
ウエディングドレス着て息が苦しくなるような、生理的なことだ。
でも体質なんて歳とともに変わる。
Cはけっこう前に
「エイダンはバカ。キャリーの気がすむまで待ってればよかったのに」といってた。
朝はお粥、鮭。
ダーは会議なのに寝坊して、
「今病院で、これから点滴を打つところで、
でも今日は休めないから行きますけど」と思い切った言い訳をしている。
私の言い訳はだいたいいつも「忘れ物して」。
猫の病院に電話して予約。
「猫ちゃんのお名前は? 女の子ですね?」と話した感じがよかった。
オス?メス?はノン。ご飯のことエサっていう人もダメ。
動物と人間で言葉づかいを変えるような人はダメ。
こんな愚痴っぽくなってるのもひとえに、
冬に飽き飽きしてるからなんです。
1月のセール直後は、新しい服を着て冬も楽しめるんだけど、
ブーツもサンダルに比べたら数がなくて、一月も履いたら飽きてしまうのだ。
Bシュークリーム買ってくる。お昼は社食ラーメン。
「高慢と偏見」。世紀末の上流階級の社交話で、
出てくる人は上品で浅ましい人たちばかり。
言葉づかいがよくて身のこなしがいいってだけ。
男で社交界に出入りして人の噂話なんて、かっこわる。
Dのいない小春日和な2日間はあっとゆう間に終わる。
ドンちゃんはDの留守中、
「Dはああ見えて風俗にはいかない」「Dは人見知りだ」
「電話ないねー」とかDの話をしたがるのは、好きなのか?
晩御飯は春雨と肉団子のスープ、鮭入り寿司太郎。Bから勝ち自慢メール。
今日は猫3匹で追いかけあって遊んだ後、
珍しくモンがおとなしい。
MTVでヘビロテのYUKIちゃんの歌とクリップがかわいい。
後ろで踊ってる人たちが、荒地の魔女のゴム人間みたい。
この頃はダーが帰るまでなんとか起きていて、
帰るとご飯の支度をして私は寝る。
ダーはうまいうまいといって食べていた。
一人でベッドにいたら殿が来て、
布団の中に入ってバルルルルルといいだすと、すぐに眠りに落ちる。
ダーは熱が出て身体中痛くて眠れなかった、といいつつ仕事へ。
風邪が流行っている。長いよ冬。もう飽きたよ。
朝ごはんは一昨日のコロッケ、なめこ味噌汁。
ダーには紅茶を淹れる。
今日は薄く色落ちしたジーンズに、
M枝ちゃんにもらった水色マフラーを初使い。
冬に飽き飽きしてるので、色合いだけでも春っぽく。
ジェーン・オースティン「高慢と偏見」。
娘を嫁にやりたい一家の物語で、
自然と小津の映画の登場人物が浮かんでくる。
母のベネット夫人はまさに杉村春子。
ベネット氏は麦秋あたりの笠智衆。
娘のエリザベスは岡田万梨子。ダーシーは佐田啓二。
ビングリーは、まあ「お早よう」の三浦あたり…。
ジェーンは山本富士子。
ビングリーの妹たちは叶姉妹。今年初の海外小説なのに。
Dが出張でいない小春日和。
営業甘木さんが仕事をサボってたことが紙面に載って問題に。
編集の部長も何度もひどいこと書かれても、
誰も気にしたことなかったのに、営業の人はシャレがわかんない。
仕事サボったことより、「面が最悪」の方がヒドイと思ったけど。
帰り道、澄んだ夜空に星がキラキラ瞬いている。
今日の晩御飯はワンタンスープ、鮭、春菊胡麻和え、ご飯。
私が食べるときに、猫たちにも猫缶をお皿に分けてご飯にしたが、
ビーは鮭が気になるので早急に猫缶を切り上げ、
ご飯中の私の膝に上がった。
でも今日の鮭は塩がきついのであげられない。
仕方なくビーは猫缶のところに戻ったけれど、
気に入らないのかいつもより大げさに、お皿に砂をかける身振り。
そのまま食べ終わって片付けた後も、
ビーはすかさず流しに上がって鮭がないかチェック。
その後棚にあるのを見つけて手を出そうとしていたところを見つけて連行。