ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ブルーに生まれついて」

2022年03月16日 | 実話をもとにした映画
2016年公開の映画の紹介です

監督・脚本はロバート・バドロー。
トランペット奏者でシンガーの、チェット・ベイカーの伝記映画です。
主演・出演は、イーサン・ホーク、カルメン・イジョゴ、 カラム・キース・レニー。


1966年、イタリア。
投獄されているチェット・ベイカーの元へ、映画監督が面会に来ます。
チェット・ベイカーの自伝的映画の撮影で、監督は多額の保釈金を自ら積んでチェットを釈放させました。
ロサンゼルスに帰国したチェットは、自分の役で映画の撮影に入ります。
2番目の妻・エレインの役を、駆け出しの女優・ジェーンが演じることになります。
その日の撮影が終わり、チェットはジェーンと一緒に飲みにいきます。
しかし店を出たところで、待ち伏せしていた麻薬の売人代金を踏み倒したことを罵られ、チェットは酷い暴行を受けてしまうのです。
あごが砕かれて歯は何本も折れ、トランペットが吹けなくなるほどの傷を、チェットはおってしまいます。
自叙伝の映画の話は流れ、孤独なチェットの傍らには撮影で知り合ったばかりのジェーンがいました。
チェットは安静にせず、トランペットの練習をしてしまいます。
ある日ジェーンは、血まみれになって床に倒れているチェットを発見してしまうのです・・・

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“ジャズ界のジェームズ・ディーン”と呼ばれたチェットに近づく為、イーサン・ホークは6か月の特訓を経て撮影に挑んだようです。

イーサン・ホークは、現在俳優のみならず、作家、映画監督と、幅広く活躍しています。
「トレーニングデイ」(2001)、「6才のボクが、大人になるまで。」(2014)では、アカデミー助演男優賞にノミネート、
「ビフォア・サンセット」(2005)、「ビフォア・ミッドナイト」(2014)では、アカデミー脚色賞のノミネートがあります。
 「The Black Phone」「The Northman」「Knives Out 2」「Zeros and Ones」などが撮影中だったり。大変楽しみでございます。

ジェーン役はカルメン・イジョゴ。
 「グローリー/明日への行進」(2015)、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(2016)、「ローマンという名の男 -信念の行方-」(2017製作)などの出演があります。

≪ チェット・ベイカー 豆知識 ≫ 

第二次世界大戦後のアメリカ、1950年代に一世を風靡したトランペッターでジャズミュージシャンです。
その当時の有名なトランペッターは、黒人男性が数多くいましたが、白人のチェットは目立つ存在でした。
しかし人気絶頂期にヘロイン中毒になってから破滅、
1988年に、アムステルダム(オランダ)で逝去しました。
代表曲に『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』があります。



故・ご本人

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