『END エンド アナザーファイナル』
ZOMBIE DAWN(2011年チリ)
監督 クリスチャン・トレド
ルチオ・A・ロハス
脚本 アレックス・ウルタド
出演 クリスチャン・ラモス
ギレルモ・アルファロ
パブロ・トゥルネル
パメラ・ロハス
■ストーリー■
2006年、セロネグロ地区のハミルトン社の鉱山で感染者が出現、救援に向かった軍隊も帰ってこないまま、この地区は封鎖されてしまった。15年後、この事件がキッカケで世界でも孤立してしまった政府は、傭兵のレイノフ大佐率いる部隊に調査目的で、この封鎖地区に立ち入るのだった。
■感想■
チリ製のゾンビ映画。
劇中では、はっきりゾンビとは言っていないので、ディザスターホラーってコトになるんでしょうかね??原題で、はっきり“ZOMBIE”って言っちゃてますが・・・。
原題は“ZOMBIE DAWN”から、日本タイトルに近い“END ANOTHER FALE”に変更されたみたいです。タイトルがいくつもある作品なんて、ジャンル映画にはありがちなんで、気にしませんが、「ファイル」がなんで「ファイナル」になったのか、それの方が不思議な感じがしちゃいます。
ランニングタイム82分と、少し短めの作品ながら、ダラダラとした展開と、説明不足のZ級作品でした!TVの映画劇場で90分枠で日本語吹替えで観たら、かなり評価は良くなると思いますが、オリジナル版を字幕で観るのは辛かったです。
映画がはじまってすぐの冒頭の鉱山での兵士と民間人とゾンビの戦いのシーンはそれなりに良く出来ていたものの、その後の15年後の本筋の部分は、傭兵たちが話したり、ケンカしたりしているシーンが延々と続いちゃいます!そんなシーン要らないです!
それに、何が起きているのかが不明、説明不足です!
冒頭のハミルトン社の鉱山で起きた事件も、ゾンビが大量に発生したらしいコトは分かるんですが、なぜか感染しない人々もいて、良く分からない!
15年後の本筋の部分ですが、大佐は、ある少女を連れて帰りたいのが目的と最後の方で判明しますが、それも、なぜなのかは、最後まで不明のまま。
少女を連れ帰るのが目的なら、科学者2人を連れて行く意味が不明です。明らかに足手まといのはず!調査という名目のため、科学者を同行させなければいけなかったのかもしれませんが、それだったら、それで、そういう説明をセリフで良いのでして欲しかったですね。
封鎖された地区に、なぜか、普通に暮らしている少女と老婆。
2人以外にも15年前に救援隊の生き残りらしき部隊も存在していて、そんなに危ないエリアではないのでは??と思ってしまいます。もちろん生きていくための食料も確保出来ていたんでしょうからね。
あと、封鎖された地区にいた少女に乱暴をする兵士て、どういうコト??感染者がいるやばい地区なのに、こんなコトしますか??捕虜も平気で撃ち殺したり、この傭兵のチームってレベルが低すぎな気が。
こんなチームなので、ゾンビが集団で現れたら、あっという間に全滅!それもゾンビに襲われてでなく、仲間割れで!せっかく完全武装でゾンビがいるエリアにやってきたのに、仲間割れで全滅!あまりの展開に驚いちゃいました!
こういうゾンビ映画があるから、傑作がより一層、楽しく観れるんで良いんですけどね。55点
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