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『東野圭吾ドラマスペシャル 探偵倶楽部』 中学生向け??

2010-12-30 23:17:02 | 日本映画

『東野圭吾ドラマスペシャル 探偵倶楽部』
(2010年日本)
 監督:水谷 俊之
 脚本:深沢 正樹
 原作:東野 圭吾(「探偵倶楽部」(角川文庫))
 出演:谷原 章介
    松下 奈緒
    葛山 信吾
    伊藤 裕子
    鈴木 亮平
    黒部 進
    枡 毅

 ■ストーリー■
 漆原こずえは、行方をくらました恋人の借金の保証人になり、金融会社の取立て人に追われる生活を送っていた。そんなとき、大学の石黒教授の紹介でVIP専門の調査機関「探偵倶楽部」の二階堂匠に雇われることになるのだった。漆原こずえは、1度見たものは記憶できるという特殊な能力を持っていた。
 2人は「マサキテクノロジー」の社長の藤次郎が、喜寿を祝うパーティーに向かう。以前の依頼の結果を持っていくのだった。しかし、翌日、事件が発覚するのだった。パーティーの最中に密室だった自分の部屋から藤次郎が行方不明になるという事件の調査を、二階堂は依頼されるのだったが、、、。

 □■□ネタバレなし□■□
『ダ・ヴィンチ・コード』が難しいと思った方は読まないで下さい!

 ■感想■
 東野圭吾原作の映像化したTVムービー。
 フジTVで2010年10月22日(金)21:00~22:52の枠で放映されました。

 始まって20分くらいしたところで、
 「あなた、まるで“たにんごと”ね…」というセリフを言うシーンがありました!
 「たにんごと」って??
 他人事のコトですよね。
 「ひとごと!ひとごと!」
 出演者が、間違って発言しても、そのまんま撮影しちゃうんでしょうね、撮り直しなんかしたら怒られそうだし、、。

 ところで、今作のストーリーなんですけど、小学校高学年~中学生向けのジュヴナイルミステリー小説みたいなトリックなんですけど…。
 こんな内容のストーリーの作品を、ゴールデンタイムに放映??
 
 まず、事件が起きるのが密室!!
 なんでこんな難しいトリックを!!
 密室のトリックは、密室をいかに作り出したか!!または、実は密室にみせかけただけで実は違ってました!!の2通りが考えられるので映像化難しすぎ、、。
  
 
 肩の凝らない内容で、ミステリーとしてもジュヴナイル小説並みのトリックなんで、日曜や祝日の昼間にでも放映すればちょうど良いのに、、、。
 
  怖いお兄さんたちに囲まれた谷原章介が、返り討ちにしちゃうシーンとか出てきますけど、リアリティ無さすぎ、、。
 マックス・チャンや、ドニー・イェンじゃ無いんだから。このシーン1つ取っても、「今作ってユルユル、、」って思っちゃいます。


 肩の凝らない度  ★★★★★
 TVドラマ度   ★★★★★
 ミステリー度   ★★
 
 そんなコト言っても、説明しすぎで「中学生向け??」って思ってしまうような映画『ダ・ヴィンチ・コード』(2006年)でも、分かりづらいなんていう映画ファンもいるくらいだから、何とも言えないですけど、、。
 『ダ・ヴィンチ・コード』なんてミステリ要素0みたいな作品ですからねー。

  このドラマを制作してゴールデンタイムに放送するなら、吹替えで洋画を放映して欲しいです、、、。
 
 ミステリーだったら、『殺しのリハーサル』(1982年)でも、『謎の完全殺人』(1978年)でも放映して欲しい。でも、外国の旧作のミステリーを放送しても、喜ぶのはミステリー映画ファンだけだから視聴率取れないでしょうねぇ、、、。
   


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