『クローン・シティ悪夢の無性生殖』
PARTS THE CLONUS HORROR(1979年アメリカ)
監督 ロバート・S・ファイブソン
脚本 ロン・スミス、ボブ・サリヴァン
出演 ティモシー・ドネリー、ポーレット・ブリーン、キーナン・ウィン、ピーター・グレイブス
■ストーリー■
とある巨大な施設では、若者たちが日々体を鍛えていた。彼らは合格に達すると夢のような希望の国「アメリカ」へと行くことが出来るのだ。若者たちは“アメリカ”へ早く行けるよう努力していた。しかし、若者たちはクローン人間で、すべての行動を監視されていた。しかし、ある日、施設の中の若者リチャードは施設の中の川で缶ビールの空き缶を拾ったことで疑問を感じ始めるのだった。そんな時、リチャードはレナという女性と知り合うのだった。
■感想■
1979年製作の低予算SF映画です。でも、この作品は、SF映画ファンのみならず一般の映画ファンの間でも2005年に一躍有名になった作品です。
なぜかというと、マイケル・ベイ監督、ドリームワークス製作の『アイランド』(05年)がアイデアを盗作したとして、今作のプロデューサーが『アイランド』を訴えたからです!
日本では、古い作品の置いてあるビデオ屋を探さないと見つからない今作『クローン・シティ悪夢の無性生殖』ですけど、アメリカやイギリスではDVD化されてます。でも、なぜか、海外で発売されたDVDはランニングタイムが85分みたいなのでカット版なんでしょうか??(ちなみに日本で発売されていたのは、ちゃんとオリジナル版の90分版です。)
アメリカではスペシャルエディションのDVDまで発売されてるのに、なぜか85分版!このスペシャルエディションのDVDの発売って、多分に、盗作騒動が影響してるんでしょかね??でも、もともと、アメリカの熱狂的なSF映画ファンの間では、今作と『アイランド』が“似てる”って話題になっていたそうです。まぁ、今作のDVDは、アメリカでは2005年には発売されてましたからね。
ちょっとカルトっぽい低予算SF作品が、この騒ぎで本当のカルト作品のSF映画になりましたね!1970年代後半の作品なので、今作は、当時のSF映画同様、あくまでもSF映画ファンのためだけの作品になってます。
一般の映画ファンが観たら、ちょっと引くような展開です!まぁ、70年代の作品なんて、SF映画のジャンルに限らず、ホラー映画やB級アクション映画でも、こういう展開の作品多かったですけどね。
なんか、アンハッピーじゃないと映画じゃないみたいなノリが色濃く残ってた時代の作品なんで、今作も『アイランド』と違って爽快感は無いですからね!
とにかくSF映画ファン(というより映画ファン)しか、相手にしてない展開が潔いです!さすが70年代!映画を観る方も、ある程度、覚悟して観ないといけないです。70年代のアメリカは、不特定多数のみんながTVで見るようなTVムービーだって、SFのジャンルは『恐怖のSF戦争』(70年)のように、暗い展開が当たり前だったですからね!
それにしても、今作もすごく暗い展開の作品です。ある程度は覚悟してましたけど、このラストに向かっての展開には、@KOBAも少し引き気味になりました。 当時はアメリカ映画も、体制や権力者に対する不信感で一杯でしたね。今のアメリカ映画では、考えられない展開です。
『アイランド』と、どう似てるか確めるために観ましたけど、こっちの方がSF映画っぽくて良いですよ!万人にはオススメしないですけど。60点
PARTS THE CLONUS HORROR(1979年アメリカ)
監督 ロバート・S・ファイブソン
脚本 ロン・スミス、ボブ・サリヴァン
出演 ティモシー・ドネリー、ポーレット・ブリーン、キーナン・ウィン、ピーター・グレイブス
■ストーリー■
とある巨大な施設では、若者たちが日々体を鍛えていた。彼らは合格に達すると夢のような希望の国「アメリカ」へと行くことが出来るのだ。若者たちは“アメリカ”へ早く行けるよう努力していた。しかし、若者たちはクローン人間で、すべての行動を監視されていた。しかし、ある日、施設の中の若者リチャードは施設の中の川で缶ビールの空き缶を拾ったことで疑問を感じ始めるのだった。そんな時、リチャードはレナという女性と知り合うのだった。
■感想■
1979年製作の低予算SF映画です。でも、この作品は、SF映画ファンのみならず一般の映画ファンの間でも2005年に一躍有名になった作品です。
なぜかというと、マイケル・ベイ監督、ドリームワークス製作の『アイランド』(05年)がアイデアを盗作したとして、今作のプロデューサーが『アイランド』を訴えたからです!
日本では、古い作品の置いてあるビデオ屋を探さないと見つからない今作『クローン・シティ悪夢の無性生殖』ですけど、アメリカやイギリスではDVD化されてます。でも、なぜか、海外で発売されたDVDはランニングタイムが85分みたいなのでカット版なんでしょうか??(ちなみに日本で発売されていたのは、ちゃんとオリジナル版の90分版です。)
アメリカではスペシャルエディションのDVDまで発売されてるのに、なぜか85分版!このスペシャルエディションのDVDの発売って、多分に、盗作騒動が影響してるんでしょかね??でも、もともと、アメリカの熱狂的なSF映画ファンの間では、今作と『アイランド』が“似てる”って話題になっていたそうです。まぁ、今作のDVDは、アメリカでは2005年には発売されてましたからね。
ちょっとカルトっぽい低予算SF作品が、この騒ぎで本当のカルト作品のSF映画になりましたね!1970年代後半の作品なので、今作は、当時のSF映画同様、あくまでもSF映画ファンのためだけの作品になってます。
一般の映画ファンが観たら、ちょっと引くような展開です!まぁ、70年代の作品なんて、SF映画のジャンルに限らず、ホラー映画やB級アクション映画でも、こういう展開の作品多かったですけどね。
なんか、アンハッピーじゃないと映画じゃないみたいなノリが色濃く残ってた時代の作品なんで、今作も『アイランド』と違って爽快感は無いですからね!
とにかくSF映画ファン(というより映画ファン)しか、相手にしてない展開が潔いです!さすが70年代!映画を観る方も、ある程度、覚悟して観ないといけないです。70年代のアメリカは、不特定多数のみんながTVで見るようなTVムービーだって、SFのジャンルは『恐怖のSF戦争』(70年)のように、暗い展開が当たり前だったですからね!
それにしても、今作もすごく暗い展開の作品です。ある程度は覚悟してましたけど、このラストに向かっての展開には、@KOBAも少し引き気味になりました。 当時はアメリカ映画も、体制や権力者に対する不信感で一杯でしたね。今のアメリカ映画では、考えられない展開です。
『アイランド』と、どう似てるか確めるために観ましたけど、こっちの方がSF映画っぽくて良いですよ!万人にはオススメしないですけど。60点
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます