『ブラッディ・スワン』
BLOODY BALLET(FANTASMA)(2018年アメリカ)
監督:ブレット・マレン
脚本:マット・クラウド
ブレット・マレン
出演:ケンドラ・カレリ
キャロライン・ウィリアムス
デビー・ロコーン
カティー・カーペンター
ブレット・ワグナー
■ストーリー■
8歳のとき、何者かに両親を惨殺されたアドリアナは成長しバレリーナになる。ある日、アドリアナは「くるみ割り人形」の主役に抜擢されるのだが、怪しい人物がアドリアナの周りの人たちを殺していく悪夢を見るようになりセラピーを受けることに。しかし、実際に、殺人鬼が現れアドリアナの周りの人物たちを毒牙にかけていく、、。
■感想■
Amazonプライム配信のホラー映画。
アメリカの2018年の作品ですが、舞台設定やストーリーや音楽がなんとイタリアのホラー映画風です。
1980年代風なんで正確にはジャッロとは言えないかもしれないですけど、いかにもイタリアの殺人鬼を描いたミステリー系ホラーになっています。
ストーリーは、どこかで観たコトあるような、大した犯人ではないですが雰囲気がすごく良いです。
原題”PHANTASMA”ですが、配信版は別タイトルの”BLOODY BALLET”です。
ジャッロ映画や、1980年代のイタリアの殺人ミステリー系の作品を観なれた映画ファンだったら、すぐに犯人がわかるはず。
映画が始まって20分くらいで、犯人に違いないって思ったら、その通りでした、、。
なんでー??
こういう低予算のミステリー系ホラー映画にしては登場人物が多い作品なのに、あえて、その犯人??いくらでもストーリーにツイスト効かせて違う犯人でも登場させられたのに、あえて今作の犯人は想像通り、、、。
観ている映画ファンの40%くらいの人には分かっちゃう犯人!!
せっかく、ここまで雰囲気が良い作品なので、ランニングタイム84分と、コンパクトにまとまっていますが、あと10分くらい長くても良いから、違うエピソードの挿入と違う犯人が良かった!!
ゴアシーンがなぜか一生懸命に描写していて、トラウマになりそうです。
足首切るシーンとか、目玉にこだわるシーンとか、、。
足首切るシーンとか、さらりと描かれていますが、すごーく痛そう!!
目玉へのこだわりはルチオ・フルチ監督の作品へのオマージュでしょうか??
雰囲気が1980年代イタリア映画度 ★★★★
犯人も1980年代イタリア映画度 ★★★★★
ゴアシーン痛そう度 ★★★★
今作は【ロンド・ハットン・クラシック・ホラー・アワード】2017年優秀インデペンデント映画賞 ノミネートされています。
ランニングタイム84分の作品なんで、今は地上波でなくなっちゃいましたけど、深夜枠でも良いので90分枠の映画枠で吹替で放映されたらすごく面白く観れると思います。
イタリアのホラー映画好きなら観ても良いかも??
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