『ミュンヘン』
MUNICH(2005年アメリカ)
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 トニー・クシューナー
エリック・ロス
原作 ジョージ・ジョナス
出演 エリック・バナ
ダニエル・クレイグ
マチュー・カソヴィッツ
キアラン・ハインズ
■ストーリー■
1972年、ミュンヘンオリンピック中、「黒い九月」がイスラエルの選手村を襲い、イスラエル選手を人質に、捕らえられた仲間の釈放を要求してきた。しかし、交渉は失敗、イスラエル選手の11名が犠牲となってしまうのだった。
イスラエル政府は犠牲者の数と同じ11名のパレスチナ幹部の暗殺を決定するのだった。アヴナーは暗殺チームのリーダーに選ばれるのだった。
■感想■
スティーヴン・スピルバーグ監督がミュンヘンオリンピックで起きた事件とその後の顛末を題材にしたドラマです。
原作はジョージ・ジョナスの「標的は11人 モサド暗殺チームの記録」(新潮文庫)
ランニングタイムが、なんと164分!!長い!長い!長い!長い!長い!もうこの長さだけで観るのに心の準備が必要になっちゃいます!
重厚なドラマを描きたかったんでしょう。
エンターテイメント要素を出来るだけ廃して、主人公エリック・バナの苦悩を中心にストーリーが進んでいきます。
もともとのテーマが暗いので、こんなに長々と重厚なマジメなドラマを164分もを見せられても…。
スピルバーグ監督の作品だから、そんなにつまらないコトは無いんですけど、どうしても、この160分強のランニングタイムは必要だったんでしょうか??
観ている間は、それなりに楽しく観るコトができますが、テーマがテーマだけに観終わってから考えると、やっぱり政治色が強い作品とういうことになりますね。
確か、今作と同じテーマの作品にマイケル・アンダーソン監督のTVムービー『ギデオン テロリスト暗殺指令』(1986年)がありますね。機会があったら、こっちも観て記事にいつかしたいですね!
でも、さすが、スティーヴン・スピルバーグ監督、ラストの方の展開は面白いですよ!
最後のブチッってスイッチを切るようなあっけないラスト!1970年代のニューシネマ風の感じで投げやりな感じが良いです!ラストシーンにいくまでの展開はけっこう好きです!
でも、やっぱりそれでも、ランニングタイム160分強は長すぎ!TVムービーやミニシリーズじゃないんだから!
セルジオ・レオーネ監督が西部劇作るんで160分以上使っても、全然OKですけどね~。
あと40分くらい短かったら良かったのに!そうしたら、あと20点プラスなのに!! 50点
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ジョン・ウィリアムズ,トニー・クシュナー,エリック・ロス | |
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もし、@KOBAが映画監督で、
好きに作品を撮れるような立場でも
こういう題材は選ばないです。
『13日の金曜日』みたいな作品を撮っちゃうんだろうなぁ。
スピルバーグ監督も、
『宇宙戦争』のときよりは全然良いです!
でもこの映画撮るために、宇宙戦争撮ったのかも、、、