花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

雪の中の、、、樹木

2022-01-29 01:36:04 | Weblog

      

        春の日の、、、新芽

        夏のかおりのする、、、しらかばの葉の囁き

 

       燃える紅で しだれていたモミジ。。。

          いっせいに葉を落とし始めたら

            翌日は、、、真っ白な世界

          魔法にかかった、、、昨日までの色彩は消えて

             真っ白なページをめくる

           

        夏の日の、、、庭で咲いてたリンゴの花は

          2つの赤い実をつけて、、、冷蔵庫の中、

            植物たちの試練の季節

              香しい白い花は、、、ゆめだったのか?

 

                   冬の日に、

                雪で折れそうな 庭のオンコ

              真っ白な シルクハットは重すぎて、、、

                うなだれてゆく「オンコ」の帽子を使って脱がせてゆく

        

              78歳になった今も,、、

                   木は、、、私の友

 

     42年前、小柳先生が、「詩壇」のご指導をしていたころ

              35歳の私が、道新の詩壇に投稿した詩の

                  推敲する前の,、、原詩です。

    

 

                友

 

      あなたはきっと  

      死んだら  木になるでしょう

 

      あなたの言葉は 

      ちいさな葉になって

 

      風にゆれ   

      輝きながら  さざ波となりましょう

      

      ああ、、、

      風が光っている、、、

       

      ふりそそぐ

      葉ずれの音

        

      コートの襟を立て

      肩を まるめて 目を閉じれば

 

      夢幻の うちあけ話が

      足をひき止める

       

      あなたの木は

      枝を低く垂れたまま 

 

                 

      永遠の問いを投げかけながら  

      天に向かっている

 

                      

 

     若かったのですね、、、