梅雨にぴったりな、今回のこの句。
アザミは見た目としてはとげとげしていますが、それを裏付けるように、花言葉は「復讐・人間嫌い・独立・厳格」だそうです。
そんなある意味で「孤独な」花が、雨上がりにみせる美しさ。
とげとげした花弁の先についた雫が朝日の中できらきらと光っています。周りの
「もっと美しく愛らしい」花までもしのぐように。
この句には、もう一つの響きの美しさ、「頭韻(とういん)」があります。
是非あなたもこの句を声に出して読んでみて下さい。
最も明るい音である「あ」を最初に連ねることによって、あざみの美しさを浸透させてゆくあたり、山頭火の「冴え」をみる思いがします。
もっとも山頭火のこと、あざみをみた瞬間に句を得たのでしょうけれど。
酒と山頭火より
(今回の絵は、同じ山頭火ファンの「ポリリン」さんから投稿していただいたものです。ありがとうございました。)
アザミは見た目としてはとげとげしていますが、それを裏付けるように、花言葉は「復讐・人間嫌い・独立・厳格」だそうです。
そんなある意味で「孤独な」花が、雨上がりにみせる美しさ。
とげとげした花弁の先についた雫が朝日の中できらきらと光っています。周りの
「もっと美しく愛らしい」花までもしのぐように。
この句には、もう一つの響きの美しさ、「頭韻(とういん)」があります。
是非あなたもこの句を声に出して読んでみて下さい。
最も明るい音である「あ」を最初に連ねることによって、あざみの美しさを浸透させてゆくあたり、山頭火の「冴え」をみる思いがします。
もっとも山頭火のこと、あざみをみた瞬間に句を得たのでしょうけれど。
酒と山頭火より
(今回の絵は、同じ山頭火ファンの「ポリリン」さんから投稿していただいたものです。ありがとうございました。)