『チャタレイ夫人の恋人』については、古くから芸術か猥褻かで裁判が繰り広げられたという程度しか知らなかったが、WOWOW映画でその一端に出会えた。森を背景に繰り広げられる映像はとても綺麗だ。なるほどなるほどというところだが、イギリスの小説家、D・H・ローレンスが、1928年に発表して当初は検閲により一部の描写が削除されて世にでたとのこと。我が国では1952年に東京高裁で有罪、1957年に最高裁が上告を棄却だという。
しかし、この小説は世界の数多くの、文学その他に影響を与えただろうなという気がした。小父さんが今までテレビや映画で目にしてきたものにも模倣したものが多いのじゃないかな。森、純愛、恋そして性愛、そこには人間の根源的な性があると思う。綺麗な作品だ。
(その森で恋人たちは生きる喜びにめざめる)
英国中部の炭坑の村、ラグビー邸の主であるクリフォード・チャタレー卿は第1次世界大戦に出征し下半身不随となって帰還する。妻のコンスタンスは夫の世話とわずかな家事をこなすだけの生気のない日々を送っていたが、看護人のボルトン夫人を雇ったことで陰鬱な屋敷から少しばかり解放される。ある日、散歩に出た森の中で猟番のパーキンと出会い、その肉体的な存在感に心惹かれ、彼の小屋に足繁く通うようになる。
出演
マリナ・ハンズ ジャン=ルイ・クーロシュ イポリット・ジラルド エレーヌ・アレクサンドリディス エレーヌ・フィリエール ベルナール・ヴェルレー サヴァ・ロロフ (映画生活)
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