誕生日くると70歳になるという広島在住の講師。
57歳頃から職場や取引先でトラブルが続き出したがやり手専務の首に鈴をつけられず社員が温情社長に直訴して病院に行くことになったというが、59歳で前頭側頭型認知症との診断を受けて役職を解かれ自宅待機。
認知症の義母と同居していて認知症のことを知っていて告知を受けて「俺の人生終わったな」と引き篭りになった。
60歳、中高一貫男子校の還暦の同窓会に当時のサッカー部の仲間が無理矢理連れ出した。
「忘れたことがあったら、ワシが教えたるから出て来い」と仲間が言ってくれた、と。
総合商社の専務として営業にあちこち飛び回っていたから今日の講演会の飛行機の手配とかを自分でする。そういうスキルを身につけている。
今日の講演会を講師と聞き手と二人でするのは時系列を忘れ1時間に収まらなくなるからと事前に注釈された。
日常生活では、タンスや引き出しを無くして見えるようにし銀行や旅行会社にも「認知症です」と知らせ担当者を決めてもらい「印鑑をしまったか、財布はしまったか、、、」確認の声掛けをしてもらう。
派手なリュックを見せてくれたが、派手な衣装で新幹線で忘れて歩き出したら周りに印象深いから「おじさん、忘れているよ」と教えてくれたと。
認知症の予防ではなくて、認知症に備える お話しでした。
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