13/7℃ 啓蟄(けいちつ)
今日は概ね晴れて春の陽射しで花粉の飛散が多いとの予報だが夜には雨となる。 昨日は大阪城址公園の梅林が平年より5日遅れで満開になったとTV画像がながれていた。 大阪湾沿岸一帯では先月中旬ころより“いかなご”漁が始まりスーパーや市場などで獲れたてのイカナゴ(玉筋魚)が魚類売り場の店頭にある。 この時期、阪神間の瀬戸内沿岸の街の家庭ではではイカナゴの“釘煮”つくりが盛んの季節だ。 イカナゴは沖縄を除く全国に生息し早春に産卵し成長は早くいまが旬の小魚で呼び名も地域によって違い新潟では小女子と呼ばれていたが釘煮は小女子の佃煮の事だが故郷の新潟では一般家庭で造っていた記憶は無い。
関西、兵庫などでは生まれたばかりのものを「新子」もしくは「こな」と呼び小さいほど値が高いが画像のイカナゴは10日頃前は1,000円以上していたが昨日は1,000円を切っている。 イカナゴは昭和の初め頃まではチリメンジャコ同様釜揚されていたが“釘(くぎ)煮”は昭和の初期に神戸垂水区の鮮魚店が考案創作したもので今では神戸の名産品ともなっている。 今年のイカナゴ漁は海水の温度が冷たく例年より7~10日ほど遅れているそうだ。 春を呼ぶイカナゴ漁は大阪湾沿岸の近年の開発で最盛期の漁獲量よりは激減しているらしい。
市販の上質の“くぎ煮”は高価だがカルシュムなど栄養豊富で長期保存が可能で晩酌の付け出しには最適である。 昨年3月骨折で入院した同室で酒好きのKさんは毎日晩酌は欠かせずこの時期に自ら多くの釘煮を造っているそうなで、今週はイカナゴの釘煮に挑戦しようと思っている。
「イカナゴ」は地方によって呼び名が違うようです。
新潟ではコウナゴ(小女子)と呼んでいました。
冬から早春に産卵する魚ニシン、イカナゴ、鰯、キビナゴ・・・・等は美味しい旬の魚、徳島、指宿で食べた「キビナゴ」の刺身は絶品でした。
初耳でした。
でも「小女子の佃煮」ならよく知っています。
しかし、家庭で作るというのはあまり聞きませんね。
小女子なら、時々食べますが、『イカナゴ』という言い方は初めて知りました。