枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

長崎原爆忌

2021年08月09日 | Weblog
 一瞬のことだ。肉体は異様な塊になり心は虚ろに彷徨うばかりで定まらず。何が起きたのかさえも分からずで、気づけば咽喉が渇いて衣類毎身体は焼かれて…。ポツダム宣言を受け入れていたら、戦争は終息していたのか?原爆は落とされなかったのだろうか否である。場所こそ違え何れかに投下されている。

 H・Gウエルズのタイムマシンを読むと、事実を回避したり曲げてしまうことは出来ないとあるのだ。映画では、恋人を死なせまいと試みるが何回しても逃れられない。パラレルワールドが広がるばかり、更なる悲惨な状況が被さる。森羅万象の原点には、僅かな点にも等しいことで失せた生命体は戻らないの。

 深夜のこと地響きがしたので落雷だと思ったが、眠っていたすばるが飛び上がって起きた。その後抱き寄せていたら落ち着き傍を離れず眠る。風雨が激しくなる一方で、今朝少しは衰えてきたが強風が吹き残っている。Aさんの手当に向かい施行して、帰宅途上を図書館での返却と貸し出しだが来館者は無人。

 世間は三連休なのだ。況してや図書館が開いているのを知らぬ者も、何時もなら閉館を明日に伸ばしている。休日変更はややこしいばかりだが、誰もいないのももっけの幸い。8月号の現代農業にはお酢の特集が載っていて、無農薬での栽培には欠かせない原料。我が家は糠と塩、酢での遣り方で健康なのだ。

 阿川佐和子昨・ばあさんは15歳。坪田譲治賞を受賞された・ウメ子で、ちょっとした驚きが隠せなかった。それに阿川弘之氏の娘さんとは知らなかった。檀ふみさんと仲が好いのも、女優である彼女の影響からのこと。然し、この作品で眼から鱗が落ちた。東京タワーを時空に見立てるセンスも素晴らしいわ。

 一読の価値あり。わたくしは紙に書かれてある字が好きなので、スマホや他の機械での購読は好まない。あの書籍の物質的な重さが好い、ページを捲る手触りが堪らんのです。唾つけませんよ!傷めないようにそっと端っこを持って移す瞬間、上手くいった時の満足感と時めく一瞬で書籍に填まってしまう。

 庭で桔梗とかすみ草が揺れているのを、少し貰って硝子の器に挿す。百日紅は花弁が散乱するので手折れないし、露草も朝顔も扇子に乗せても儚げない。通草が青いながらも大きくなっており、来月になれば熟れて来るだろう。今年は蔓を野放しにしたが、来年には誘引させて花を咲かせたいものと計画中。

 台風は去ったのか、熱帯低気圧に転じたものか風雨は止んだ。水遣りは本日休止にしよう、気温も低く凌ぎ易いのは有難い。予定は未定だが明日もAさんの手当に行く。検査入院だがコロナ禍でもあり、油断はできないのだ。最近は医者の見立てではなく、機械に因る数値の羅列での判断となることが多い。

 

 
コメント (4)
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