現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「天地明察」も熱田神宮祈願

2012-09-23 20:31:45 | テレビ・映画・芸能人
日本初の暦作りに挑んだ江戸時代の天文学者、
安井算哲を描いた映画「天地明察」の滝田洋二郎
監督や主演の岡田准一、中井貴一らが、熱田神宮を
訪れ、映画の成功祈願と宣伝のキャンペーンを
行ったとのことです。

沖方丁(うぶかたとう)の小説の映画化で、算哲が
暦を作るために全国各地で北極星の位置を測る旅に
出た。その一つが熱田神宮とのこと。

中井貴一は、なんと祖母が名古屋の出身とか。

中日新聞夕刊では、九鬼守隆を主人公にした加藤廣の
『水軍遥かなり』が連載されています。戦国時代まで、
日本の暦が各地でまちまちだったのを、信長の意思で
統一しようとする動きがあり、九鬼守隆は伊勢神宮
とその裏山の金剛鉦寺の力を借ります。

この時の暦づくりと、江戸時代になっての「天地明察」
つながりはないのでしょうか。楽しみです。


なお、「天地明察」には会津藩祖「保科正之」が
名君として登場します。また「水軍遥かなり」に
出てくる金剛鉦寺は、京都明暗寺の開祖「虚竹」が
参籠したと伝えられる朝熊山山頂にある寺です。


「のぼうの城」いよいよ公開

2012-09-23 03:42:32 | テレビ・映画・芸能人
「忍城」の城代「成田長親」を描いた映画『のぼうの城』が
11月2日 ようやく公開されることとなりました。
『踊る大捜査線』の前に予告編が流れましたでござる。

昨年春公開予定だったのが、東日本大震災が起こり、
石田三成による水攻めのシーンが津波による被災者の
心情を刺激するとのことで公開延期となっていたものです。

「忍城」は、埼玉県(現)行田市にあった城で、天正18年
(1590年)豊臣秀吉の小田原北条攻めの際、石田三成率いる
2万の大軍に攻められます。その時、城主 成田氏長は
小田原に参陣していて留守。従兄弟の“でくのぼう”と
呼ばれていた「長親」が城代として、「降服か徹底抗戦か」を
迫られます。

その長親役を「野村万斉」。石田三成役をなんと「上地雄輔」。
ま、面白そうな作品ですが、私にとっては、この忍城で
討ち死にした秋山某の子供が虚無僧となって、青梅鈴法寺の
開山となるのですから、大いに関心あります。

また、長親はその後、会津の蒲生氏郷のもとに一時身を
寄せたのち、出家して自永斎と称し、最後は尾張名古屋に
移り住み、慶長17年12月4日(1613年)64歳で死去した。

ということで、なんと菩提寺は名古屋市中区の大光院。
先日、この映画の監督「犬童一心」と「樋口真嗣」の
お二人が参られ、映画のヒットを祈願されたとのこと。

ますます、観にいかなくては。